今日は祝日。
삼일절 サミルジョル 3.1節です。
韓国に来てもうすぐ13年ですが、3/1は1度も外出したことがありません。
太平洋戦争が終わって日本の占領下から解放された8/15と同じくらいに韓国人には大切な日なのです。
仁寺洞にあるパゴダ公園(今はタプコル公園)で太極旗をふって韓国の独立万歳をした日です。
出掛けたことがない3月1日に主人と二人でキンポに行きました。キンポの入り口
道の脇にも太極旗がはためいています。
今日はお葬式ができてしまったのです。
毎月湖を見に行って美味しいものを食べて帰ってくるカピョンの会の中心になってるくれてる友人旦那さんのアボジ(父)、友人にとってはシアボジ(舅)が亡くなられたので行かないわけにいきません。
韓国にきたばかりの頃は病院の隣が葬儀場?とかなりの衝撃を受けました。韓国人は便利でよいといいましたが、私は情緒もへったくれもないのかとその感覚に憤りすら覚えました。
建物の真ん前はお墓です。
見たくない人もいるかと思って小さく写しましたが、整備されている墳墓が整然と並んでいて、
私は嫌な感じはうけませんでした。
式場で友人から話しを聞いてほんとうに驚いたことがありました。
息子くんは今軍隊にいっているのにいきなり昨日からお休みをもらって帰宅していたそうです。
ハラボジ危篤の知らせを聞いて一番に病院に着いたのは軍隊から出てきたばかりの息子くん。
そしてハラボジは국가유공자(国家功労者)なのです。
功労者の家にはこういう表記があり、医療費やお墓など国が面倒をみます。
子どもや孫の代でも受験の優遇条件に親族に国家功労者がいる者という表記がありました。
ハラボジは腰を悪くして検査をしたときに、若い頃に軍隊生活中に爆弾が誤爆した破片が体内に残っていたことが判明し、国家功労者に認定されたのだそうです。
原因不明の皮膚病や手足のしびれもこの爆弾の破片が原因だったのかも?と話しにでました。
ピアスや歯の治療で金属アレルギーがでる人がいますから可能性はありそうですよね。
国家功労者のハラボジが太極旗が国中にはためく3.1節にお葬式だなんてなんだかとても感慨深いものを感じながら帰ってきました。
親が亡くなるってほんとに寂しいものです。。
私はすでに両方いませんが、みなさま、親が元気なうちにたくさん孝行してください。