監督：マックス・バーバコウ
ｷｬｽﾄ：アンディ・サムバーグ／クリスティン・ミリオティ／ピーター・ギャラガー
配給：Hulu／プレシディオ
公開：2021年4月
時間：90分
【くた★むび】について2020年のサンダンス映画祭でプレミア上映され，Huluでの配信後３日間の史上過去最高視聴者数を記録したタイムループ・ラブコメディ『パーム・スプリングス』を今夜は紹介。国内では2021年４月に劇場公開された。監督は長編劇映画デビューとなるマックス・バーバコウ。主演は『モンスター・ホテル』シリーズでジョナサンの声を担当するアンディ・サムバーグ。
11月9日，カリフォルニア州パームスプリングス。ナイルズ（アンディ・サムバーグ）は恋人のミスティ（メレディス・ハグナー）の隣で目を覚ます。２人は友人のタラ（カミラ・メンデス）とエイブ（タイラー・ホークリン）の結婚式に出席するため，この砂漠のリゾート地に来ていた。式が始まり，飲み過ぎてぼんやりしていたタラの異母姉サラ（クリスティン・ミリオティ）は，自分の代わりにナイルズが即興でスピーチをしてくれて安堵する。そのまま猛アタックするナイルズに最初は戸惑うサラだったが，彼の不思議な雰囲気に惹かれ式場を抜け出すとロマンチックなムードに。
すると突然，ボーガンの矢が飛んできてナイルズを直撃。撃ってきたロイ（J・K・シモンズ）を追うナイルズの制止を聞かず洞窟に入ったサラは謎の光に包まれる。次にサラが目覚めると，それは11月9日の結婚式の朝。困惑するサラから説明を求められたナイルズは，訳知り顔でタイムループにハマっただけだと答える。彼はすでに数えきれないほどこの１日を繰り返していた。すっかり諦めモードのナイルズを尻目に，何とかしてループから抜け出そうとするサラだったが…。
何と言っても“タイムループ”の傑作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を凌ぐループ回数。これに“大人のラブコメ”要素を加えて，一歩間違えると“B級”になりそうな要素満載なのに，ギリギリで踏ん張りつつ，上手くまとまっているし小気味よい。
全体的なポップ感も，ミスティやロイをはじめとする共演陣のキャラも豊かで，個人的にはかなり好きな１本だ。
ｸﾀ評：★★★★☆
J・K・シモンズ作品まとめ
もっと『パーム・スプリングス』
▼お友達ブログ▼