アンニョンハセヨ〜。昨日、美容院へ行ったときの話
わたしは昨年、その美容院の方々からKドラを勧められて視聴開始したので、リアルで唯一Kドラトークできる貴重な場所でした。しかし、彼らのKドラブームは終わってしまったようで、昨日は熱く語るわたしに若干引いていました
もう本当にこのブログ以外で話せる場がなくなってしまったので、思いのたけを叫び続けたいと思います
今日は、週末に完走した「星から来たあなた」。
ドラマの完走順では9番めですが。時間がたつと忘れている感情もあるし、その後に積み重ねたKドラ経験値のせいで、見え方が変わってしまうこともある……。
まだ書いていない「ある春の夜に」「スタートアップ」「応答せよ1988」「サイコだけど大丈夫」も、なるべく早く書かないとー。
と、一人決意表明したところで「星から来たあなた」に戻ります。
一番見たかったスヒョナのドラマなので、期待値MAXでした
■視聴時期
2021年3月
■スコア
3.8
■視聴手段
U-NEXT
■放送開始年
2013年
■放送局
SBS
※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。
※以下よりネタバレありです。
■良かった点
1.キム・スヒョンが宇宙人にしか見えない
キム・スヒョン氏の作品はまだ2本めですが、今回も本当に演技が凄まじかった 完全に宇宙人ににか見えませんでした
真面目な表情で超能力を使ったり、キスして寝込んだりするシーンはコミカルで笑えたし、最終回で泣きながら別れを告げるシーンでは、本当にト・ミンジュン氏は遠い星に帰ってしまう宇宙人なんだと泣かされました。
わたしはKドラビギナーかつ、演技における造詣の深さは1mmもありませんが(むしろマイナス)、キム・スヒョン氏の演技の魅力は、その作品の世界観に連れ込む引きの強さだと思います。
「サイコだけど大丈夫」でも同じように思ったし、今回は設定が完全なファンタジーなのでより強く感じたなー。
話はそれますが、もう1人の推しであるチョン・ヘイン氏の演技はその逆で、日常にスンと溶け込んで、彼がこっちの世界へ入り込んできてくれるイメージ(※視聴済作品が、たまたまそんなテイストだからかもしれませんが)。
キム・スヒョン氏は今回大学講師を演じるにあたり「人に物を教えるという演技を練習した」と、メイキング映像で言っていました。彼は1つのセリフを100通り用意してくるいう情報を見たことがありまして、そんな真面目なところにますます惹かれました
2.ライバルや友が敵化しなかった
セミとフィギョンが、いつ豹変するのかとヒヤヒヤしていましたが、胸糞が悪くなる展開にならずにすっきりと終わりました。
中盤、セミが本音を打ち明けてから少し意地悪になっただけで基本は優しい子だったし、フィギョンは最後までソンイに一途で、育ちの良さの利点のみで形成された素晴らしい人格者でした。
個人的にはこの2人がカップルになる展開もありだったのではと思いました。
S&Cグループの後継者はフィギョン一択になったけど、あんなに優しくて純粋な「ザ・お坊ちゃん」タイプの彼が、経営者としてやっていけるのかが心配……。
ドラマの最後で、S&Cグループがソンイの出演作品ばかりスポンサードしていたので、そのうちフィギョンが社内で反感を買って引きずり下ろされないように祈るばかりです。
3.ラストが納得できた
「愛の不時着」と同様(同じ脚本家です)、ハッピーエンドは物理的に不可能な設定なので、結末予想が難しかったです。
「ト・ミンジュン氏が故郷へ帰らずこのまま地球で暮らす」というのが一番無難なハッピーエンドですが、予防策として、そうはいかない理由(死の可能性)が設定されていたし。
ゆえに、無理やりハッピーエンドにするために
「故郷の星から許しが出た」
「一度死んで地球人として蘇る」
など、これまでの設定をちゃぶ台返しするような展開への不安がありました。
「愛の不時着」と似たような結末ではありますが、ギリギリの落とし所だったと納得できました。
それにしても、Kドラってラストシーンが急に数年後になるパターンが多いですね。
あ、心配なことが1つ。ト・ミンジュン氏の外見がずっとあのままなら、ソンイだけおばあちゃんになってしまうのかなーと思うと、胸が苦しくなる……。
