国の平成27年度予算は3月13日に衆議院で可決され、参議院での審議が始まっています。26年度の補正予算審議の際には、西川前農林水産大臣の政治資金の問題にかなりの時間が費やされ、今度は下村文部大臣の政治資金の問題が取り上げられています。確かに、「政治とカネ」の問題は大きなテーマなのでしょうが、18歳の少年が殺人を犯しても匿名にされ、5人もの隣人を殺害した犯人が精神的疾患を理由に刑事訴追されないなど、社会状況に法の整備がマッチしていないように感じます。また、選挙権の年齢引き下げという民主主義の根幹をなす問題が与野党協議で合意され、国会での審議はほとんどされないまま、今国会で成立する見込みと言われていますが、参政権を与えるのであれば、成人年齢を引き下げ、法的責任を果たさせるべきとする意見を述べる議員がいないのも不可思議でさえあります。 予算委員会と言うからには、東日本大震災の復興や福島原発事故の収束、原発の再稼動などのエネルギー問題、少子高齢化による人口減少、経済対策など等、内政外交ともにたくさんの課題に内閣がどう取り組み、新年度にどのような予算で対応するのかを明らかにし、欠落している視点や重点化すべき事項を与野党を問わず、政党や議員が指摘することで論戦を繰り広げてほしいと思います。テレビ中継されている国会の議論は、旧態依然で、国権の最高機関としての「熟議」には程遠く、国民の政治離れが進行するように映っています。
クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から資金を集めるサービスで、新しい資金調達の手段として注目されています。
「廃校の危機にある島根県津和野町の左鐙小学校を存続させるため、空き家を改修し、移住できる環境を整えたい」と、左鐙中学校に通う12歳の鈴木智也さんが始めた「空き家の改修プロジェクト」はわずか2週間足らずで目標額の600万円を超える7,065,000円を集めました。 2013年3月に母子3人で都会から津和野町の左鐙に引っ越し、地域の人々に見守られ、自然の中で遊び、石見神楽を習うなど、田舎の生活を満喫している と言う、鈴木さんの「大好きな左鐙を守りたい」との純真で、ひたむきなメッセージに、全国からの支援が集まったとのことで、津和野町は左鐙小学校の廃止・統合を1年先送りしたと伝えられています。年度末となり、学校の統廃合のニュースが続く中での「大きいことが良いことなのか」という問いかけに、適切な言葉を探しています。
3月14日、出雲市民会館で出雲市合併10周年記念式典が開催されました。平成17年に、出雲市、平田市、簸川郡の2市4町が合併して発足した出雲市は、平成23年に斐川町を加え、人口17万5千人の山陰の中核都市となりました。式辞で、長岡秀人市長は「『出雲』というブランドが持つ力を最大限発揮できる産業、文化、医療、福祉など、各分野でキラリと光る展開を図り、『げんき、やさしさ、しあわせあふれる縁結びのまち・いずも』の創造に 邁進していこう」と述べました。式典では、出雲大社の神門通り活性化に尽くした田辺達也さんや「愛しきわが出雲」の楽曲を寄託したシングアソングライターの竹内まりあさんなど7人、1団体が特別功労者として、地方自治や産業、文化、医療、交流など各分野で市勢の振興に尽くした個人および団体が功労者として、それぞれ表彰されました。