大野純司のブログ -53ページ目

嫁が私のボスになった


 私が結婚式の司式をしているカワイアハオ教会には、イベント・コーディネーターがいて、結婚式を含めたいろいろなイベントの世話をしています。最近、このコーディネーターが辞めたので、教会は新しい人を探していました。ちょうど長男の嫁も仕事を探していたし、教会はバイリンガルの人を探していると聞いたので、嫁に話しました。最初は特に興味なさそうでしたが、後で気が変ったようで、連絡して面接をして、この仕事に就くことができました。というわけで、ここで司式をさせてもらっている私は、嫁に雇われる立場になりました。こりゃえらいこっちゃ。

 嫁は、去年までアラモアナ・ショッピング・センターのある民芸品店で働いていました。ところが、たった1%のコミッションのために店員がお客さんを取りあったり、レジのお金が足りなくて、自分のせいかどうかも分からないのに給料から引かれたりして、ずいぶん嫌な思いをしたようです。ちょうどそんな時にタイにボランティアに行かないかという話をしたので、仕事を辞めて行くことにしたのです。

 タイ旅行のことはブログにも書きましたが、嫁はこの旅行を通して、すっかり価値観が変わったようです。最初は私も、「今時の女の子」くらいにしか思っていなかったのですが、本当に大変身した嫁を見て、こんなに嬉しいことはありません。今は、これ以上の嫁はいないと思っています。神を信じるということは、何も自分が聖人になることではありません。しかし、永遠の価値観を持つと、人生の方向が変わります。それによってつながっている家族を持てるということは、とても感謝なことです。

家内が7回目の手術をした

今週、家内が7回目の手術をしました。最初は長男が逆子で帝王切開。二回目は子宮外妊娠。普通、子宮外妊娠は卵管に妊娠することが多いそうですが、妊娠反応はあるのに胎児がなかなか見つからず、やっと骨盤の内側に妊娠しているのが分かって、中絶することになりました。珍しい手術で、術中に写真を取ることを許可してほしいと医者に言われ、承諾しました。後で、摘出した体長数センチの胎児を見せてもらいましたが、男の子だったのか女の子だったのか、とうとう聞けないままになってしまいました。


3回目と4回目は二男と三男の帝王切開。一度帝王切開すると、後は全部帝王切開で、最高3人までだそうです。5回目は子宮筋腫の摘出で、入院なし。医療費の高いアメリカでは、この程度のことでは入院させてくれないようです。医学が発達したとはいえ、私の母が日本で筋腫の手術をした時とは大違いです。6回目は子宮を全部とりました。残っていたタンポンを、特におセンチになる様子もなく、「これ誰に上げようか」と家内が言っていたのを思い出します。


20年足らずの間に6回も手術をし、もう10年以上手術から遠ざかっていたのですが、とうとう7回目の手術をする時が来ました。去年の夏、普段しない仕事なのですが、古い書類がいっぱい入った箱を運ぶように言われてやっていたときのことです。箱が落ちそうになったので止めようとしたときに、左肩に痛みが走りました。すぐに治るだろうと思っていたところ、いつまでたっても治らないので、医者に診てもらい、手術を勧められたというわけです。去年の暮れから手術をすることに決めていたのですが、労災の手続きが思ったより時間がかかり、私の出張のない時期を待って(今年の出張はいま決まっているだけでも12回)、先日、日本から帰った翌週の月曜日にしてもらいました。


外来の1時間ほどの手術で、今までの手術では一番楽な手術だったと思いますが、肩を何週間も動かせないし、その後リハビリが必要ですので、少なくとも6週間は仕事を休まなければなりません。私も最初の2週間ほどは、ほとんどどこにも出かけないで、世話をすることになりました。家内とは対照的に、今まで一度も手術などしたことのない私には、その大変さは理解できないでしょう。傷口を濡らさないようにお風呂に入るのを助けてあげながら、身体中いたるところにある手術の跡を見て、家内の人生の年輪のようなものだなと思いました。 女性は強い!

家族の絆を強めるためにはキャンプがいい?

アメリカのある有名なカウンセラーが、家族の絆を強めるためにキャンプに行くことを勧めています。キャンプが嫌いな私は、最初にそう聞いたとき、「なんでキャンプなの?」と思いましたが、彼はその理由をこう説明していました。

私のようにキャンプの嫌いな人には良く分かると思いますが、普通のバケーションと違って、キャンプはわざわざ苦労をしに行くようなものです。ホテルに泊まれば、何の問題もなく好きなことを楽しめるのに、キャンプだと、まずテントを張ることから始めて、いろいろな問題を克服していかなければなりません。それを承知で行くのですから、まるで苦労するために行くようなものです。

しかし、ほとんどの場合、それはキャンプをしているから起こる苦労であって、本当に深刻な問題が起こるわけではないのです。それらの問題を家族でいっしょに乗り越えることによって、家庭問題を乗り越える練習ができるのだそうです。本当に深刻な家庭問題の予防接種のようなものですね。スポーツチームや探検隊の仲間、極端な例では戦友など、人間は、いっしょに苦労すると、ずいぶん仲良くなるものですが、それと同じ原理だそうです。

そこでですが、私はちょっと別のものをお勧めします。キャンプもいいですが、家族でいっしょにボランティアをするというのはどうでしょうか。そうすれば、ただいっしょに「苦労」するだけの休暇を過ごすだけでなく、人の役にも立つし、いろいろなことを学ぶ良い機会にもなります。年末にタイに行ってこう思ったのですが、ハワイでのんびり過ごすのもいいですけど(来るなと言うわけじゃありませんが)、日本なら東北地方など、世界のいろいろな国で何かの役に立つということは、一石二鳥です。

日本でもいろいろなボランティア活動が広まってきましたが、「何かするのが当たり前」というくらいの意識が生まれたらいいと思いませんか。今回のタイの旅行も、普通の観光では行けないところに行く、あるいはできない体験をすることができました。私たちの教会にも、中にはアフガニスタンに何年も行った人もいました。そこまでできなくても、何か小さな身近なところから始めることをお勧めします。