アンニョンハセヨ~ニコ 
 
「椿の花咲く頃」は、Kドラデビュー当初に視聴してすぐに離脱してしまった作品ですが、各賞を総なめ&評価もすこぶる高いので、自分の課題として残っていました。
 

イケメンに萌えるためorハラハラドキドキするためにKドラを視聴していた7ヵ月前の自分では、この作品の良さが理解できなかったと思うので、寝かせておいてよかった!!

 

とういか、Kドラって本当にすごいなと、改めてノックアウトさせられた作品でした。

 

(※特記なしの画像はすべて、Netflix公式サイトより)

 

■視聴時期

2021年7月

■スコア

4.0

■視聴方法

Netflix

■放送開始年

2019年

■放送局

KBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■良かった点

1.最終回が神すぎる

 

いつも視聴しながら感想をちょこちょことメモしているので、19話まで視聴した時点でブログの下書きをほぼ書き終えていましたが、最終回があまりにも素晴らしすぎたので、半分以上書き直しました!!

 

なぜなら、これまで視聴したKドラの最終回で、最も完成度が高かったから。

 

この作品を視聴した自分の感情の流れは、

 

好みのイケメンが登場しないし、作品のテーマが読めず少し退屈

下矢印

連続殺人事件の犯人が気になる

下矢印

ドンベク&ヨンシクカップルの恋の行方にキュンキュンしてきた(&ヨンシク萌え)

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登場人物それぞれに愛着がわいてきた

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ヨンシク最高ハートハートハート

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各オンマの愛情に涙

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とはいえ、ベタな不幸エピソードが続くな

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なかなか話が進まなくなってきた。で、結局犯人誰よ?

下矢印

犯人も捕まったし、尻すぼみ感出てきた

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周囲のいろいろなエピソードが、最後に雑に回収されて終わるんだろうな

下矢印

最終回すごい\(^o^)/

 

 

これまで視聴したKドラの最終回は、駆け足で雑にまとめられるパターンが多かったので、今回も全く期待していませんでした。

 

しかし本作においては、この最終回のために19話があったと思えるほど完璧な作りで、すかさず2周しました。

 

特によかった最終回のパーツは、

 

●「ファン・ゴウン」の名札がついた制服

最初、なぜヒャンミの遺品を掛けているんだろうと混乱した浅はかなワタシ。

まさか、後に2人に女の子が生まれて、ヒャンミの本名をつけたとはえーんえーんえーん

しかも生前のヒャンミのセリフ「生まれ変わったらドンベクさんの娘になりたい」の回収だったとはえーんえーんえーん

登場人物の中で唯一の犠牲者となってまったヒャンミですが、ちゃんと彼女を大事に思ってくれる人の心の中で生きていたんですね。

素晴らしすぎる回収で、この2秒のシーンためにここまでの物語があったのかと思ったほど。

しかも、取ってつけたようなお涙頂戴シーンではなくて、これまでドンベクとヨンシクのキャラクターが丁寧に描かれてきたからこそ、この2人が娘にゴウンと名付けたことに対して心底共感できた。

 

●ドンベクの夢がかなう

感謝の言葉を言われたいからと、駅の忘れ物預かり所で働くことに憧れていたドンベク。

駅のシーンは、ドンベクがヨンシクを好きになった思い出の場所としても重要だったので、まさかの回収にニヤリとしたシーン。

夢を叶えられた要因の一つに、ドンベクが町という家族の一員として信用される存在になった背景もあるのかな(信用できない人には荷物を預けられない)。

また、引っ越してきたばかりのときは交渉してもダメだった店の窓を、最後にノ社長が工事してくれた流れもよかったです。

 

●ピルグ父、ナイスサポート

彼の行動は優柔不断で時に一貫性がないので、イライラすることもありましたが、最後はスーパースターにしかできないナイスサポートで株が上がった(わたしも残高が減らない通帳と限度額のないカードがほすぃチュー)。

そして彼の男気ある行動によって、歪んでいたジェシカの価値観が戻り、2人の関係が修復できた流れもよかったです。

ジェシカの過去が世間にバレたときの「俺が知ったんだから、もうこの件は終了しているだろ」のセリフがグッときました。

 

●ノ・ギュテ夫妻の過去シーンと後継ぎ誕生

 カン選手夫妻とともに、関係が修復してくれてうれしかった2人。

2人の出会いや過去については小出しで表現されていましたが、まさか最終回で完パケが流れるとは思わなかったwww

そして、最後はホン弁護士念願の子どもが生まれた(生まれる?)のも最高だった!

