52
クラスでは何度目かの席替えで芝田一規の隣になった。
女子の友達に
『可哀想。』
と言われたがその意味が分からなかった。
芝田はちょっとブサイクではあったが男子からは圧倒的な人気があった。
女子からは圧倒的に不人気。
別にブサイクだからという訳ではなく性格にやや問題があった。
私は隣になってから、その性格を嫌という程思い知らされた。
隣に座ってからすぐに芝田は
『亜稀ちゃんっていうんだー。』
『可愛いねえ。』
と言われた。
その時は別に嫌ではなかったが授業中や給食中など事ある毎に
『可愛い。』
『大好き。』
『チューしよ。』
など連発で、どんどん芝田が気持ち悪く嫌になった。
勿論
『嫌。』
『嫌い。』
と意思表示をしても全然めげない。
そして我慢に我満を重ね、いよいよ席替え。
見事に離れた。
私は物凄く嬉しかった。
そして席が変わってチラッと芝田の方を見たら・・・もう隣の子に求愛してる・・・。
・・・ああこれか。
芝田が女子から圧倒的に不人気な理由。
あの頃は私は芝田が嫌いだったが今思い返すと・・・芝田のキャラに軽く笑えてしまう。
女子の友達に
『可哀想。』
と言われたがその意味が分からなかった。
芝田はちょっとブサイクではあったが男子からは圧倒的な人気があった。
女子からは圧倒的に不人気。
別にブサイクだからという訳ではなく性格にやや問題があった。
私は隣になってから、その性格を嫌という程思い知らされた。
隣に座ってからすぐに芝田は
『亜稀ちゃんっていうんだー。』
『可愛いねえ。』
と言われた。
その時は別に嫌ではなかったが授業中や給食中など事ある毎に
『可愛い。』
『大好き。』
『チューしよ。』
など連発で、どんどん芝田が気持ち悪く嫌になった。
勿論
『嫌。』
『嫌い。』
と意思表示をしても全然めげない。
そして我慢に我満を重ね、いよいよ席替え。
見事に離れた。
私は物凄く嬉しかった。
そして席が変わってチラッと芝田の方を見たら・・・もう隣の子に求愛してる・・・。
・・・ああこれか。
芝田が女子から圧倒的に不人気な理由。
あの頃は私は芝田が嫌いだったが今思い返すと・・・芝田のキャラに軽く笑えてしまう。
51
しかし久美も地味に仕返す。
体調が悪いという理由で学校を休み、両親と遊園地などの娯楽施設に行き皐月に自慢する。
そんな鼬ごっこの繰り返しで二人の仲はどんどん悪化する。
私はあくまで中立的にどちらともそれなりに仲良くしながら心の中でほくそ笑んでいた。
久美と皐月の家も犬を飼っている。
名前はラッキー。
しかし、この犬はよく吠える。
うちのチロルとは対照的に近所にも通学中の学生にも嫌われていた。
ある日事件が起きた。
ラッキーの腰の辺りがボコンと腫れていて、後ろの両足を引き摺るようにしていた。(この辺は少し曖昧)
動物病院に行って獣医の見解は暴行されたみたいだそうだ。
近所の人は変な[キャンキャン]という鳴き声を聞いた人もいるらしい。
多分、通学中の学生に暴行されたみたいだ。
そしてラッキーは室内犬になった。
久美と皐月が不幸になる事を笑ってはいたが、ラッキーの事は全然別で本当に悲しかった。
私にも物凄い勢いで吠えるラッキーだが同じ犬を飼っている者同士、犬に暴行する人は心の底から許せなく怒りさえ沸いた。
体調が悪いという理由で学校を休み、両親と遊園地などの娯楽施設に行き皐月に自慢する。
そんな鼬ごっこの繰り返しで二人の仲はどんどん悪化する。
私はあくまで中立的にどちらともそれなりに仲良くしながら心の中でほくそ笑んでいた。
久美と皐月の家も犬を飼っている。
名前はラッキー。
しかし、この犬はよく吠える。
うちのチロルとは対照的に近所にも通学中の学生にも嫌われていた。
ある日事件が起きた。
ラッキーの腰の辺りがボコンと腫れていて、後ろの両足を引き摺るようにしていた。(この辺は少し曖昧)
動物病院に行って獣医の見解は暴行されたみたいだそうだ。
近所の人は変な[キャンキャン]という鳴き声を聞いた人もいるらしい。
多分、通学中の学生に暴行されたみたいだ。
そしてラッキーは室内犬になった。
久美と皐月が不幸になる事を笑ってはいたが、ラッキーの事は全然別で本当に悲しかった。
私にも物凄い勢いで吠えるラッキーだが同じ犬を飼っている者同士、犬に暴行する人は心の底から許せなく怒りさえ沸いた。
50
二年生になると一年生の頃よりも通学団の交流が深くなっていった。
メンバーは六年生の泰恵ちゃん・五年生のますみちゃん・三年生の瑞穂ちゃん・由紀ちゃん・そして二年生の私と久美・一年生のひかるちゃん・そして千恵の妹の皐月で構成されていた。
私は久美と皐月と遊ぶ事が多かったが二人と仲良くなるにつれて徐々にではあるがさらに気付いた事があった。
この二人の家庭環境は少し特殊だった。
特別学級の久美を久美の両親は一番に気に留める。
常に皐月は二の次だ。
その歪みのせいか皐月は事ある毎に久美に突っ掛かり時々嫌がらせをする。
お茶の中に塩を大量に入れたり、
『やめて!』
と泣き叫ぶ久美を裸にして外に追い出して鍵を掛けて中で笑っていたり。
そしてそれが両親にバレて皐月は両親に強く叩かれていた。
私はいつもただ見ていた。
久美の両親に聞かれても常に
『よくわからない』
と言って逃げていた。
どちらを庇う事なく、ただいがみ合うのを見ていた。
あの男の親族だからだろうか?
心の奥では妬み、不幸になる事すら望んでいたのかも知れない。
メンバーは六年生の泰恵ちゃん・五年生のますみちゃん・三年生の瑞穂ちゃん・由紀ちゃん・そして二年生の私と久美・一年生のひかるちゃん・そして千恵の妹の皐月で構成されていた。
私は久美と皐月と遊ぶ事が多かったが二人と仲良くなるにつれて徐々にではあるがさらに気付いた事があった。
この二人の家庭環境は少し特殊だった。
特別学級の久美を久美の両親は一番に気に留める。
常に皐月は二の次だ。
その歪みのせいか皐月は事ある毎に久美に突っ掛かり時々嫌がらせをする。
お茶の中に塩を大量に入れたり、
『やめて!』
と泣き叫ぶ久美を裸にして外に追い出して鍵を掛けて中で笑っていたり。
そしてそれが両親にバレて皐月は両親に強く叩かれていた。
私はいつもただ見ていた。
久美の両親に聞かれても常に
『よくわからない』
と言って逃げていた。
どちらを庇う事なく、ただいがみ合うのを見ていた。
あの男の親族だからだろうか?
心の奥では妬み、不幸になる事すら望んでいたのかも知れない。