アンニョンハセヨ~ニコ

 

Kドラには九尾狐(クミホ)を題材にした作品がたくさんありますが、Kドラ初心者の自分にとって初めての九尾狐作品は、今回視聴した「九尾の狐とキケンな同居」です。

 

いやーーーー、めっちゃよかったピンクハートピンクハートピンクハート

 

設定も展開もファンタジーラブコメの王道っぽいので、途中で飽きたりシラケたりしたら離脱しようと、少し消極的に視聴開始したところ、1話からガッチリハマりました照れ

 

1話から「あ、これ絶対アタリだ爆  笑」と思った作品に出合えた時のうれしさって格別ですよねキラキラ

 

展開はある程度予想がつくのに妙に続きが気になって、寝る間を惜しんであっという間に完走しました。

 

狐に化かされていたのかもしれません(*´▽`*)

 

 
そもそも「九尾狐」について無知だったのでwikiを確認すると、韓国(朝鮮)の九尾狐は、
 
クミホは美少女の姿に化けて男性をたぶらかしてその命を奪う、悪意ある存在として描かれる。クミホは人間になりたいと願っており、男性の命を奪うのも1000人分の心臓ないし肝を食すことで人間になるためという。

 

同作品の設定も、この内容に基づいていました(本作の主人公は男性版の九尾狐です)。

 

 

※画像は、韓国の番組公式より

 

■視聴時期

2021年11月

■スコア

3.9

■視聴方法

アマゾンプライム

■放送開始年

2021年

■放送局

tvN

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです。

 

 

 

 

 

■満足点・共感した点

 

1.九尾狐の透明感と包容力

 

オルシーーーンラブラブラブ

 

視聴中、ヒロインと一緒に何度も呼びかけたしまったのはわたしだけではないはずw

 

この作品に満足した最大の理由は、オルシン(長老)こと九尾狐のキャラが魅力的だったこと。

 

九尾狐を演じたのは、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」で、ヒロインを追い詰める高利貸し役で抜群の存在感を放っていたチャン・ギヨン氏。

 

そのときの目の印象が強烈で、また別の作品で出会いたいなと思っていたので、ナイス再会でした。

 

期待通り、今回の「目」も素晴らしかったピンクハート

 

九尾狐という「感情を持たない生物の目」という意味では、ややもすればサイコパスと同じ目になりそうなところ、彼の場合はとにかく透明で儚い雰囲気の目が抜群で、サイコパスのそれとはまったく違う仕上がりになっていました。

 

さらに、老成した雰囲気が出てて、ちゃんと999歳の狐の妖怪に見えるところがお見事。

 

この完成度は「星から来たあなた」で、キム・スヒョン氏が演じた宇宙人に匹敵する。

 

そして、最初は無感情だった目に感情が芽生えていき、クールな表情から一転してダムに向けるウヨの真っ直ぐな笑顔に、ニヤニヤしまくったご婦人も多いはず(まさしく自分がそれw)。

 

ウヨは、イケメンの一挙一動にニヤニヤしたりのけぞったりするというKドラの醍醐味を、思いっきり享受できるキャラクターです。

 

画面が暗くなるシーンでテレビ画面に自分の顔が映ったとき、自分でも引くくらいニヤニヤしていましたw

 

ウヨのキャラとして特に好きなシーンは、玉を取り出し記憶を消すことを決めて出かけた旅行先で、石塔に願い事をするシーンかな。

 

「ダムさんががずっと笑顔でいられるように、好きなことをできるように、誰からも傷つけられないように」と祈るオルシン、最高ですたえーん

 

あとポイントが高かったのが、人間年齢の設定では10歳差くらいあっても、個人的に苦手な年の差カップルに見えないところがよかった(主役の2人が実際は2歳差であることを理解していたこともあるけど、2人ともちゃんと設定年齢に見えたのがまたよい)。

 

 

2.ガサツ系ヒロインの好感度

 

個人的にラブコメでシラケる要素の一つが、ガサツ系ヒロインの振る舞いなんですけど、今回はそれが全然嫌な感じがしなくて、コメディとして素直に楽しめました。

 

一般的に、美人が変顔をやると「わたしって変顔してもカワイイでしょラブラブ」というオーラが拭えないものですが、ヘリちゃんの場合はそれを感じさせないのがすごい。

 

「応答せよ1988」を彷彿とさせる素直でガサツなヒロインは、彼女の専売特許ともいえるのかな。

 

特に今回は、九尾狐がヒロインに惹かれた要素もその素直さだったので、キャラクターのハマリ方が良かった。

 

あと、「応答せよ1988」でもそうだったように、彼女ががっついて食べるシ-ンがすごく好き。

 

目の前であんなに美味しそうに食べる人を見たら、空腹を感じない九尾狐も食べてみたくなる気持ちがよくわかる!!

 

 

3.メンズの美声

 

今回、声に注目した俳優さんが2名いました。

 

一人はもちろんチャン・ギヨン氏。

 

ヒロインへ放つ「ダム氏」の低音、皆さんも大好物ですよねちゅー

 

この落ち着いた静かな声が、999歳という設定にぴったりハマっていました。

 

でも、ラストのほうで九尾狐が何度か口にした「ダマ(ダムヤ?)」の呼び方が、これまた3150ですたピンクハートピンクハートピンクハート

 

あと、ジェジン役のキム・ドワン氏

 

「スタートアップ:夢の扉」では、特に彼の声を気にしていなかったけど、これまた低音が魅力の美声でした。

 

お風呂から出たばかりのような美肌とマッチョバディのギャップもよかったw

 

そうそう、前から思っていたんだけど、キム・ドワン氏はパク・ソダムちゃんに似てる!!