主役カップルの病室キスシーンをオマージュした(このセンスも最高!!)、サスペンダーを引き寄せてからのキスシーンの流れ(しかも男女逆w)で息子を授かったのでしょうね爆  笑

 

●ジョーカーの存在意義

最初の犯人が判明したとき、結構期待外れ感があって、犯行動機も唐突&ありきたりでがっかりしていました。

真犯人の犯行動機もそれとほぼ同じだったけど、犯人が誰かというのはあまり重要ではない展開がよかった。

最後に毒入り鍋で10人が殺された事件が起きたことで、真犯人のセリフ「ジョーカーはどこにでもいる。誰でもなりえるし、また現れる」が、この作品のメッセージの一つだったと理解できました(昨今の動機が不可解な事件に対して)。

それに対するヨンシクの返しがまたよかった。

「悪人はそういないが、善人はいくらでもいる(中略)悪人がどうあがいても、頭数で勝てない」。

「善」を体現したようなヨンシクのキャラだからこそ、説得力のある言葉でした。

ちなみに、わたしは序盤から所長を犯人と疑っていたので(ミスリードにまんまと引っかかるタイプw)、真犯人の出演シーンを全然気にしていなくて、猫のエサのシーンで登場したときに彼の正体が一致しなかった。

2周めで、彼は初回冒頭のドンベクの引っ越しシーンから内装工事のスタッフとして登場したことに驚きましたびっくり

 

●ドンベク母の救急搬送に町の力が終結

これも最高の裏切りだった。

19話まで見終わったとき、きっと都合よく奇跡が起こって母は死なないんだろうなと、少ししらけていました。

ところが、町の住人(=大事な家族)を助けるために、一般人がそれぞれの力を発揮して、自分たちで奇跡を起こす展開になるとは笑い泣き

真犯人が判明したときの町のシーンで「民衆が一致団結したら政権だって覆す」とか、ラストシーンのメッセージでも「この世で一番強くて(中略)毎日奇跡を起こしているあなたを応援します」とあったように、市井の人々の底力は悪に負けない&奇跡を起こすというメッセージが最高でした。

そういえば、ノ社長の無駄に(?)広い人脈は、ラストシーンの救急車手配だけではなく、ヒャンミの遺体を見つけるシーンや違法賭博のビルの監視カメラのシーンなど各所で発揮されていて、けっこうツボでしたw

 

●ドンベク母のピンクのベレー帽

まさかあの帽子にまで意味があったとはびっくりびっくりびっくり

でも、ドンベク視点の幼少期エピソードで、L.A.に行った描写あったっけな?

いくら7歳時の記憶とはいえ、飛行機に乗った記憶なら忘れないと思うんだよなー。

引き取られてすぐ、L.A.に行く準備をしている段階で養子縁組を解消されたってこと?

最終回で唯一のモヤモヤポイントでした。

 

 

2.俳優の演技力に圧倒されまくった

 

とにかく俳優陣の素晴らしさが際立った作品でした。

 

●コン・ヒョジン

「プロデューサー」下矢印で、超お気に入り女優となったヒョジンさん。

 

 

 

演技力や総合的な好感度としては、今のところNo.1の女優さんです。

 
 

単純に顔の好みでいえば、ジェシカ役のチ・イスさんのほうがわたしの好みの路線です(「ボーイフレンド」のヒロインの秘書役や、「ヴィンチェンツォ」のヒロインの系統が好き)。

 

そして、観賞用として完璧に美しいと思うのは、スジちゃんとソン・ヘギョさん。

 

ヒョジンさんは、前回も今回も初回の登場シーンはなんかオバさんっぽく感じるのに(自分のことは得意の棚上げですw)、見ているうちに魅力を増して、特に笑ったときの目に引き込まれてしまいます。

