女魯山人のブログ -779ページ目

京都のお土産


京都には沢山、楽しい美味しいお土産があります。

例えばお漬物。これは京都ならではの美味しいお漬物があります。

冬場ならば千枚漬け、他には柴漬けも京都名物ですね。

今日紹介するお漬物はすぐきです。


なりた
すぐきのお漬物で有名ななり田です。

勿論お漬物やさんなのですぐき以外のものもあります。

すぐきは発酵食品で身体にもとてもいいということです。すっぱいものが好きな人には堪らない味でしょうね。
お漬物いろいろ









お茶漬け好きの女魯山人の好物はお茶漬け鰻です。

この店のものは甘くなくてお茶漬けにはピッたりです。
鰻茶漬けかね庄
京都に来ると必ず買って帰ります。











かね庄七味や











原了郭の七味も有名です。

特に黒七味は香りが高くて美味しいです。


豆やの北尾


お豆の北尾。

ここは四条どうりにお抹茶やお団子を食べられるお店もあって勿論お土産も売っています。






黒豆で作ったお団子はもっちりしていて美味しいです。


おだんごと黄な粉
お好みで自分のテーブルで黄な粉を轢くことが出来ます。



黒豆



こんな黒豆もお土産にいいと思います。





極めつけは京都ならではの季節限定の木の芽を埋め込んだお菓子です。

本当に綺麗で春らしくお土産に頂いたら感激ですよね。


霜月の木の芽
柔らかい氷菓子のような食感です。

綺麗ですね。

霜月というお店の木の芽琥珀というお菓子です。


























松尾神社


お酒の神様としてまた、都を守る神様として有名な京都の松尾大社に行ってきました。山吹のお花でも有名です。

新酒を造るときにこの神社の湧き水をもらって造るという慣わしもあったりして、酒造家にも信心が篤い神社です。

呑ん兵衛の女魯山人としては日ごろ、美味しいお酒を飲めることに感謝してお参りしてきました。


社殿
堂々たる社殿です。
境内の山吹
境内の庭には疎水が流れていて山吹が綺麗に咲いていました。

4月なのにやはり季節が少し早いと感じます。
八重の山吹

山吹
一重の可憐な山吹もありました。
一輪草
可愛い一輪草も咲いていました。


境内の水車
疎水の傍らに水車がありました。


これからも美味しいお酒を飲ませてくださいとお願いしてお賽銭をあげてきました。










鯛茶

秋の紅葉鯛春の桜鯛と鯛は年に2回美味しい旬があります。

今は桜鯛の美味しい季節です。

鯛はおめでたいという語呂合わせで名前が良いこともありますが、何と言っても味は他の追随を許さない美味しい魚だと思います。まさに魚の王様です。

こんな美味しいものをこの旬の時期に食べない手はありません。


鯛茶を紹介します。
鯛の切り身

女魯山人の大好物のお茶漬け、それも鯛を乗っけてお茶漬けにして食べるのですからこれぞお茶漬けの王様です。

薄めの刺身用に削ぎ切りした鯛の切り身を味醂0.5酒1醤油2くらいのわりでつけ汁を作り、2cm角くらいに切った昆布を入れて4,5時間、或いは一晩冷蔵庫に置く。黒胡麻を炒って当り鉢で好みの荒さに摺って、鯛とまぶす。



醤油と昆布に漬けた鯛 普通は大体ほうじ茶を飲んでいますが、やはりお茶漬けの王様ですから敬意を表して煎茶で食べます。やっぱり煎茶のほうが品のいい味になります。

煎茶
お煎茶はこのようにして小さなビンに小分けして出しておきます。

大きな缶は開けたらすぐに冷凍室に入れます。

ほうじ茶
女魯山人愛用のほうじ茶です。枡半というお店のものです。

名古屋のお店ですが、本当に美味しいほうじ茶です。小さい100グラム入りも大きい200グラム入りも値段はただ倍になるだけで割安ではないので小さいほうを買うべきです。

少しずつなら湿るのを最小限に防ぐ事ができます。お茶はなんといっても湿気が大敵です。

急須もお茶の葉を入れる前に熱い湯を入れて温めておきます。


鯛やという鯛料理がお得意な料亭が在って子供の頃からよくそこの鯛茶を食べていました。そこの鯛茶は何故か白胡麻ではなく黒胡麻でまぶしてありました。

白胡麻でも何度か作ってみましたが、なんだかパンチがもう一つ足らなくてやっぱり黒胡麻の方が美味しいです。

外で食べる鯛茶はたいてい胡麻だれがまぶしてありますね。

何時からあんなふうになったのか、味がくどくなって鯛の味を損ねてしまいます。

鮮度の悪い鯛を使うときの文字通り誤魔化す(ゴマかす)方法かもしれません。



急須

熱々の薫り高いお茶を注いで鯛の身が少し霜降りになったところで食べます。ぶぶあられを少し入れてあります。鯛の味が損なわれないように海苔などは入れない方がいいと思います。

お茶漬けと一言では片付けられない深ーい味わいです。


おろし山葵
山葵は生山葵をおろして入れます。

練り山葵やチューブの山葵を使うなら、無いほうがいいと思います。









おいしそうな糠漬けを一緒にどうぞ。


                        













骨董

骨董品大好きです。

古いものにはいいものが沢山あります。

京都に行くと必ず新門前町や古門前町に出かけて骨董の器や書画などを見てきます。今回は小さな器を何点か買ったのと一目見て気に入った色が可愛い変わった形の徳利を買いました。



これらの器は両方とも京焼ですが、大きさは横幅がほんの二寸(7cm)ほどの小さなものです。





菊の柄でしょうか綺麗な色をしています。

結構大きなもので三合はゆったり入りそうです。呑みすぎちゃうかしら?


こんな可愛い骨董に出会えるのもやっぱり

京都はいいですね。













龍安寺

京都の龍安寺に行ってきました。

春のこの時期はいつもとは違う石庭が見られるということで楽しみにして行ってきました。

驚きました。


いつもはすっきりとしてきりっとした端正なたたずまいの禅味のある石庭が一本の紅枝垂れ桜のせいで、なんともなまめかしく華やかで、華麗に変身していました。

杮葺き(こけらぶき)の壁からピンクの花が枝垂れて華やいだ庭にすっかり変わっていました。こんなあでやかな龍安寺も素敵です。


石庭

?葺き
杮葺きの屋根もうつくしいです。

桜の枝がかかっている壁の屋根も杮葺きです。杮葺きは杉板を少しづつずらして張っていく美しい屋根です。


石庭




侘び助
庭の片隅には侘び助が咲いていました。