先週、視聴中の「ボーイフレンド」を中断せざるを得ないトラップに陥り(理由はこの記事の冒頭で)、次は何を見ようかとU-NEXTをチェックしていたら「プロデューサー スペシャルエディション」【2021年3月31日 23:59まで配信】の文字が……(本編には付記されていませんでしたので、特別編のみが対象のようです)。

 

「プロデューサー」は、我が推しキム・スヒョン出演作で、脚本は「愛の不時着」「星から来たあなた」のパク・ジウン先生なので、ブックマークしていた作品。

 

しかしながら、タイトルから想像するとコテコテのお仕事モノっぽくて食指が動かず(しかもテレビ局が舞台ってなると、ドタバタ系の内輪受けイメージがタラー)、視聴順の優先度としては低めでした。

 

そうは言っても配信終了の前に本編を見なくては―ーーーと、キューバ(「ボーイフレンド」の舞台)から頭を切り替えて視聴開始。

 

完走した結果、

 

良い意味で期待を裏切ってくれて超お気に入りの作品になった\(^o^)/

 

(※画像はすべて番組公式サイトより)

 

■視聴時期

2021年3月

■スコア

4.0

※2024年に再視聴して★5.0に昇格

■視聴手段

NETFLIX

■放送開始年

2015年

■放送局

KBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

■良かった点

 
1.ヒロインのキャラクターが大好き

 

初めましてのコン・ヒョジンさんが演じたイェジンは、これまで見たKドラのヒロインで一番好みでしたおねがい

 

Kドラでイマイチハマれないなーと思うことの1つが、

 

ヒロインが無駄に強気でわがまま。

 

今回のヒロインはその要素があまりなかったので、一般市民で小物のわたしにとって感情移入しやすかったですイヒ

 

仕事では強気に振る舞っていても、ほんとは臆病で優しいイェジン(しかも、スヒョン氏演じる後輩スンチャンが、それを見抜いて好きになったところがさらにGood!)。

 

コン・ヒョジンさんは「ザ・韓国女優」というコテコテのイメージではなく、最初の登場シーンでは「え、ヒロインがちょっとおばさんぽい(自分のことは得意の棚上げチョキ」というのが正直な感想でした。

 

しかし、見ていくうちにその自然な笑顔にハマり(特に笑ったときの目が最高にかわいい)、圧倒的なスタイルにくぎ付けとなり、超お気に入りの女優さんになりました。

 

イェジンのファッションも、ぜーーーんぶ好きなタイプでした。

 

ヒョジンさんの作品をもっと見たいと思い、1話でいったん離脱した「椿の花の咲く頃」の再開を決意しました!

 

もう1人のヒロイン、シンディもめちゃくちゃかわいかったんだけど、アラフィフの一般人(自分)と20代前半のアイドルにおいて、性別以外の共通点を1mmも見いだせず、全く感情移入できませんでしたぁーー(・ω・)

 

あ、共通点1つだけあったわ。

 

スンチャンへの愛情ラブ

 

 

 

2.本の章タイトルが、番組作りと人間関係(恋愛含む)どちらにもかかっている

 

キム・テホCPの著書『バラエティーPDとは』の章に沿って、2つの主軸(番組作りと人間関係)が進んでいくところが見事でした。

【2021.3.26訂正】

著者は他局の敏腕PDではなく、KBSのキム・テホCPでしたので上記を修正しました。ドラマ2周めで気づきましたm(_ _)m

 

特に印象に残ったのは、終盤の「長寿番組の理解」。

 

35年続くのど自慢番組の大物司会者が「最初から終わりを決めてやるわけではない。好きだからいつのまにか続いていた」と言っていました。

 

別のシーンではラPDが「そもそも最終回が決まっているドラマと違って、バラエティ番組の最終回は称賛の拍手をされない(視聴率低迷が主な理由だから)」と言っていたように、人生とバラエティ番組って共通の哀愁があるんだなと納得。

 

ドラマの舞台をバラエティ制作局にした背景は、放送作家(しかもバラエティー)の経歴も持つパク・ジウン先生ならではの着眼点だったのですね拍手

 

 

 

3.キム・スヒョンの役としては一番好き

 

もう最初から最後までスンチャンがかわいくてかわいくて、イェジンはなんでスンチャンを選ばなかったのか、小一時間問い詰めたい衝動にかられたアセアセ

 

これまで見たスヒョン氏作品(サイコだけど大丈夫星から来たあなた)で、スンチャンはダントツに好きなキャラクターでした。

 

しかも名前がまたかわいい。スンチャンの「チャン」が日本語の「ちゃん」のように聞こえるから、親しみがわく(カトちゃん、アグネスちゃん 的なw)。

 

陰のある保護士やツンデレ宇宙人もよかったけど、天然なポンコツ社会人(でもソウル大法学部卒の放送局勤務という優秀設定がまた良いピンクハート)が完璧にハマッていました(髪型もおぼこくてかわいい下矢印)。

 

