島根県では、令和8年4月23日~5月29日に県内の公立学校で、179校の小学6年生5,169人と91校の中学3年生4,907人を対象に全国学力・学習状況調査を実施し、小学校の国語は平均正答率56%(全国平均60.9%)、算数は平均正答率52%(全国平均56.4%)となり、中学校の国語は平均正答率62%(全国平均63.9%)、数学は平均正答率53%(全国平均57%)、英語のIRTスコアは473(全国平均499)で、全体的に全国平均を下回りました。この結果を受けて、島根県教育委員会では全国学力・学習状況調査及び県学力調査の結果分析に基づき市町村教育委員会と協調して指導の改善を推進するとしており、「学習指導要領の趣旨や小・中・高等学校の連続性と系統性を踏まえ、児童生徒が身に付ける資質・能力を明確にした授業を行うこと」や「一人一台端末を活用し、AIドリルなどの個々のニーズに応じた家庭学習を充実させること」、「地域素材の効果的な活用と、各教科等で身に付けた知識や技能を地域や社会での生活に生かそうとする意欲の醸成を行うこと」などを基本とする授業改善や学習支援の方策をまとめていますが、算数の演算や国語の書き取りなどの躓きは日々の学習を疎かにしている証左でもあり、『生きる力を育むための知徳体の鍛えかた』について、日本の教育の原点である『小学』を基本に据える取り組みが大切だと感じます。

 8月1日、出雲市平田文化館でヴァイオリンとチェロの弦楽デュオの演奏会が開催されました。この日の演奏者は、チェコ在住のヴァイオリニストである伊藤さくらさんとオーストリア・ウィーン在住のチェロ奏者であるグスタフ・ヴォッヒャーさんで、伊藤さんは、兵庫県たつの市生まれで桐朋学園大学を卒業後、チェコ国立ヤナーチェク音楽アカデミーやリンツブルックナー音楽大学に学び、本年7月にウィーン国立音楽大学室内楽修士課程を首席で修了し、現在はチェコ国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団のセカンドヴァイオリン副首席奏者として活躍中です。グスタフ・ヴォッヒャーさんは、ウィーン国立音楽大学室内楽修士課程を首席で修了し、リヒテンシュタイン交響楽団の首席奏者やオーストリア国立音楽基礎学校のチェロ講師などを務めており、各種の音楽コンクールでも秀逸な成績を収めているとのことです。2人は、2023年に「We make music for humanity」をテーマに「くりのきミュージック」を結成し、毎年、この時期に日本国内で演奏活動を行っているとのことで、今回は伊藤さんの父親が旧平田市の出身という縁もあって平田文化館で開催されました。会場はバッハの「G線上のアリア」やブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」、チャイコフスキー「花のワルツ」など、ヨーロッパのスタンダードナンバーを並べた全10曲の演目に魅了され、まさに『弦の響きが織りなす至福のひととき』を過ごしました。

 7月28日午後4時27分に熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生し、熊本県の発表では、31日午後3時時点で、死者35人、重症6人を含む人的被害が131人、住家被害は全壊179棟、大規模半壊20棟、半壊220棟、一部損壊1021棟、分類未確定67棟の1,507棟となっており、374の避難所に9,134人が避難し、断水が10市町で7万9100戸、停電は約1590戸で続いているとのことであり、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに早期の復旧・復興をお祈り申し上げます。国は、熊本県と市町村に総額616億円の普通交付税を前倒支給し、水や食料などのプッシュ型支援を行なっていますが、10年前の熊本地震に続く震度7を観測した震源が熊本県益城町から八代海にかけて約81キロの「日奈久断層帯」という活断層で、本震後に震度1以上を観測した地震が298回を数え、連日35℃を超える暑さの中での人命救助やライフラインの復旧活動に尽力される皆さんや家屋の片づけにあたる住民の皆様のご労苦を思うと唯々頭が下がるのみで、言葉がありません。さて、第221回特別国会が終わり、副首都法の制定や皇族数確保のための皇室典範の改正、所得税の控除を178万円まで引き上げる所得税法・地方税法の改正、出産費用を保険適用する医療保険法の改正、再審制度の見直しを図る刑事訴訟法の改正、国旗を大切にする国民感情を保護する刑法の改正などが成立しましたが、消費税減税や国会議員の定数削減については秋の臨時国会に持ち越されました。39兆円の医療・介護・福祉への財政支出に充てる消費税収入は24兆円余でしかない状況で、食料品非課税を実現するためには必要となる5兆円の財源手当てを明示することが不可欠の課題です。