私の欠片 -13ページ目

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私は小学生になった。

1年1組。

担任は村田和美先生だ。

同じ保育園だった女の子達はみんな違うクラスになった。

理・正孝・弘文とは一緒のクラスになった。


私の小学校は集団登校で朝、近所の子供達が集合場所に集まり一緒に登校するという形だった。

私の住んでいる区域は佐久間という地域。

そこで衝撃的な出会いがあった。

同じ一年生の松野久美という少女だ。

彼女は何故か[さくら学級]という特別学級に入っていた。

衝撃はこれだけではなかった。


私は久美を知っていた。


幼少期、あの男とスーパーにいた子供の一人だ。

忘れない。

忘れるわけがない。



でも怖くて聞けなかった。



~お知らせ~
昨日更新できませんでした。
すいません。
埋め合わせに今週土曜日臨時で更新します。


コメ返は今週中にします。
すいませんでした。

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勿論そんな願いも届かず父と母が二人揃って迎えに来た。

しかし祖母は両親にその出来事を一切言わなかった。
そして私は両親に連れられ家路に着いた。

何故祖母は私の両親には言わなかったのか?

私が可愛いのか?

私が一番悪いとは思っていないのか?

私が父にボコボコにされたくないのか?

わからないが私は正直助かったと思った。

しかし心は全く晴れずにいた。

そんな私を見て母は
『何かあったのか?』

と再三聞かれたが私は
『何にもないよ。』

と答えるだけで精一杯だった。

いつバレるか怖かった。

篠井の家に行きたくなかった。

私は変な言い訳をいっぱいしてなるべく七見の家(3・8・9・10・19・21参照)や仁美さんの家(20参照)や加藤さん島川さんの家(23参照)に行きたいフリをして篠井の家を避けた。

その後保育園を卒業した。

しかしこの後もまだまだ色々な人物に翻弄された。

又、私も翻弄したのだろうか?

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祖母の家に着き私と茜は祖母に一発ずつ頬を叩かれた。

茜はずっと泣いている。

私は後悔の念に近いのか心がとても重かった。
(因みに祖父は前よりも体調が良くなく耳も補聴器を付けなければ聞きにくくなっていた為、隣の部屋にずっといて出ては来なかった)
そして祖母が私達に説教をした。

内容はいじめる事はとても悪い事、何故ゆかりちゃんをいじめたのか?等色々。
茜が泣きながらも状況を説明しようとしていたが祖母はすぐに
『言い訳するな!』
と一喝。

私は何も言えなかった。


そして悦子おばさんと靖おじさんが茜を迎えに来て祖母は私達がゆかりちゃんをいじめていてゆかりちゃんの靴を無くしたと言った。
少し事実とは違うが私達は黙っていた。

悦子おばさんと靖おじさんさ茜を物凄く怒った。

茜は靖おじさんに殴られまくっていた。

悦子おばさんは隣の家に謝りに行った。

靴の弁償も兼ねて。

ヤ○ザのおじさんに
『もう来るな!』
と言われた主旨を祖母に伝えた。

そして悦子おばさんと靖おじさんは祖母に頭を下げて茜を連れて帰っていった。

その光景を目の当たりにした私は震えていた。

次は私の番だ。

私は父の鉄拳制裁に怯えていた。


父も母も一生迎えに来ないで欲しいと心の底から思った。