12月22日は二十四節気の冬至。『暦便覧』には「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」とあるように、一年で最も昼が短い日です。「冬至、冬なか、冬はじめ」とも言われ、寒さが本格化する時期になりますが、今年はエルニーニョの影響からか、気象庁は、1221日「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表し、年末年始も例年より暖かい天気が続くと予測しました。12月中旬の北海道の平均気温は、1961年の統計開始以来最も高い平年より37℃高く、ちなみに、冬至の22日の気温は全国的に11月中旬から下旬並みの陽気とのことです。出雲地方の冬の風物詩である十六島海苔の摘み取りにも「異変あり」で、収穫は平年の10分の1ほどしかなく、18日の新物(一番海苔)の価格はバブル期を上回ったそうです。「冬至」と言えば「ゆず湯」と「豆腐」で、今夜は、湯豆腐のなべを囲んで、ゆず湯につかりたいものです。