 

そしてヨンシクが褒め言葉で「パンみたいに丸い顔」と表現していたのがすごくツボだった。

 

ほんとうにそう!! ヒョジンさんはこの広い頬に愛嬌があって素敵なんですよねピンクハート

 

今回のヒョジンさんは、自信がなくてオドオドしたキャラクターの完成度がすごかった。

 

声量のない話し方や、すぐに苦笑いをして取り繕おうとする雰囲気、そしてこの手のタイプの人がやりそうな手を口に当てるしぐさなどが、ドラマのキャラクターを超えて、実際に存在する人のようだった(でも後半は、手を口に当てなくなっていたので役作りすごいびっくり)。

 

そして、少しレトロな衣装が全部かわいくて、圧倒的なスタイルの良さとともに、毎回画面にくぎ付けになりました。

 

でも、あえて言わせていただくと、「町一番の美人」という設定には違和感があった。

 

ヒョジンさんかわいくて大好きだけど、「存在自体が傑出した美人」ではなくて、キャラクターと笑顔を含めてかわいいというイメージなので。

 

 

●カン・ハヌル

今回初めましてのカン・ハヌル氏。

 

 

最初はあか抜けない雰囲気のキャラクターのせいもあってそこまで気にならず「こういうタイプのヒーローもいるのね」と思っていましたが、見ているうちにキャラクターの魅力とハヌル氏の演技力にグイグイ引きこまれ、中盤でドンベクが元カレに対してのらりくらりと対応しているときなんて「よし、ヨンシク氏は俺がもらおう」という気持ちになった\(^o^)/

 
あれだけストレートに行動するタイプは、実際にいたらちょっと引いてしまうかもしれないけど、ドラマのキャラクターとしては本当に魅力的だったし、ピルグの野球の試合で、ドローンを担いでサングラス姿で登場したシーンでトキメキましたラブラブラブ
 
ほんとにもう、Kドラは油断したときに沼が用意されていますねw
 
image
 
名字の「ファン」は、結婚したらドンベクが「Fun(楽しい)」になれることを暗示していたのかなー。
 
「バァー」のポーズをしながら「ドンベクっシー!!と言いながらカメリアに入ってくる姿と、ドンベクを心配するときの「ウェウェウェウェー?」の言い方が大好きでした照れ照れ照れ
 
ちょっとダサメの服装も、キャラクターの魅力が増して逆に萌えた!!
 

そして極めつけは、火傷で搬送された病院で、

 

別れ話と思わせる流れで、まさかのプロポーズ

下矢印

パーカーの紐を引っ張ってからのキス

 

は神シーンだったラブラブラブ

 
 
ハヌル氏の情報をまったく持たずに視聴したため、最初はヒロインと同年代くらいかと思っていましたが、まだ30歳なんですねびっくりびっくりびっくり

 

わが推しのチョン・ヘイン氏とキム・スヒョン氏よりも年下だなんてびっくりびっくりびっくり

 

舞台出身ということなので、演技力やオーラがまた違うのかな。

 

 

演技にはまったく無知の自分が語るのは気が引けますが、セリフの発し方やしぐさ、眉の動かし方などすべてに、ハヌル氏の演技が全身全霊で詰まっていて、演じられているキャラクターを見ているのか、目の前の人間の動きをただ見ているのか、混乱することが何度もあった。

 

それと、ヨンシクをはじめとするオンサン地元民のセリフは方言がすごいそうなので、そこまで理解できれば、さらにキャラクターの魅力が感じられたんだろなー。

 

視聴を進めるにつれてヨンシクに一番感情移入して、18話でドンペクにフラれるシーンの表情に圧倒されて泣いてしまったえーんえーんえーんえーん

 

ラストシーンでは、外見はそのままでも表情と話し方だけででちゃんと50歳くらい(?)になったヨンシクが表現されていて、本当にすごかった。

 

自分の好みや萌えゾーンとは全然違う雰囲気の俳優さんだけど、今回あまりにも印象に残ったので、ほかの作品も見るぞ!!

