5月18日と19日の両日、出雲市の市政施行20周年記念事業の一環として、災害復興活動展が開催されました。この催しは、全国的に災害が頻発化・激甚化する中、大災害の救援、復興にあたる諸団体やボランティアの活動の記録写真の展示やシンポジウムを開催している特定非営利法人全国災害復興活動支援機構(「JDR」;坂根直樹理事長)の呼びかけに応じた島根県や出雲市、出雲青年会議所、平田青年会議所など17団体が呼応し、実行委員会(会長;飯塚俊之出雲市長)を形成して開催したもので、18日は、島根大学の酒井哲弥教授がモデレーター、外国特派員協会に所属するスリランカ、ペルー、ブラジル、フィリピンのジャーナリストと福島県浜通りで震災の支援活動を行っている相馬行胤さんの5人がパネラーを務めて「『自助、共助、公助』に意識を高め、来るべき災害への備えを」とする国際防災シンポジウム、19日には、復興祈念開会式および復興祈念コンサート、災害支援活動写真展、防災フェアなど多彩なイベントが行われました。復興祈念開会式には島根県歯ブラシバンクの恒松克己代表から丸山達也島根県知事に災害備蓄用の竹歯ブラシ10,000本が贈呈され、気仙沼市「大島おばか隊」の菅原博信世話人が「ご恩返しボランティアのご縁を繋ぐ」とする基調講演を行い、復興祈念コンサートでは陸上自衛隊第13音楽隊と在日米陸軍軍楽隊および出雲北稜高校吹奏楽部による演奏やミュージカル「あいと地球と競売人」が上演されました。(なお、写真展は出雲市のラピタ本店で27日まで行われています。)