ハン・ガン『私の女の実』は
今回が"初訳"です!
マン・ブッカー国際賞を受賞した『菜食主義者』の種子となった作品です。
翻訳は『82年生まれ、キム・ジヨン』などの斎藤真理子さん!
予約受付中の新しいアンソロジー、
『ひきこもり図書館
部屋から出られない人のための12の物語』
毎日新聞出版
でお読みいただけます!
お金を貯めて、ついに国を出て行こうとしていた女性。世界中を旅するつもりでした。
しかし、孤独に生きてきた男は、彼女が旅立とうとするのを止め、結婚して都会のマンションで一緒に暮らすことを望みます。
夫にとっては温かく平和な生活。
妻はベランダで植物へと変身していって……。
「故郷でも不幸、
故郷ではないところでも不幸なら、
私はどこへ行くべきだったのでしょう」
「世の中でいちばん善良な顔をして
バスの後ろの座席で身をすくめていても、
お母さん、
握りこぶしでガラス窓をたたき割りたかったのです」
ひきこもりと、植物には、深い関係があると、私は思っています。
また、この作品には、生まれたところから動かずに生きて死んだ母親と、世界の果てまで行こうとする娘が出てきて、その対比にもひきつけられました。
植物になる妻と夫の関係、母への手紙……。
今回、初めてご紹介できて、とても嬉しいです!
他の収録作品については、こちらを。
今年、最初の本です📕
1月末に出ます。
予約受付中なので、ぜひよろしくお願いいたします!
私の13年間のひきこもりの経験から、
これぞという名作を集めました!
難しいだろうけど、ぜひに、
と願っていた作品も収録できました!
なお、
私も最近まで知らなかったのですが、本は予約数が大切とのことなので、ずうずうしいお願いで大変恐縮ですが、もしよかったら、ご予約をお願いいたします🙏
SNSに強い編集者や出版社販売部員にとっては当たり前に知っているけど、そうじゃない編集者や出版社員は気付いていないこととして、「本や雑誌は発売前にガンガン告知せよ」があります。たとえばAmazonは発売前一週間で初版入荷数を決めます。初版入荷数は著者の前歴に加えて、事前予約数で決まる。
— たられば (@tarareba722) June 8, 2020
もちろん、ネット書店さんだけでなく、お近くの実書店さんでご予約いただけると嬉しいです<(_ _)>