ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Mission: Impossible – Ghost Protocol
監督:ブラッド・バード
キャスト:トム・クルーズ/ポーラ・パットン/サイモン・ペッグ
配給:パラマウント映画
公開:2011年12月
時間:132分




「ゴースト・プロトコル」とは,合衆国政府が非合法の秘密作戦に対して一切の関与を否定する…つまりIMFの組織そのものが存在しない(比喩的に幽霊(ghost))とする「取り決め(protocol)」の意味。

ロシアのクレムリンで爆破事件が発生し,米国極秘諜報組織IMFのエージェント,イーサン・ハント(トム・クルーズ)たちは事件の容疑者にされてしまう。米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令してIMFを抹消。汚名を着せられたイーサンは,IMFの後ろ盾も得られないままチームの仲間だけを頼りにクレムリン爆破の犯人をつきとめ,さらには事件の黒幕が目論む核弾頭によるテロを防ぐためロシアからドバイ,インドへと渡り,過酷な戦いに身を投じる…。

トム・クルーズはこのシリーズの映画製作権を持っていて,毎作ごとに監督を替えるという方針を貫いている。この作品では『M:i:III』を監督したJ・J・エイブラムスが製作を担当。ピクサーで『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』を手がけてきたブラッド・バード監督が,初の実写映画のメガホンをとった。

『M:i:III』よりさらに際立つイーサン,ジェーン(ポーラ・パットン),ベンジー(サイモン・ペッグ),ブラント(ジェレミー・レナー)のチームワークと,それをサポートする,高性能スマホ,CG背景偽造装置,カメラ機能付きコンタクトレンズ,壁面吸着グローブなど,最新鋭のギミック。ノンスタントで地上800mのブルジュ・ハリーファの外をよじ登ったり,思わず拍手したくなる「クルーズ走り」を見せる当時49歳のトム・クルーズ。

突き抜ける派手さと速さと空間表現の間に,絶妙に織り込まれるジョーク。スパイアクション映画の最高峰と呼ぶにふさわしい1本だと思う。

8月7日公開のシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』から,地上1500mでの飛行機スタントのシーンが先日公開された。高さだけでなく,作品としての完成度も『ゴースト・プロトコル』を越えることを大いに期待している。


映画クタ評:★★★★★


右矢印「クタ評」5つ星★作品まとめ

右矢印ブラッド・バード作品まとめ

右矢印トム・クルーズ作品まとめ

右矢印ヴィング・レイムス作品まとめ

右矢印サイモン・ペッグ作品まとめ

右矢印ジェレミー・レナー作品まとめ

右矢印ミシェル・モナハン作品まとめ

右矢印Mission: Impossibleシリーズ作品まとめ