 

なお、今回ハヌル氏のことを調べている中で、彼はわが推しの一人パク・ボゴム氏とともに「韓国芸能界の美談製造機」と言われるほど性格が良いという情報を目にしました。

 

ますます気になってきた、ハヌル氏!

 

ということで、マイ川柳を再掲させていただきます。

 

Kドラを

見れば見るほど

推し増える

<詠み人 寝不足続き>

 

 

●キム・ガンフン

ピルグ役は、お気に入りの上位に入るドラマ「スタートアップ」でドサンの幼少時代を演じたキム・ガンフン君

 

 

クリクリの目におかっぱ風(?)の髪型がたまらなくかわいくて、そのビジュアルだけでアラフィフの心はわしづかみにされるのに、さらに子役と思えない演技力で完全にノックダウン。

 

会長の言葉に傷ついて、母親に本心を隠しながらソウルへ行くことになったくだりは、母親に“嘘をついている”という演技が素晴らしかった。

 

その後、迎えに来た母親に本心を打ち明けて大泣きするシーンは、わたしがこの作品で一番泣いたシーンです。

 

ヨンシクに肩入れしていた自分でも、ピルグのためにヨンシクは身を引くべき!と思わずにはいられなかった。


Kドラは毎回子役の演技に圧倒されるけど、どんな訓練を積めばここまで完ぺきな演技ができるのか不思議です。

 

そして、ピルグの青年版が、この子とカン選手を足したイメージ通りの俳優さんだったので、よくぞこんなにぴったりの人をキャスティングしたなと感心したびっくり

 

 

*

 

ほかにも、弁護士役のヨム・ヘランさん「トッケビ」のウンタクの叔母だったびっくり)も、怪演チックな雰囲気が最高だった。

 

「トッケビ」のようにあばずれで下品な役も、今回のように知的&実は女性らしくてかわいいという役もどちらもハマっていて、視聴後にキャストを調べるまで同一人物とは気づかなかったびっくり

 

 

ほかにも、以前視聴した作品に出演していたことにまったく気づかなかった俳優さんが3人いました。

 

1人はドンベク母のイ・ジョンウンさんで、映画「パラサイト」の最初の家政婦だったびっくり

 

2人めは、ミニ大根農家のヨンシム。同じく「パラサイト」の主人公家族の母役と、「愛の不時着」のダン母だったチャン・ヘジンさんびっくり

 

3人めは、フンシクのイ・ギュソン氏「サイコだけど大丈夫」でサンテの青年期役でした。

 

もう一人のサンテことオ・ジョンセ氏は、「サイコ~」を通じて役者としてすこぶる評価が高い方と知ったので、本作ではどんな演技か楽しみに視聴しました。

 

マザコンで小心者、虚栄心がすごいけど悪い人ではないという役がハマっていて、うそ発見器以降のキャラクターが成長した演技も素晴らしかったです。

 

この役で百想芸術大賞のテレビ部門助演男優賞を受賞し、翌年サンテ役でまさかの連続受賞となったのですね。

 

 

オンサンの市場のオンマたちも、皆さん個性的でよかった(特に「愛の不時着」「応答せよ1988」にも出演しているキム・スニョンさんの振り切った白塗り化粧が最高で、時折上げる足の高さに驚いたw)。

 

あのオンマたちに混ざって、キナコ餅を一緒につまみ食いしたかったw

 

 

これ以外にも全役者が全身全霊で演技しているのが伝わってきて、初めてKドラを見たときから韓国の役者さんの演技はすごいなと思っていましたが、この作品を通じて改めて、Kドラ沼からは抜け出せないだろうと覚悟を決めましたww

 

 

 

3.オンマそれぞれの愛情表現

 

Kドラで必ずと言っていいほど取り上げられるテーマが、オンマの愛情。
 
これまで視聴した作品でも、いろいろなオンマが登場しましたが、今回も名シーンが多かったです。
 
特にヨンシク親子の関係は、個人的にグッとくるシーンが多かったので、印象に残った2つを備忘録します。
 
●息子のお古をずっと着ている
ヨンシク母が、息子の日韓ワールドカップのTシャツを着て、息子の学生時代のブカブカのスニーカーを履いているので
 
ヨンシク「いつまでそんな古いものを着ているんだ」
母「まだ着られるのにもったいない」
ヨンシク「そうやって節約して貯めたお金を渡されても、オンマが死んだ後、ワールドカップを見るたびに胸が痛むからやめてくれ」
 
