12月23日、出雲市の宍道湖沿岸地域で営農組合の設立総会が開催されました。新たに組織されたのは平田船川の最下流となる布崎から園灘に至る「沖ノ島」と言われる地域で、『農事組合法人おきんしま』には89世帯とJAしまねが出資し、受託農地28.2㌶、構成組合員数90名で、基盤整備されるまでは水稲栽培を、土地改良による大区画化・汎用化の実施後は施設園芸や果樹、花木、野菜生産など多様な農業実践を実現するとしています。設立総会では、事業目論見書、定款、会計規約、労務規定、役員選任などの議案が承認され、田中康義さんが初代の組合長に選出されました。田中さんは「先祖から受け継いだかけがえのない地域と農地を後世にきちんとしたかたちで受け渡しをすることが私たちの役割で、営農組合の設立と基盤整備の実施はその条件です。集落全戸の参加をいただき、皆んなで力を合わせて、元気な地域になるよう努力しましょう。」と挨拶しました。来賓の持田守夫島根県東部農林振興センター所長は「集落営農は農地の荒廃を防止し、農業を永続させる手段の一つ。法人化は積極的な土地利用につながる前進形で、今後の取り組みに期待するとともに、応分の支援をしたい。」と挨拶し、JAしまねの米原稔出雲地区本部長は「地域住民の皆さん全員が参画した営農組合で、農地の整備や土地利用の集積など地域の将来にかかわる話し合いがされることは画期的なことであり、JAもその一員に加わることができ、感謝にたえません」などと述べました。沖ノ島地域は宍道湖西岸地区で検討されている国営緊急農地再編整備事業の予定区域でもあり、今後の進展に期待したいものです。
12月22日は二十四節気の冬至。『暦便覧』には「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」とあるように、一年で最も昼が短い日です。「冬至、冬なか、冬はじめ」とも言われ、寒さが本格化する時期になりますが、今年はエルニーニョの影響からか、気象庁は、12月21日「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表し、年末年始も例年より暖かい天気が続くと予測しました。12月中旬の北海道の平均気温は、1961年の統計開始以来最も高い平年より3・7℃高く、ちなみに、冬至の22日の気温は全国的に11月中旬から下旬並みの陽気とのことです。出雲地方の冬の風物詩である十六島海苔の摘み取りにも「異変あり」で、収穫は平年の10分の1ほどしかなく、18日の新物(一番海苔)の価格はバブル期を上回ったそうです。「冬至」と言えば「ゆず湯」と「豆腐」で、今夜は、湯豆腐のなべを囲んで、ゆず湯につかりたいものです。
12月18日、島根県議会11月定例会は本会議が開催され、12月8日の本会議で各常任委員会に付託され,審査が行われた平成27年度島根県一般会計補正予算(第3号)など、知事提案(18件)に対する委員長報告および9月定例会から決算特別委員会で継続審査とされていた平成26年度決算などの認定案件(6件)の委員長報告が行われ、いずれも「原案の通り可決すべき」とする結論を了としました。議員提案されていた「ヘイトスピーチ対策の充実強化を求める意見書」については、現在、政府提案の法律改正案が国会で継続審査とされていることもあり、建設環境委員会で「継続審査とすべき」とされたことに対し、異論もありました。溝口知事は「政府は3兆3000億円の補正を閣議決定し、与党も平成28年の税制改正大綱をまとめたが、県としては、国の方向を見定めて、新年度に適切な対応ができるよう取り計らいたい。」と述べ、絲原議長は閉会にあたって「平成27年は松江城の国宝指定などにより、多くの観光客をお迎えしたが、少子高齢化の進行など島根県を取り巻く環境は依然として厳しい。今秋、政府の『地方創生』に呼応した総合戦略の立案がされたところだが、本格的な動きが始まる平成28年度が島根県にとって良き年となることを願っている。」と挨拶しました。平成28年2月定例会は2月18日から3月16日までの予定です。