千葉県富津市にある「和光保育園」の園舎は、かつて日本軍兵舎として使われていた建物を払い下げを受けて、寺院の境内に建てられたもので、きれいにリニューアルされ、立派な太い梁や柱が残る築100年を超える堂々の日本家屋で、広々とした縁側が緑豊かで、園庭となる広い中庭に面しています。10月30日、島根県認可保育所理事長会(池田哲夫会長)の研修視察で、講演した社会福祉法人わこう村和光保育園の鈴木眞廣園長は「午前中は、とにかくおなかが空くまで好きに遊ぶ時間」と説明し、『子どもの目が輝く時間を増やす』『子供の興味を引き出す』ための保育を実践するため、「保育士は担任という枠にとらわれずに全員で子どもを見て、こまめに情報を交換し合う」とし、「保護者には保育の参観ではなく保育への参加、さらには参画へと、子どもも親も保育者も『ともに育ち合う』という価値観を大切にし、親(家庭)と保育園が共同で子育てをする環境をつくる努力をしている」と述べました。元気に駆け回る子があれば、園内で本を読む子があり、それを見守る保育士という構図がとても自然に感じられ、訪問した保育関係者には大きな刺激となったように思います。

 10月29日、東京都内で島根県認可保育所理事長会(池田哲夫会長)の研修会が開催され、27年4月から実施される国の「子ども・子育て支援新制度」の詳細な内容等について厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課の寺澤課長補佐から説明をうけました。新しい支援制度は、保護者が子育ての第一義的な責任を有するという基本認識のもとに、市町村が実施主体となって地域の実態に応じた子育て支援を行うとするものですが、施策の遂行に必要な財源を消費税の増税分を充てるとしながらも、制度設計の段階で3000億円程度の不足が言われ、保育所や幼稚園を総合子ども園に一元化するという当初の方針から保育所、幼稚園、認定子ども園、保育ママなど子育て支援施設の多様化に転換したため、関係者から「制度変更の内容がよく分からない」という意見が多い状況にあります。寺澤補佐の「新しい制度は待機児童や保育士不足に対応した内容」との説明に対し、出席者からは「待機児童対策に大きな効果がある特定保育をどうする」「複雑な事務処理の簡素化は」「第三者評価の実施機関の認定は」「増加する食物アレルギーに対する対応は」など多くの質問・要望がありました。

 10月28日、出雲市東部地域の幹線道路の整備促進を話し合う平田地域基幹道路整備促進期成同盟会(会長;大島治平田商工会議所会頭)が開催され、島根県、出雲市、議会、自治協会、土木委員、商工会議所、農協、森林組合などの代表40名が参加しました。大島会長は「地域の活力は交流動線となる基幹道路の整備があってこそ引き出せるものであり、平田地域にとって国道431号をはじめ斐川一畑大社線、鰐淵寺線、小伊津港線など基幹道の整備促進は大きな地域課題」と挨拶し、永井島根県出雲県土整備事務所長は「基幹道の整備は関係者の皆さんの協力を得て着実な進展を期しているが、431号については国富地内で河川断面の確保・検討に時間を要している。中町瑞穂大橋線、出雲平田線、斐川一畑大社線、鰐淵寺線については順調に事業化区間の整備を進めており、今後も、必要な予算の確保に努めたい」と述べました。意見交換では、海岸地域にとって災害時の避難道となる斐川一畑大社線の改良整備の要望や431号の拡幅改良について早期着手を求める意見がありました。