女魯山人のブログ -780ページ目

骨董

骨董品大好きです。

古いものにはいいものが沢山あります。

京都に行くと必ず新門前町や古門前町に出かけて骨董の器や書画などを見てきます。今回は小さな器を何点か買ったのと一目見て気に入った色が可愛い変わった形の徳利を買いました。



これらの器は両方とも京焼ですが、大きさは横幅がほんの二寸(7cm)ほどの小さなものです。





菊の柄でしょうか綺麗な色をしています。

結構大きなもので三合はゆったり入りそうです。呑みすぎちゃうかしら?


こんな可愛い骨董に出会えるのもやっぱり

京都はいいですね。













龍安寺

京都の龍安寺に行ってきました。

春のこの時期はいつもとは違う石庭が見られるということで楽しみにして行ってきました。

驚きました。


いつもはすっきりとしてきりっとした端正なたたずまいの禅味のある石庭が一本の紅枝垂れ桜のせいで、なんともなまめかしく華やかで、華麗に変身していました。

杮葺き(こけらぶき)の壁からピンクの花が枝垂れて華やいだ庭にすっかり変わっていました。こんなあでやかな龍安寺も素敵です。


石庭

?葺き
杮葺きの屋根もうつくしいです。

桜の枝がかかっている壁の屋根も杮葺きです。杮葺きは杉板を少しづつずらして張っていく美しい屋根です。


石庭




侘び助
庭の片隅には侘び助が咲いていました。













吉兆の観桜会


清滝で吉兆の観桜会がありました。

いいお天気で、笛と鼓の演奏を楽しんで走りの可愛い鮎を頂いて、清滝の川の音を聞きながら風雅なひと時でした。


鼓と横笛

前菜

あいなめの吸い物
前菜の後あいなめのお吸い物がでました。


お刺身
鯛ととろと墨烏賊のお刺身。


走りの鮎
小さい小さい走りの鮎です。

女魯山人の大好物です。

すぐ横で炭火で焼いてくれましたので美味しくて6匹ほど食べました。

もう、初夏の風情でした。









淡墨桜


岐阜県根尾村の国指定天然記念物の淡墨桜を見てきました。

日本三桜の一つです。

一つは山梨の神代桜、樹齢2000年と言われています。

もう一つは福島の三春の滝桜、こちらは樹齢1000年。

そしてもう一つが樹齢1500年と言われる岐阜根尾村の淡墨桜です。

散り際に薄墨色になると言われています。


根尾谷淡墨桜

この日本三大さくらはの種類は全て江戸岸桜です。江戸彼岸桜は長寿の桜です。

この淡墨桜の1500年説にはちゃんとした資料があり証拠があるようです。

継体天皇が幼少の頃に皇位継承のもつれから迫害を避けて逃れ、根尾村で過ごし、長じて晴れて天皇となるために都に戻るにあたり尽きぬ名残を惜しまれて形見として植えられたと言う説です。

其の時に歌われた歌が残っています。

”身代と残す桜は薄墨よ千代にその名を栄え止むる”

継体天皇の即位は507年なので1500年は経っているということです。

その上もう一つこの桜を有名にしたのが戦後すぐの頃にもはや枯れかけて花が付かない状態になっているのを前田利行という根接ぎの名人と村人全員で昼夜を分かたず、男達は根接ぎ用の若木を山に取りに行き、女達は炊き出しをして協力したそうです。

その甲斐あってその春には若葉が出て次の年には見事に花が咲いて復活を遂げたと言う事です。その話を題材に宇野千代が小説”薄墨の桜”を上梓しています。
淡墨桜の根
この見事な根を見ると1500年も頷けます







淡墨桜 公園の江戸彼岸も綺麗に咲いていました。

小雨のなか、山に雲が懸かって快晴よりも風情がありました。
公園の江戸彼岸
遠景の山も霞がかかっていい眺めです。

この先の1000年後もこの根尾村の桜はあるんでしょうか?






黒文字の花
公園を少し外れた道端には爪楊枝として枝を使う黒文字の黄色い花が綺麗に咲いていました。










  




平安神宮


紅枝垂れ桜といえば平安神宮。

平安神宮といえば紅枝垂桜。というほど有名です。

この写真は全て4月11日の画像です。

紅枝垂桜は牡丹桜(八重桜)とならんでソメイヨシノなどの桜より一週間から十日ほど遅く咲く種類です。

回遊式の庭園の周り中が紅枝垂桜で埋め尽くされているといった感じです。


紅枝垂桜

紅枝垂桜

紅枝垂桜

青鷺
池には青鷺もいました。
池に映った桜
池に映った美しい桜です。


日本人は昔から本当に桜が好きだったと見えて桜にまつわる言葉が沢山あります。


花筵
こちらは散った桜の花びらが敷き詰められている様子を花筵(はなむしろ)と言います。


花筏
川や池に桜の花びらが散って流れている様を筏にたとえて花筏(はないかだ)と言います。


花簪
そしてこちらは幹から直接咲いた桜を花簪(はなかんざし)といいます。


夫々になんと風情のある日本語でしょうね。

其のほかにも花吹雪、散り初め(ちりそめ)、名残の春などなど、また、気候を表す言葉にも花曇や花冷えなど美しい日本語が沢山花に因んだものがあります。


名残の春を存分に楽しみました。