5月22日、鳥取市の鹿野温泉山紫苑で中国圏広域地方計画推進会議(会長;丸山達也島根県知事)が開催され、中国五県の県知事および県議会議長が出席しました。広域地方計画は、国土形成計画法に基づき広域ブロック(中国地方においては鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)において経済、社会、文化等に関する施策の総合的見地からの国土利用、整備及び保全を推進するため、土地、水、自然、社会資本、産業、文化、人材等を含めた、おおむね10年から15年間の長期的な国土づくりの指針として策定されており、現在の計画は平成28年に策定されたものです。中国地方知事会および中国地域発展推進会議に続いて開催された今年の意見交換会では、元日の能登半島地震をうけて国土強靭化の継続や半島振興法の延長・拡充の必要性に言及され、中国経済連合会(会長;芦谷茂中国電力会長)の正副会長を交えた交流会では、政府に東京一極集中の是正のため大学の地方分散や地方税財源の偏在是正を求めるべきとの意見がありました。

 5月20日、島根県議会の全員協議会が開催され、令和7年度の国の施策および概算要求に対する島根県の重点要望事項について井出久武政策企画局長から概要説明を受けました。国への要望は昨年に引き続き物価高騰に関わる6項目の緊急要望と54項目の政策課題への対応を求める一般事項要望の2本立てで構成されています。緊急要望は、エネルギー価格など物価高騰の要因の一つとなっている過度な円安の是正や都市と地方の格差解消に向けた下請法の改正や農林水産業の採算性向上対策を求める内容となっており、一般事項要望は、竹島の領土権確立や半島振興法の延長と能登半島地震を受けた半島地域の強靭化、教員の働き方改革の推進と学習指導要領の改善、米軍機の低空飛行訓練の中止、地方公共交通の維持・存続への支援、高速道路や土地改良、治山・治水など社会基盤整備の促進などを内閣府をはじめデジタル庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省および防衛省に提出することとされており、詳細な内容については常任委員会で精査され、5月29日および30日のの両日、丸山達也知事と園山繁議長が関係省庁を訪問する予定です。また、この日は、自民党島根県連(細田重雄会長)の常任総務会が開催され、6月16日に衆議院島根1区補欠選挙について惨敗となった結果の総括を行なうことと7月28日に第62回県連大会を行うことが報告されました。

 5月18日と19日の両日、出雲市の市政施行20周年記念事業の一環として、災害復興活動展が開催されました。この催しは、全国的に災害が頻発化・激甚化する中、大災害の救援、復興にあたる諸団体やボランティアの活動の記録写真の展示やシンポジウムを開催している特定非営利法人全国災害復興活動支援機構(「JDR」;坂根直樹理事長)の呼びかけに応じた島根県や出雲市、出雲青年会議所、平田青年会議所など17団体が呼応し、実行委員会(会長;飯塚俊之出雲市長)を形成して開催したもので、18日は、島根大学の酒井哲弥教授がモデレーター、外国特派員協会に所属するスリランカ、ペルー、ブラジル、フィリピンのジャーナリストと福島県浜通りで震災の支援活動を行っている相馬行胤さんの5人がパネラーを務めて「『自助、共助、公助』に意識を高め、来るべき災害への備えを」とする国際防災シンポジウム、19日には、復興祈念開会式および復興祈念コンサート、災害支援活動写真展、防災フェアなど多彩なイベントが行われました。復興祈念開会式には島根県歯ブラシバンクの恒松克己代表から丸山達也島根県知事に災害備蓄用の竹歯ブラシ10,000本が贈呈され、気仙沼市「大島おばか隊」の菅原博信世話人が「ご恩返しボランティアのご縁を繋ぐ」とする基調講演を行い、復興祈念コンサートでは陸上自衛隊第13音楽隊と在日米陸軍軍楽隊および出雲北稜高校吹奏楽部による演奏やミュージカル「あいと地球と競売人」が上演されました。(なお、写真展は出雲市のラピタ本店で27日まで行われています。)