ハッとした母は「30年間さんざん苦しめてきて、自分が傷つくのはイヤなのね」と(独り言を)言いながら雑巾にしました。
 
 
●火事に遭っても自分のことは助けに来なくてよい
ドンベクを助けるために火事の現場に飛び込み、火傷を負ったヨンシク。
後日ヨンシク母が、火傷の治りに効くとされるカモの煮込みをたくさん作って食べさせながら、
 
母「火の中にいたのが母さんでも助けてくれた?」
ヨンシク「当たり前だろ。嫉妬か?」
母「はっきり言うけど、私のことは助けないで」
 
 
個人的に「母&娘」「父&娘」「父&息子」よりも、圧倒的に「母&息子」がドラマチックに感じます。
 
昔読んだ『蒼穹の昴』(浅田次郎)でも、科挙の試験に受かった男性たちが故郷の方角へ向かって「マーマァーーーーー」と叫ぶシーンが、今でも印象に残っているし。
 
でも、母の過度な愛情が、時には子どもの足かせになることがあって、どの場面で流れたナレーションだったか忘れてしまったけど、
 
母性は偉大だが、すべて正しいとは限らない。
 
すごく印象に残りました。
 
さらに加えておくと、ドンベクのことをかわいがっていたのに、いざ自分の息子の交際相手とわかると急に態度が豹変したくだりは、腹が立ったけど共感もできた。
 
それとピルグへの暴言(本人が聞いているとは知らなかったとはいえ)がひどすぎたので、最後にあっさりと解消されたのはちょっとモヤモヤしてしまった。
 
7歳の子どもの心にずっと残るよ、あれは……。
 
 
 

4.エピローグの引っ張り方

 

ヒューマンドラマに加えてサスペンス要素もあった本作品。
 
各回のエピローグで、連続殺人事件の真相が徐々に明らかになっていくので、次回を絶対に見たくなる構成になっていました。
 
しかし、中盤から後半にかけてあまりにも引っ張りすぎたせいか、種明かしに拍子抜け感があり、下矢印後述するイマイチだった点につながります。
 
 

■イマイチだった点

 

●後半の展開が間延びした

各所に風呂敷が広げられ、エピローグで期待が高まり、それを小出しに回収していく流れは、最初は続きが気になってワクワクしたけど、後半になるにつ入れてやや間延びした感じに思えてしまいました。

 

特に後半は、無理矢理20話に引っ張った感じもしたので、全16話でよかったのではと思った。

 

 

●拍子抜けした展開
・ヒャンミが殺害されて遺棄されるまでの時系列

関係者全員に疑惑がかかるように、それぞれが死ぬ直前のヒャンミと接触していたことを種明かしする展開は、そもそもこの中に犯人はいないと思っていたので、引っ張りすぎた感があった。

 

・ヒャンミ弟

現在の生活や、そこに至るまでの過程がほぼ描かれていなくて、キャラ設定が謎だったので、いまいちヒャンミの苦労にも感情移入できず。

 

・ドンベク母の真意

普通に考えて、ヒロインのオンマが単なる毒親という流れにはならないはずなので、二転三転するドンベク母のキャラ設定に途中で飽きてしまった。

最後の手紙には感動したけど、これは大方予想できた展開だった。

 

・ピルグがヨンシク親子を許した経緯

自分だけに向いていたお母さんの心を奪った男と、自分を「コブ」と表現したその母。

いくらその前に信頼関係を築いていたとはいえ、あっさりと関係が修復するなんてちょっと拍子抜けだった。

 

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あまりにも素晴らしい作品だったので、感想が無駄に長くなってしまい、いつも以上に誤植や誤表現あると思いますが、用心したって鳥のフンも避けられないのが人生だから、ザッツオッケー(劇中のセリフを無理やり組み合わせてみたw)。

 

ではまたバイバイ

 

 

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