そこだけは無理やりなこじつけでもいいから、一緒に歳をとっていってほしい
4.心に残るセリフ
「別れの挨拶はできるときにしたほうがいい。本当の別れ際にはできないから」
「愛の不時着」でも同じセリフがあって、すごく印象に残っていました。
ソンイがエピローグで、ト・ミンジュン氏の不安定な地球滞在について「これが最後かもしれないと思うと、その時間がより愛おしい」と話しましたが、先のセリフと相まってぐっときました
当たり前に存在している(と思っている)親や夫、友だちなどに、いつもこの気持で接したいなと改めて思いました
<追記>※自分用メモ
・セミの母が「応答せよ1988」ドクソン母! 同作のかつら姿でさえ美人度が際立っていたが、今回は彼女の本領発揮というレベルで美しかった。
■イマイチだった点
1.主役2名のバランスが悪い
実は途中まで、ベテラン人気女優と、(地球年齢)20代のツンデレ宇宙人による、年の差カップルのロマンスだと思って見ていました。
だから、ソンイが「あと数年で30歳」と言ったり、ト・ミンジュン氏がソンイを事故から救った12年前、彼女は15歳という話が出たとき、非常に混乱した……(?_?)。
ついでに年齢設定に関する疑問点。ト・ミンジュン氏の「私が年上だから」と言うセリフがあったけど、地球年齢がソンイより上なのか それともデーモン閣下的に「10万●歳」みたいな意味だったのか?
以下、ヒロイン女優さんをディスるつもりは毛頭ありません。むしろ、個人的にはかなり好みのタイプの女優さんです。
いずれにしても、ヒロインは同年齢はまたは年下設定のようなので、ソンイがどうしても20代には見えなかった……。
ヒーローがとてつもない童顔の場合、同年齢設定で年上女優を当てるのはよくない(「ある春の夜に」も同様)。
さらに言うと、キム・スヒョン氏の顔が小さすぎて、ソンイがやたらごつく見えました(スタイル抜群の女優さんであることは理解したうえでの発言ですm(__)m)
低身長の俳優だと相手役の女優候補が限られるのと同様、キム・スヒョン氏のように顔が小さすぎると、それはそれで相手選びが大変だなと思いました。
万が一(いや、百億分の一)自分が女優だとしたら、あんな小顔の俳優と並びたくない(いらぬ心配とは重々承知です)
2.敵が小物すぎる
宇宙人&大女優というビッグスケールの敵にしては、ジェギョン(及び彼の部下)の小物感がチープでした。
犯罪の重さのわりには、長兄を殺した理由や、各種犯行の手段が子供じみていたし(ソンイを病院から連れ去ったり、アクションワイヤーに細工したり、ワインに毒を入れておびき出したり……)。
ジェギョンのキャラクター設定も薄っぺらいので、犯行動機に説得力が生まれず、ただの嫌なヤツに終始していました。
3.弁護士は宇宙人ではなかったのか
私の理解不足で申し訳ないですが、ト・ミンジュン氏と弁護士の出会いエピソードを見るまで、弁護士も宇宙人だと思っていました
宇宙人がト・ミンジュン氏1人なら、弁護士と出会うまでの400年弱はどうやって過ごしてきたのか(死亡届や資産管理、看病など)という疑問が湧いてしまい、モヤモヤが残りました。
ちなみに弁護士の俳優さんは「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で、チョン・ヘイン氏の父親を演じましたね(さらに「サイコだけど大丈夫」では、キム・スヒョン氏の上司役)
推し2名のお父さん(今回は偽だけど)ということで、めちゃくちゃ親近感が湧きました
4.期待値が高すぎた
脚本家も設定も「愛の不時着」と同じで、推しのキム・スヒョン氏が主役だから、個人的な期待値はMAXで、それを超えられなかったです。
この作品の進化版が「愛の不時着」なんだろうなと思うと感慨深かったですが、ヒーロー2人のキャラ(ツンデレ男子)が被りすぎた……。脚本家の好みなのでしょうか?
もしこの作品を先に見ていたら「愛の不時着」であそこまで感動しなかったかもと思うし、この作品をもっと面白く感じていたかもしれないです(´・ω・`)
■まとめ
キム・スヒョン氏の演技力に惚れ惚れした作品でした。
1話の登場シーンから即死案件でした