1月12日、島根県議会は全員協議会が開催され、年頭挨拶で、園山議長は、能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、被災者支援と被災地の早期復興に言及しました。また、厚労省から発表された東京を除くすべての道府県の人口減少予測を念頭に「人口減少に抗う政策推進が県政の最優先課題であり、英知を集めて『島根創生』の推進に議会・執行部が一体で取り組みを深化させる1年にしなければならない」と述べ、丸山知事は「政府の令和6年度予算に対応した物価高騰や少子化対策を推進するとともに県内自治体から要請された子育て支援や能登半島地震を教訓にした防災対策の検討が必要と考える」と述べました。会議では、石原政策企画局長が、島根県の重点要望項目に対する令和年6度の政府予算案への反映等について報告し、森本防災部長は、「石川県からの要請に応じて1月4日から能登半島地域へ警察官や医療チーム、保健師などの派遣を実施し、今後も支援要請に適切に対処する」と述べました。各常任委員会で省庁別の予算配分に関わる詳細説明と書簡部局の行政報告を受けました。また、この日は、島根県竹島領土権確立議員連盟(福田正明会長)の総会が開催され、例年通り、2月22日に島根県と島根県議会、竹島北方領土返還要求運動島根県民会議の共催で、島根県民会館において「竹島の日記念式典」を開催することが確認されたほか、2月定例県議会から試行するペーパーレス化に伴うタブレット端末の操作研修会が開催されました。

 1月8日は「成人の日」。祝日法に「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い、励ます」とあり、民法の改正により2022年から成人年齢が18歳に引き下げられ、少子化で本年中に成人年齢に達する人は全国で過去最低の106万人とのことですが、新成人の皆さんには、万人に均しく割り当てられている1日24時間を無為に過ごすことなく、『社会に責任を有する』という自覚を持って己の前途を切り拓いてほしいと思います。ところで、かつての小正月の元服式の行事に倣って行われてきた成人を祝う祝賀行事の「成人式」は、多くの地域で「二十歳(はたち)の集い」として開催されていますが、出雲市では20歳に達した1,795人を対象に1月7日の午前11時から島根県立浜山公園のカミアリーナで式典が行われ、1,300人余が出席しました。飯塚俊之市長は「個に偏ることなく、周りの人と一緒に『一歩前に進む』人生を歩んでください」と式辞を述べ、出席者を代表して、医師を目指す岡日輪乃さんと理学療法士を目指す有藤結太さんの2人がスピーチを行い、「えくすと」と「OUT CLOUD ENTERTEIMENT」が歌とダンスパフォーマンスで祝福しました。年明けの小生の議長用務の主なものは、1月4日「出雲市新年祝賀式」、1月5日「平田地域新年祝賀会」、1月7日「出雲市二十歳の集い」、1月8日「出雲市消防出初式」などでした。

 山内道雄前海士町長が1月3日に85歳で逝去されました。山内さんは昭和13年6月に海士町で生まれ、益田高校を卒業後、郵便局、電電公社(のちNTT)勤務を経て、平成3年に52歳でUターンし、第三セクターの株式会社ふるさと海士の設立・運営に携わり、平成7年に海士町議会議員に初当選、2期目の平成13年4月に議長となり、翌年(平成14年)の町長選で竹谷範雄助役との一騎打ちを大差で制して海士町長に当選されました。就任後は「離島に広域行政は馴染まない」として合併を拒否し、「自立・挑戦・交流」をスローガンに若手の職員や町外からの移住者を積極的に登用・育成しながら、NTT勤務で培ったマネージメント能力を生かし、4期16年にわたってトップダウンのスピード感溢れる大胆な町政を展開されました。こうした町政運営は役場にあっては澤田副町長、民間にあっては田仲隠岐国商工会長(故人)など『強固な人垣』に支えられたものですが、日本中から注目された成果の根源は、山内さんの強い信念と人柄の魅力だと感じています。小生とは、未完となった河下‐隠岐の新高速航路開発を契機に、CAS技術の導入や高校魅力化などのお手伝いを通じて親しくお付き合いをさせていただき、つい先日にも「ベッドの上からです」と電話をいただいたばかりであり、逝去の報は慙愧に堪えませんが、永年のご高誼に感謝を申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。合掌