アンニョンハセヨ~ニコ 

 

「トッケビ」の2周めを完走しました\(^o^)/

 

中間報告や下矢印

 

 

 

完走1周めのレビュー下矢印で、ハマれなかったことをさんざん吐露しましたが、

 

 

 

 

2周してようやく、このドラマの魅力に共感できました爆  笑
 
いやーーーーー、最初に視聴した1月下旬から4ヵ月以上を経て、Kドラの金字塔を制した気分です(←大げさ)。

 

今だから言えるけど、完走1周めの後半は完全にサンクコストになっていたので、コスト回収できてよかった爆  笑

 

 

 

というわけで、「良かった点&2周めにして理解できたこと」「2周しても理解できなかったこと」を備忘録します。

 

 

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(※画像はすべて、番組公式サイトより)

 

■視聴時期

2021年6月(2周め)

■スコア

3.3

■視聴方法

アマプラ

 

※以下はあくまでもkabo個人の備忘録です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

 

 

良かった点&2周めにして理解できたこと

 

 

1.セリフや描写の緻密さ

 

1周めはハマれなくて、集中力が欠如していたり、前に進むことに精いっぱいで描写やセリフへの理解が追いつかなかったけど、今回は各所で「なるほどーーーーびっくりびっくりびっくり」と思わせるセリフやアイテム、設定がちりばめられていることを発見できました。

 

例えば、

 

●ヒロインがラジオPDになった理由

叔母宅で冷遇され、学校でも友達がいなかったウンタクにとって、日々の心の支えがラジオだった。

 

●キム・シンが定期的に引っ越しをする理由

同じ地にいると「老けないことを怪しまれるから」のようですが、いろいろな部分がファンタジー設定なので、まさかそんな現実的な理由とは思わなかった(笑)。

 

●スキー場にいたヒロインを発見できた背景

神様が乗り移った状態のドクファが「ウンタクはスキー場にいる」と言い、同時に蝶がスキー場を飛んでいた。

初回視聴では気にも留めなかったシーンで、もし気づいても、ウンタクがドクファには行き先を伝えていたっけなーとしか思わなかったはず。

 

●キム・シンは過去にウンタクと会っていた

朝鮮王朝時代の描写で、酒屋の店員(ウンタクの担任)の未来の姿越しに、ウンタクを見ていた。

 

●卒業式で担任の先生が泣いた理由

赤い服の女に「あなたはなぜこんな教師になったの?」と言われて担任が泣いたのは、教師を志したときの理想とは違う自分(嫌な先生)になってしまったことを、母(産神)から諭すように指摘され、後悔や懺悔の涙だった?

 

 ●サニーの記憶が消えていなかった理由

これも蝶(神様)の仕業だったとはゲッソリ

いじめられっ子の男の子に神様が乗り移っていたのに気づかなかった(結構しつこく飛んでいたけど)。

 

●68歳サニーも描かれていた

初回視聴ではサニーの不老に違和感があったけど、茶室へ入る後ろ姿は、一瞬だけどちゃんと別人の描写になっていた。

 

 

 

以上はほんの一例ですが、このような描写へ理解は、自身の視聴によるものだけではなく、ネットの解説情報を見てようやくわかったこともあります(むしろ、結構調べたアセアセ)。

 

でも、きっと多くの方はこれらを1回で理解できているんですよね(だからこその高評価だと思うので)……滝汗
 
そう思うと、自分のエンタメ理解力がいかに低レベルであるかを痛感しました。
 

 

2.茶房での人間ドラマ

 

死者が天国or地獄へ向かう過程を、死神の茶房で表現した設定が素晴らしいと思った(今さらの感想ですがアセアセ)。

 

物語に直接絡んでこないけど、ここでのやり取りだけでそれぞれの人生が描かれ、トッケビが数十年前にパリで助けた少年のシーンはメッセージ性があったし(自分で選んだ答えだけが正解になる→後のウンタクの事故にもつながっていると思った)、天国の盲導犬が迎えに来てくれていた視覚障碍者の男性のシーンはグッときました。

 

反対に、茶房に来てまでも(死んだ後も)いがみ合う夫婦や、交通事故を何度も起こした悪者、傲慢な権力者などを通じて、「正しく生きるべし」というメッセージが表現されていました。

 

 

3.トッケビの剣を抜いた後の3話が深かった

 

初回視聴の感想との大きな違いはこの点。

 

前回は「トッケビの剣を、いつ、どうやって抜くのか」というくだりが物語のピークだと思っていたので、その剣で因縁の敵を倒し、900年越しに王命に応えたいう展開にエンタメ要素を感じ、その後のエピソードが蛇足に思えてしまいました(そのわりには敵の扱いがショボかったので、アレレという感想になった)。

 

しかし、今回は後半のエピソードで

 

・運命にとらわれず自らの意思で人生を切り拓く

・大切な人とは運命で結ばれている

・ピンチのときは神様が助けてくれる(と信じる)

