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原題:Edge of Tomorrow
監督:ダグ・リーマン
キャスト:トム・クルーズ/エミリー・ブラント/ビル・パクストン
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2014年7月
時間:113分




桜坂洋のラノベが原作だからというわけではないが…7月に劇場で観た3本の中では一番,期待の薄かった作品。でもそれは良い意味で裏切られることになった。

近未来。地球は謎の侵略者からの攻撃を受け,そのあまりの戦闘力の高さに人類はなすすべもなかった。ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は決死の任務にあたるが,敵にダメージを負わせることなく戦死。しかし気付くと時は出撃前に戻っていた。少佐はタイムループに巻き込まれていたのだ。幾度となく出撃と戦闘と死を繰り返すうちに,特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)が彼と同様にタイムループに巻き込まれていることを知る。戦いを繰り返しながら少佐は戦闘技術を磨いていき,二人はこのタイムループから抜け出す糸口を探る…。

トム・クルーズの魅力は『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でも見られる〈不完全なカッコ良さ〉。めっちゃカッコ良いんだけど,観ていて思わずクスっとさせるキャラを創り上げるところ。この胸焼けしない二枚目感が,主人公とストーリーに観客を取り込んでくれる。

RPGを思わせる前半の「これでもか!」って位のループと,その度の小気味良いレベルアップ感。後半は練り込まれた展開とアクションで,目を離すと迷子になる。

ルーヴル美術館でのラスボス〈オメガ〉との決戦からエンディングまでは若干解りにくい。補足説明をしておくので,ソフトで見る際の参考にしてほしい。

オメガと相打ちになったウィリアムは死の直前に,再び青い体液を浴びたことからループ能力を再獲得し,ブリガム将軍と出会って地位を剥奪される直前の時間まで戻る。ウィリアムが戻った先の時間では,未来でオメガが破壊されたことによってギタイたちは自滅し,人類はギタイに勝利していた。地位を回復したウィリアムはリタと再会する。

この夏のマイベスト作品で,「クタ評」は5つ星★


映画クタ評:★★★★★


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