青山美智子さんの
『ただいま神様当番』
を読んでいる話を書きました。
これは読み終わった後の感想...
短編に出てくるそれぞれの人が
なにかしら繋がっていて
その繋がりを読み解いていくのも
とても楽しいお話です。
5章からなっていて
1. 幸せの順番待ちに疲れたOL
2. 弟にうんざりしている小学生の女の子
3. リア充と思われたい男子高校生
4. 乱れた日本語に悩まされる
イギリス人の大学非常勤講師
5. 部下が気に入らない零細企業社長
全然、立場も職業も違う5人が
それぞれのお話の主人公です。
本の表紙にはお話に合わせて作られたミニチュアが...
ミニチュア写真家•田中達也さん作
５人の人たちがそれぞれある日突然
腕に大きな「神様当番」という文字が
うきあがっていて...
現れたちんまいお爺さんの姿をした
神様の願いを叶えないとその文字は
消えないようで...
神様の願いを叶えるには神様当番の
文字を腕に持つ人がその夢を
体験するしか方法がなくて...
それぞれみんな神様の願いを
叶えるために頭を悩ませ
行動をおこしていきます。
神様の願いを叶える=それぞれの人の悩みを解決
なので神様は『夢を叶えて！！！』と
駄々をこね、人任せにしているようにみえて
実は神様当番の人の悩みを解決したり
心の在り方を変えたり、幸せに気づかせたり
しているのです
それぞれのお話で主人公たちは
神様の願いを叶えるために行動するうちに
自分の思い込みや、頑固さ、間違いに
気付いていきます。
実は幸せはもうそばにあったのに
ただ自分がちゃんと見ていなかっただけ。
自分を偽る必要なんかなくて
ただ手をのばしてつかみにいくだけ。
小説を読んで泣いたのは久しぶり
思い当たることがあって主人公と
自分が重なってほろっと暖かい涙が
流れて...泣いた後、幸せな気分になる...
そんなお話でした。
ちょっとオチャメでワガママで
でも実は愛にあふれた優しい神様と
悩める5人の人たちの物語。
寒い冬の夜に読んでほっこりしませんか?
心から皆さんに読んでほしいお話です❤️
See you next time
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