・愛し愛された人への礼儀として、残された人は一生懸命生きる

・今日が人生の最後だと思って生きる

 

など、人が人である理由や死生観(宗教観?)などが凝縮されていて、単なる恋愛ドラマや復讐劇ではない、複雑なテーマを実感できました。

 

また、自死を重罪とし、命の大切さがわかるまで死神として罰を受けるという設定も、自死の多い韓国ならではのメッセージかも。

 

最後の3話がなかったら、自分の脳ミソでは2周しても作品の本質を理解できなかったと思うほど、印象に残りましたイヒ

 

 

【自分の解釈メモ】

ラストシーンの川沿いで、キム・シンにサンドイッチを分けてくれた自動車整備士を、会長の車の方向へ導いたシーンの、自分的解釈と疑問。

 

これまでの展開から考えると、キム・シンに神様が乗り移ったように見えるけど、蝶が飛んでいなかったので、「善行をすれば、相手もちゃんと返してくれる(その相手が自分にとって神様になる)」という例えなのかなー。

 

そして会長にも神様が乗り移って(蝶は飛んでいないから、例えとしての神様)、整備士の男性の再就職につながるという意味か?

 

さらに言うと、整備士は大昔にパリで助けた少年の生まれ変わりで、そのときとは反対に彼がサンドイッチを分けてくれたというギミック?

 

彼の名前を「キムさん」と呼んだけど、トッケビはなぜ名前を知っているの? 作業着に名前が刺繍されていただけ?

 

 

4.ヒロインの魅力

 

キム・ゴウンさんは「ザ・韓国女優」の雰囲気とは違うので、当初は韓国でもマイナス意見が多かったようですね。
 
でも、回を重ねるにつれてそれらを挽回して広く愛されるドラマに昇華させたのは、やはりウンタクの魅力を最大限に引き出したゴウンちゃんの演技力なのだと思った。
 
特に、19歳と29歳の演技の違いが素晴らしくて(声の出し方とかも全然違う)、9年間の様子は描かれていなくても、十分にそれが伝わってきた。
 
あと、個人的に好きなのが、ゴウンちゃんの広い頬(そしてきれいな肌)。
 
この福福しい頬から醸し出される母性と屈託のない笑顔が、900年以上孤独に生きてきたトッケビの心を癒したんだろうなと思えた。
 
特に茶房でのお別れシーンは、トッケビを包み込む母のような温かさや逞しさがありました。
 
ちなみに超個人的な意見ですが、サニー役の女優さんのお顔が人工的(?)すぎて苦手なので、ヒロインのナチュラルな顔の魅力が際立ったのかなーと(だから2人が並ぶと、対比で目がチカチカしてしまった。笑)。

 

 

 

 

2周しても理解できなかったこと

 

●キム・シンがトッケビになった理由

初回の感想と重複しますが、やはりトッケビになった理由が理解できなかったタラー

 

今回はセリフを注意深くチェックしていたけど、理由はやはり「多くの人を殺したこと」らしいので、どうしても納得できない笑い泣き

 

悪事をはたらきまくったパク・チュンホンや、自死を選んだ王様への罰は理解できたんですけどね……(とはいえ、この2人も時代や立場ゆえの背景があるけど)。

 

 

 

●なぜウンタクがトッケビの花嫁に選ばれたのか

これも結局わからなかったけど、いろいろなネット記事を見た結果、理由を求める要素ではないことは何となく理解できた。

 
例えるなら、シンデレラが舞踏会へ行けるように魔法使いや動物が助けたことに明確な理由がないのと同じで、単に「ウンタクというヒロインが、トッケビの花嫁というキャラ設定」というだけなんだろうなー。
 
10年後にウンタクが記憶を取り戻したことも、その理由を求めるのは野暮というものかにやり
 
 
 
 ●ラストの時代変遷がわかりにくかった

会長の車修理のシーンと、生まれ変わった死神&サニーに遭遇したときのトッケビが同じような服装だったので、てっきり同じ日の話なのかと思って、前回も今回もめっちゃ混乱しましたw

 

車修理のシーンは10+30=40年後で、その後の屋敷を引き払うシーンから時代が変わって、以降は少なくともさらに30年後(生まれ変わった死神とサニーの年齢から推察)だったのですねタラー

 

 

 

なお、初回視聴の感想にも書いた「ドクファのその後」が描かれていない理由は判明しませんでしたねー

 

さらに、「主役カップルの年齢差の違和感は、2周してもやっぱり解消されませんでした……が、夜な夜な15や20も年下のイケメン俳優を、ニヤニヤしながら見ている自分のほうが、トッケビ夫婦よりよっぽど気持ち悪いのではと気づいた次第です(今さら)ちゅー

 

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次は簡略化されていない特別版字幕でもっとしっかり視聴したいなーと、3周めの構想を持ってしまったほど、中毒性のある作品でした(残念ながらDVD限定みたいえーん)。

 

自分にとってスルメのようなドラマになりそうです。

 

ではまたバイバイ

 

 

【追記 ※関連記事】

 

 

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