私のブログでも、よくオーガニックという言葉が出てきます。オーガニックミルク、オーガニック化粧品、オーガニックコットン・・・。最近は、色々なオーガニック製品を目にしますよね。

 でも、そもそもオーガニックって何はてなマークと聞かれたら、どのくらいの人が詳しく説明できるでしょうか?私も、以前英語のクラスのクラスメイトに聞かれて、「人工的な農薬や殺虫剤を使わずに育てること」くらいしか言えませんでした汗

 無農薬および低農薬、自然に還る肥料、ホルモン不使用、環境にも人にも優しい、健康的といったイメージは比較的しやすいのではないかと思います。でも、もう少し詳しくオーガニックについて調べてみることにしましょう。

 国によっても、基準など違うでしょうから、アメリカのオーガニックの定義と日本のそれとでは違う部分もあるかもしれませんが、ここではアメリカでのオーガニックおよび、USDA(United States Department of Agriculture;米国農務省)認証オーガニックのことについて書きますね。

 まず、とあるオーガニックブランドの広告に、"What does organic mean?(オーガニックってどういうこと?)"という説明があったので、これを紹介します。

Nothing artificial.人工的なものは何も使わない。)
Crops are raised without conventional pesticides or petroleum based fertilizers.(作物は、従来の殺虫剤や石油由来の農薬を使わずに育てられる。)
No genetically modified ingredients.遺伝子組み換えの材料は使わない。GMO=Genetically Modified Organismsとも。)
Animals are fed organic feed and given access to the outdoors.(動物ぶーぶーオーガニックの餌を与えられ、屋外へのアクセスがある。)
Animals are not given growth hormones or antibiotics.(動物ヒツジ成長ホルモンや抗生物質を与えられない。)

 他の雑誌や広告などを見ても、だいたい同じ内容のことが書いてあります。従来の殺虫剤というのは、少し抽象的な表現で、どういったものを指すのか分かりにくいですが、他の雑誌によると、no synthetic pesticides, fungicides, fertilizers...(化学合成の殺虫剤、殺菌剤および農薬は使わず・・・)とあるので、そうした化学合成されたものは禁止されているということでしょう。

 屋外へのアクセスというところは、この書き方では、外につながるドアドアがつけられていればよくて、動物がそれを利用して出たり入ったりしているかどうかまでははっきり言っていないので、ちょっと曖昧な感もありますが・・・。

 ちなみに、こちらでもよくAll Naturalという表示を見ることがありますが、これはオーガニックという意味ではありません。Naturalの表示がある場合は、人口着色料およびフレーバー、保存料を使っていなくて、家畜類の場合は、ホルモンを使用していない、という意味だそうです。つまり、家畜の餌や殺虫剤、農薬についての規制はないということですよね?知らなかったらうっかり同じ意味だと思ってしまいそうなところですあせる

 そして、オーガニックの中でも、USDAから認められたUSDA certified Organicの場合は、また基準が違い、材料の95%以上がオーガニックでなければいけません。100% organicと書いていれば、それは文字通り100%オーガニックですが、材料の70%以下がオーガニックの場合、商品名やパッケージの前面には、"organic"という表示をすることは許されず、パッケージ裏面の材料名の中に、"organic soybeans(オーガニック大豆)"などという風に個別に記載することはできるそうです。

 どうでしたか?少しオーガニックについて詳しくなれたでしょうか・・・!?

 オーガニック製品は、最近アメリカ国内でもすごい成長率で伸びているそうですが、それでもまだ、オーガニック食品が占める割合は、全体の食品の5%にも過ぎないそうです。それに、そうでない製品に比べ、まだまだ値段が高いお金ですよね。これからもっとオーガニック製品が身近な、手に入れやすいものになっていくといいですね・・・!!

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