3月3日は「五節句」の一つである「上巳(じょうし)の節句」いわゆる「桃の節句」です。一般に女の子の誕生と成長を祝う「雛祭り」として広がっていますが、「上巳の節句」は、季節の変わり目に「身のけがれを祓い、無病息災で暮らせるように」と、川で身を清めて汚れを祓うという旧暦3月上旬の巳の日に行われていた神事でした。平安時代に宮中での人形(ひな)遊びと結びつき、紙人形などにけがれを移して川に流し、健康と幸せを願ったのが「雛まつり」の起源と言われており、江戸期に将軍家で男女一対の内裏雛が飾られたことを機に大名や大商人、名主の家庭へと広がり、次第に3月3日に人形を飾って女の子の成長を祝う儀式として一般にも定着したようです。雛祭りに振る舞われる白酒は、古くは桃の花をとって酒に浸した桃花酒を飲む風習から変じたもののようですが、内閣の方針を聞くと、孫娘に爺が「女性らしいたしなみ」を求めることは御法度になりそうな気もします。

 3月3日の島根県議会文教厚生委員会で、島根県教育委員会は県立高校の具体的な再編について、平成28年度に検討作業に着手することを明らかにしました。現状では、松江地区、出雲地区ともに250人程度の定員減は避けられず、浜田や江津、雲南地域では統廃合の検討が必要になるなど、少子化の影響は県立高校の維持存続にまで及んでいます。また、梶谷健康づくり推進室長は、平成26年度に島根県内の学校給食で使用された食材の約57%は島根県産で、「和食献立の回数が増えている」とし、食育指導による給食の残食率は4%弱と、朝食の摂取率が92%になるなど、「着実な成果が見られている」と報告しました。河原少子化対策室長は平成27年度に結婚支援を推進するハッピーコーディネーターを倍増させるほか、結婚相談支援センターを設置し、婚活イベントや広域的な情報交換の実施など、「結婚対策を充実・強化する」と報告しました。質疑では、認知症患者の病気やけがによる入院状況の把握についてあり、立石医療政策課長は「実態について調査する」と答弁しました。委員間協議では2年間の所管事項調査の報告について「職員間に蔓延っている『所管意識』をなくし、人口対策や医療、福祉の充実など県政の重要課題解決に『自分に何が出来るか』を考え、部局連携により、職員が一丸となって立ち向かってほしい」とする委員長見解を了承しました。

 2月27日、IT産業育成等振興議員連盟(会長;園山繁議員)の議員研修会が開催され、一般社団法人島根県情報産業協会(県産協)の吉岡宏会長は「ソフト系IT産業実態調査報告および情報産業の動向」として島根県のIT業界の現状を報告し、「平成25年度に県外から14社の進出があり、合計で62社、1961人(新規93人)の雇用があり、年間売上高が21563百万円となった」とし、今後の県内IT産業については、「ネット上のシステム開発やマイナンバー制の導入、ビッグデータの活用、金融機関のIT投資などによって、2020年頃までは確実に需要の拡大が見込めることから、毎年60~110名程度の新規雇用を実現するため、人材育成の深化を図る必要がある。県産協では10年後の就業者を3000人と見込んでいる。」と述べました。島根県情報産業振興室の槇原室長は、平成27年度のIT産業振興施策について「島根県産業技術センター内に研究開発センターを開設し、ソフトウェア系IT研究開発を支援するとともに専門高校での授業拡や普通高校でのIT講習会の開催、Smal rubyプログラミング甲子園やRuby bizグランプリの開催などの新規施策を実施するとともに引き続きIT人材の確保支援を継続する。」などと述べました。