イェジンに優しくされてはにかんだ表情や、ラPDにライバル心むき出しの表情、スタジオのステージ昇降機や怪談に怯える表情、生まれて初めて勇気を出して告白したときの表情(しかも予告がパンダのぬいぐるみなんて殺傷兵器レベルのかわいさwww)など、すべてがかわいくて、どこかにスンチャン落ちてないかなーヾ(≧▽≦)ノと、本気で探しに行きそうになったわ流れ星

 

 

それと、個人的にキム・スヒョン氏の酔っぱらった演技が大好物(←言い方)なので、今回も見ることができて幸せでしたぁーーーー\(^o^)/(しかも酔っ払い演技の最高傑作ですよ、あれは!!)。

 

ちなみに、酔っ払いスヒョン氏は「サイコだけど大丈夫」の最終話でも確認できますので、よろしければ併せてチェックしてくださいねおねがい

 

 

 

4.サブキャラのギャグパートが面白い

 

ギャグパートが何度も出てくると、しつこく感じてしまうこともありますが、この作品においては毎回爆笑しました。

 

●その1

サラリーマンの縮図ともいえる局長とCP。

毎度のごはんネタが大好きでした。

CPは「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で、コーヒー会社の理事役でした(役立たず系キャラは今回と似ているw)。

事なかれ主義かと思いきや、局長は最後にいい仕事しましたね(GJ!)。

 

●その2

ストーリーに直接絡まないのに、存在感(圧?)がすごかった2人。

結局、ヤンミの正体が謎だったのが残念。

社長との会食で、ホンスンのマッチョ自慢がやぶ蛇だった(仕事が暇認定された)のが爆笑でした。

 

 

●その3

アンチオフ会に参加しようとしたマネージャー。

駐車場の最終シーンで、シンディが「マネージャーはバスで向かっている」と言っていたけど、彼のことかな。

だとしたら、彼は営業や経営が得意そうには見えないから、今後のシンディが心配です。

 

 

●その4

風貌やキャラがいろいろとデフォルメされていたせいか、敵役なのになぜか憎めなかった社長。

むしろ、最後の契約書の判子エピソードは涙。実は優しいオンマでした。

「星から来たあなた」で、ヒロイン母でしたね。

 

●その5

ゴミの分別など環境問題にうるさいスンチャン母。

スンチャンへの溺愛ぶりと、それを疎ましく思わない素直なスンチャンにも笑えました。

結婚したら大変そうだ(;´∀`)

 

 

■残念だった点

 

●主人公は誰?

メインビジュアルや公式サイトによって、キャストの並びが違うので、誰が主役なのかがわからず、視聴者としての感情や視点をどこにおけばいいのか迷いました

4人並んだ宣材写真下矢印の真ん中に立つ2人が主役だと思っていたのですが、サイトによってはキム・スヒョンの名前がトップだし、ドラマ内でもスンチャン視点の演出が多かったような。

最終回の回想シーンなんて、完全にスンチャンの一人舞台だったし。

 

 

●ドキュメンタリー演出の種明かしがなかった

キャラクターの本心を表現するのにとても効果的な手法だったので、最終回で、誰が何のために撮っているものなのか、壮大な種明かしがあるのかと期待していました(それ含めてバラエティー番組の制作だった、的な)。

第1話で、新人PDに密着するドキュメンタリーのような前振りがあったと思うのですが、そうであるならば、それはそれできちんと風呂敷を畳んでほしかったなと。

 

●ヒーローが地味

ラPDが普通すぎて、最終回がイマイチ盛り上がれず……(※個人の感想です)。

まあ、長年築いてきた大事な人間関係が、結果的に長寿番組(カップルor結婚?)になりましたという流れなので、ストーリー的に矛盾しているわけではないが。

ちなみにチャ・テヒョン氏は、実際の番組「1泊2日」の出演者だったそうですね(ファンなら胸熱なエピソードグッ)。

 

 

 

●スンチャン敗北

繰り返しになりますが、個人的にはスンチャンとくっついてほしかったんだよーーー!

ヒロインは、このスンちゃんのまっすぐな視線を受け入れるべき!!

 

4人並びの宣材写真の立ち位置からして、ヒロインは真ん中の人とくっつくであろうことは覚悟していた。

だがしかし、パンダのぬいぐるみで告白予告するようないじらしい子のポテンシャルに、ヒロインは気づくべきだった(; ・`д・´)

※ただし、現実でその選択をしたら、数年後にヒロインが捨てられる可能性大ですのでご注意注意注意注意

ヒロイン部下のセリフ「申し訳ないと思うほうを捨てる」が、模範解答です。

 

 

あ、残念ポイントがもう1つ。

K-popまで手を出していないので、数々の特別出演がよくわからなかったです(ボゴミ様だけはわかりましたピンクハートピンクハートピンクハート)。

 

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まもなく配信終了の「プロデューサー スペシャルエディション」の感想は、また別の投稿でアップしますね。ではまた( `ー´)ノ

 

 

【追記(関連記事をリンク)】