自分たちだけ安全に宴会して民衆については「どうなろうとかまうものか」と放置した為政者は…… | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

「絶望名人カフカ」頭木ブログ

『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

赤死病が蔓延したとき、

城主は千人の部下たちと城の奥深くにひきこもり、

「外の世界がどうなろうがかまうものか」と

宴会の日々…。

ポー『赤い死の仮面』

 

これ、今と似てますね。

自分たちだけPCR検査をして、

会食し、

下々の者たちにはGoToをさせて、

どうなろうとかまわない…

 

 

しかし、

感染を避けて宴会をしていた城主たちのもとに、

赤い死の仮面をつけた人物が現れる…。

怒って、取り押さえようとするが、

ひとり、またひとりと……。

 

エドガー・アラン・ポー『赤い死の仮面』は、

品川亮さんの斬新な新訳で、

新刊『ひきこもり図書館』に収録しました!

 

 

 

他の収録作品については、こちらを。

 

 

 

 

 

 

今年、最初の本です📕

ぜひよろしくお願いいたします!

 

 

私の13年間のひきこもりの経験から、

これぞという名作を集めました!

 

難しいだろうけど、ぜひに、

と願っていた作品も収録できました!