7年待った! | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。


4日前のことです。

我が家のせまーいお庭で、とうとうこれを見つけました。

ねえねえ、これ何かわかるうー?


我が家の庭は、我々が引っ越してくる7年前までは、セメント張りの駐車場でした。
「剥がして土にしてください」と業者の方に言うと、セメントを剥がしただけでなく「畑の土」をサービスで入れてくれました。
その「畑の土」に、これの球根が混じっていたようです。
か細い葉っぱを見つけるたびにせっせと掘って、決まった場所に移植しました。
毎年葉っぱは芽吹いていたのですが、初夏には枯れて無くなります。
秋に花だけ出てくるはずですが、それきりです。
「葉っぱがアレに似とると思ったが、別の植物だったのかな…」
と思い始めていましたが、葉っぱも妖艶でなかなか魅力的なので、まあいいか、と放置していました。
それが!
ようやくつぼみを結んだわけです。
というわけで、答えはこちら!
今朝咲きました。
曼珠沙華マンジュシャゲです!
しかも5本ほど、一気に花茎が出てきました。
あまり間近で見たことなかったのですが、思ったより大きくて、大迫力です。
そして、思ったより複雑な構造でした。
1輪はこんな感じ。
この雄しべの長いユリ状の花が、7つほど集まって、ひとつの塊になっています。
ごめんよ…。
描いているうちにわけが分からなくなった…。

彼岸花というと「摘んで持ち帰ると家が家事になる」など悪い迷信があります。
曼珠沙華というと「天上に咲く花のひとつ」と言われます。
両極端で、縁起の良し悪しは差し引きゼロかな。

数日前から、これも咲き始めました。
段菊ダンギクです。
菊とついていますが、菊の仲間ではありません。
夏の乾燥に強くてありがたいですが、北近畿の冬の厳しさには弱くて、2、3度枯らして買い直しました。

ではまたね。

我が家のせまーいお庭の話はこちらなどにも。