今回は相学の二回目、人相について説明します。
人相占いとは顔相、骨相、体相など、人体のつくりから性格や生涯の運勢を割り出す占いの一種です。現在は人相といえば、ほとんどが顔相のことを示しています。
顔相といっても顔のつくりだけを見るのではなく、表情、眼鏡のかけ方、化粧までを見ます。大きな意味でその人を見ると言っていいでしょう。ヘアースタイルをみることはあまりありません。人相学の大原則として
栄養質
筋骨質
心性質
じ
というものがあります。栄養質とは女性に本質的なもので、男性の中にどれだけ女性的な要素がふくまれているかを見ます。筋骨質とは名前からもわかるように男性に本質的なもので、女性の中にどれだけ男性的な要素が含まれているかを見ます。心性質とは知能の程度を示します。全体的な傾向として上がり気味だと筋骨質、下がり気味だと栄養質が入っていると見ます。
顔は大きく三つに分けて、それぞれの部分で人生を見るとされています。額から上を上停と言い、年齢的には25歳ごろまでを表わします。心性質がよく出て、先祖のこと、育ち、信仰心がわかるとされています。中停は、25歳から45歳ごろまでを指し、その人の石の強弱、決断、実行力などを表わします。下停は老年時代で、家庭のことをいうとされています。
額
顔の形は一歳までのものがその人本来のもので、幼児期に多少変わっても大人になると元に戻ります。さゆうに広がる形のものは長男長女の相、丸っこいものは三男四男の相とされています。。長男で丸っこいものは長男向きでなく、最上部の天中と言われる部分に大きな穴がある人は三ぞの悪い因縁を受け継いだ人と言われます。
目
顔相におにおいては目が非常に重要視されます。眉や鼻や額の形がどうであれ、それらを合わせても判断は4割程度ですが、目のみでもおよそ7割の判断ができると言われています。顔相では眼尾のことを魚尾、黒めのことを晴、白目のことをハク、眼孔のことを瞳と言います。眼頭にある肉珠を怒肉と言いますが、これ自体では、特に判断で用いませんん。白目の色、目の上の上がり方下がり方、眼光等を見るわけですが、このうち最も判断が難しいのが眼光です。白目は厳密に言うと純白ではなくやや黄色がかった色が健康とされています。
鼻
鼻は顔相だけでなく人類学などでもよく取り上げられますが、鼻は風土気候と密接に関係しているといわれています。長い鼻は寿命が長いが、高い鼻は高慢で攻撃的になりやすいといわれています。鼻の長さは顔の長さの三分の一が標準ですが、日本人は鼻が短い傾向にあるので三分の一より少し短いくらいが標準とされています。
ほくろ
顔の上
額の生え際の中央にあるほくろは幸運に恵まれるという「量幸運」。右目尻にあるほくろは異性にもてるというラッキーなものですが、浮気ぼくろでもあります。両目の中間のほくろはすこしきになるほくろで、要注意の信号です。
顔の中央
小鼻にあるほくろはマネー運があまりよくない印。くじ運、ギャンブル運にあまりきたいしないことで、小さければ小さいほどよくありません。鼻柱にあるほくろはマネー運絶好調の合図。華の下の筋の中にあるほくろはあきっぱい性格で転職しやすい性格を表します。
顔の下
唇にほくろがあると、一生食べ物には困らないといわれて、グルメのシンボルのようなものです。口の端にあるほくろは、財産運を示し、大金持ちへの可能性を秘めています。あごの中央にあるほくろは不動産に恵まれ、大邸宅を手に入れることができるかもしれません。
人相は、正直、流派、書籍によって違いがあったりしますので、判断するのには、たくさんの人の顔をみて、傾向を自分でつかむことが重要かと思われます。
紗里奈