 

そのイメージもあって、特に今回はいつも女子と一緒に行動している男子役だったので、妙にオバサンっぽくてツボでしたwww

 

たまにいますよね、女子の中に一人でいても警戒されるどころか溶け込んでいるオバサン系男子ww

 

 

4.好みのイケメンを発見

 

今回、チャン・ギヨン氏よりも好みだったのは、ソヌ先輩役のペ・イニョク氏でした照れ

 

あの絶妙なアーモンド形の一重が大好物なんですよ~。

 

先輩役だったけど、実年齢はまだ23歳なんですね。

 

ソク先輩(キム・ガンミン氏)も好みのイケメンだったし、ダムの弟(チェ・オソン氏)もよかった!!

 

チェ・オソン氏は、「サイコだけど大丈夫」でムン・ガンテの同僚役(実は院長の息子)だった俳優さんでした。

 

 

 

5.ベタな設定と演出にがっかり感がない

 

本作は「トッケビ」「星から来たあなた」を足して割って軽くしたような内容で、王道のファンタジーラブコメでしたが、それゆえの既視感やベタな展開でも、なぜかがっかり感やシラけた気持ちにならないという、不思議な作品でした。

 

やはり主役2人のキャラの完成度と好感度が高かったからかな。

 

あと、タイムスリップものや異世界設定もので定番の、異文化ゆえのコメディシーン。

 

わたしもさすがに視聴作品数は30を超えたので、だんだん“お約束”はわかってきたつもりでしたが、今回はひと昔前に流行ったというサウナデートや羊型のタオル(ヤンモリ)について全く知らなかったのでコメディシーンだとはわからず、オルシンのデート演出に素直にキュンキュンしてしまったちゅーちゅーちゅー

 

 

6.過去作との胸熱リンク

 

「スタートアップ:夢の扉」

 

「」スタートアップ」のラストで良い感じだったのにカップルにはならなかったインジェとヨンサンが、本作では見事にカップル成立。

 

●「応答せよ1988」

 

「応答せよ1988」では、最初は片思い、最終的には義理兄妹の関係になった2人。

 

コ・ギョンピョ氏はカメオ出演かと思ったら、ちゃんと重要なキャラだった。

 

「雲が描いた月明り」

 

突然「パク・ボゴム」の名前が出たので、「応答せよ1988」つながりかなと思ったら、さらに変換されてチャン内官が登場w

 

 

7.老け顔スギョンの必然性

 

最初、ヒロインのお母さんかと思ってしまったほど老け顔のスギョンを演じたのは、実年齢28歳のパク・ギョンヘさん。

 

女子大生にしては老け過ぎなので、なんでこの方がキャスティングされたのか疑問でしたが、教授に間違えられるという過去エピソード(オチ?)のためだったとはwww

 

ギョンヘさんは「トッケビ」の幽霊役で印象に残っていた女優さんでした。

 

 

 

■モヤモヤ点・共感できなかった点

 

●ウヨが嫉妬深い

人間ではないから「忍耐」を備えていなくて一途にヒロインを愛する設定なのかもしれないけど、たびたびストーカーのように陰ながらダムを見つめるシーンはちょっと怖かったw

 

●九尾狐の設定が粗い

中盤でとってつけたように表現された獣性の演出が雑だったり、人間性が芽生えるまでの変化の過程に矛盾や違和感を感じることが多々あった。
ラストの展開も、すでに山神が九尾狐を助ける意思があるとわかっているので、実は消滅していなくて人間として戻ってきたところで「でしょうね」としか思えず。
 

●最終回が微妙

物語としてピークだったのは、ダムの記憶を消したのに実は消えていなかったくだりや、15話でまさかの九尾狐消滅オチになりかけたときえーん
それに比べると最終回は、バタバタとわかりきったどんでん返しになり、周囲のキャラクターたちも雑に回収されてしまっったので、あっけなかった。
九尾狐消滅危機エピソードがもう少し早めにやってきて、そうならないようにするためのストーリーがきちんと描かれていたら、もっと満足度が高かったかな。

 

*************

 

気になっていたチャン・ギヨン氏が予想以上に良い俳優さんだったので、1月に配信予定の「今、別れの途中です」だけでなく、「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」「ここに来て抱きしめて」への視聴欲も上がってしまったピンクハート

 

人気の若手俳優さんであることに納得です!!

 

ではまたバイバイ

 

 

【※追記:関連記事をリンク】

 

『【韓国ドラマ再現料理】カムジャタン(「九尾の狐とキケンな同居」より)』アンニョンハセヨ~ もう15年くらい前になりますが、Kドラにハマる前、1度だけ新大久保へ行ったことがあって、その目的はカムジャタンでした。 カムジャタンといえ…リンクameblo.jp

 

 

『【韓国ドラマ登場料理】チョッパル(「九尾の狐とキケンな同居」より)』アンニョンハセヨ~ 好き嫌いが皆無のアラフィフですが、実は食べたことのないものもそれなりにあります。 その一つが豚足。 とはいえ、食わず嫌いでもなんでもなく、…リンクameblo.jp