私の欠片 -14ページ目

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その後、私達の帰りが遅い事を心配し、祖母とヤ○ザのおじさんが私達を探しにグランドへやって来た。

ゆかりちゃんはヤ○ザのおじさんに向かって
『くつ。ない。ない。』

と川を指差し言った。

ヤ○ザのおじさんは私達に向かって
『川で遊ぶなとあれほど言っただろうが』
と怒り出した。

茜は号泣。

私は泣かなかった。

茜はグランとで遊んでいた。

川へ行ったのは私一人だ。
茜は言い訳をしようとしたが祖母に
『言い訳するな』

と一喝された。

ゆかりちゃんの服は相撲をして土まみれ。

一方、私と茜は土なんて全然ついていない。

ヤ○ザのおじさんはいじめられたと思い祖母に激しく色々言っていた。

勿論私達にも。

ヤ○ザのおじさんは怒っていたが何を言われたか覚えていない。

茜はさらに号泣。

そりゃそうだ。

茜は特に悪い事はしていない。

そしてヤ○ザのおじさんはゆかりちゃんをおぶって帰った。

ゆかりちゃんは単語単語で私がしたことを一生懸命伝えようとしていたがあまり上手く伝えられなかった。
私と茜は祖母に連れられ篠井の家に向かった。



私は祖母の顔を見れなかった。




金曜日分を昨日の深夜に更新しようとしましたが訳あって出来ませんでしたので今しました。

今日更新分は今日深夜に更新します。


すいませんでした。

27

寒い中、私は一体何を考えていたのだろうか?

この先は記憶がとても曖昧。(表現も曖昧)


私はゆかりちゃんが脱いでいた靴をいきなり持つと川へ向かって走り出した。


二人は相撲ごっこをやめて私を見た。



私はゆかりちゃんの靴を思いっきり川へ投げた。

理由はわからない。

今、考えてみて最もかな?という理由を挙げるとするならばキレイな服・キレイな靴への嫉妬。
段々ゆかりちゃんの自我が目覚め私に結構な負担が掛かり一人っ子の私にはゆかりちゃんについていけなかった。

そんなところだろうか?

わからないがそこには悪意がちゃんとあった。

ゆかりちゃんは私の行為を見て泣き出した。

一方、茜は初めは唖然としていたもののゆかりちゃんの泣いている姿を見て笑い出した。


私は・・・どんな顔をしていたのだろうか?


心はとても重く何故か靴を投げた私も傷付いた心に近いような心がチクチクした変な気持ちだった。


罪悪感だろうか?

26

ゆかりちゃんはまだゆっくりしか歩けない。

私と茜はお互いにゆかりちゃんの手を握りグランドへ向かって行った。

とても寒い日。

あの公園とは違いグランドは少し距離がある。

ゆかりちゃんは
『おんぶ。おんぶ。』

と私と茜にせがんだ。

年長の私と年小の茜。

二人ともおんぶを上手くでないながらも一生懸命ゆかりちゃんをおんぶし何とかグランドに来た。


茜は地面に大きな円を描きゆかりちゃんと相撲ごっこを始めた。

私はそれを眺めていた。

二人とも靴を脱ぎ円の外に置き相撲ごっこをしていた。

茜は前にも少し書いたが自己主張が激しい太った女の子だ。(17・22参照)

ゆかりちゃんをバタンバタン投げ倒す。

ゆかりちゃんの服が土だらけになっていた。

一方のゆかりちゃんは初めは楽しがっていたが途中から嫌になったのだろうか?
茜にむかって石を投げ出した。



私はただ見ていた。