我が子のサッカークロニクル -4ページ目

上の子の6年生最後の試合を観戦。

最後ということでどんなプレーをしてるのか試合全体でなく、個人に注目して観てみた。

ボールの蹴り足が左右でほぼ半々だったことは注目ポイントであった。むしろ逆足の方が多かったかもしれない。

プレスキックを逆足で蹴っていたのは驚いた。

たぶん何も考えてないで適当なんだろうな、と思ってたけど、一緒に観戦した下の子が試合後に「何で逆足で蹴ってた?パスしてた?」と聞いたところ、「相手がいないスペースのある方で蹴っただけ」と。

一応考えてたのかと納得(笑)。

こんなにも逆足で蹴ってる子はいないだろうなと感心→やや親バカ目線

ちなみに両足で蹴るように指導したことも練習させたことも無い。

何でそうなったか分からない。

 

ロングキックでサイドチェンジっぽいのもしていた。

中々この小学生年代で見ない光景だけど何か立派だなと→やや親バカ目線

バックスピンを意識したキックを徹底的に脳裏に仕込んだ効果があったかも知れない。

 

CBのディフェンスは相変わらずある意味で安定。

ボールは奪わないけど、相手に突破させず、シュートさせず、中に入れさせず。

数年前、試合に出ても何をしたらいいかも分からず、ウロウロしていた小さかった子が随分と成長したなと。

自分自身これで子供のジュニアサッカーが終わったと、もっと感慨深くなると思ったけど、案外何も感じず(笑)。

そして当の本人はサッカーを続けるかまだ決めておらず。この時期に。

ただ、親から見て上手い選手とは思わないし、器用なヤツだとは思うけど、中学や高校でやって活躍できる実力は無いかなと。

ジュニアのコーチ陣や卒団生の先輩、そしてU15のコーチや監督にまで誘われてるのをどう判断するのかマイペース野郎の決断が楽しみである。

あの日以来、下の子とほぼ会話ナシ。

チームでの練習内容も試合結果も聞いていない。

サッカーに関しても日常行動に関しても親として何も言わなくなった。

ただ、「自分で全部決めてやりなさい、考えてやりなさい」とだけ言ってある。

小学生にそれを求めるのは少し酷かも知れないが、自分のことは自分でやる、という当たり前の事を教える機会になったかなとも思ってる。

さすがにサッカーの練習には車で送って行くが、予定も出発時間も言わない。

自分で用意して準備ができたら呼びなさい、と。

出発前に自主的に練習して時間が来たら呼びに来るのが理想だが、まだ練習まではしてない模様。

 

親から言われて練習をする状態では飛躍的な成長は無いと思ってる。

能動的に自主練習をするようになって初めて色々な事に気付いて行くだろうと。

そうやってサッカーを好きになって行って、ますます練習したくなって来ると。

そうなって欲しい。

やる気が無いなら辞めてしまえ。とも言ってるので本当に辞めるかも知れない。

伸るか反るかの博打である。

 

何も言わない。というのは中々しんどい(笑)

言いたくもなるし、聞きたくもなる。

それを敢えて、全て耐える。

崖から突き落とした子獅子が這い上がって来るのをじっと待っている心境である。

下の子と身体を動かす約束をしていたので、以前からしてる加重、抜重の動作を始めようと。

左右にステップしながら素早く重心を動かしてフリーな動きで身体を滑らかに使って欲しいわけだが、この日は適当に足を動かすだけ加重抜重動作も無しでやる気がない。

あえて手本的な動きを見せて、集中するように促すが何度しても変わらない。

立っている姿勢も踵に重心が乗った動く意思がない体勢。やる気が全くない。

 

スポ根おやじは「やる気がない」「態度が悪い」というのが一番嫌いである。

下手だとか思うようにできないというのは問題ない。

やる気ゼロだけは許さない。

そんな態度を学校やチームで絶対してはならないので。

 

ブチ切れてしまった。何度目か分からないけどまたである。

目の前にあったSwitchをぶん投げる。液晶が粉々になり終了。

あのゲーム機がサッカーも勉強も邪魔するからいらない存在なのだが、やり過ぎたか。

そしてサッカーを上手くしてやりたいと思う自分の情熱も粉々になってしまった。

 

「もうサッカーの事は言わない、好きにしろ」と。

元からサッカーの親子練習みたいのはやってないけど、何も言わない、何も一緒にしなかったらどうなるのだろうか。

案外、無関心の方が子供が成長したりすることがあったりして、、、