6月13日発売の「プレジデント」誌に、サントリーと共同開発したお茶のペットボトル「伊右衛門」で有名な創業220余年の京都福寿園の8代目当主で会長の福井正憲さんが紹介されています。福井会長は、福井家の家訓は「無声呼人(声なくして、人を呼ぶ)」で、その意味するところは「良いものは自然に売れて行く」。つまり、「徳を積み、自分を磨くことで人が集まる。お金を儲けようとするよりも、良い商品をつくり、磨きをかけることで、自ずから商売は成り立つ」と述べています。

また、日常に心がける戒めを「つもり十訓」として社員手帳に掲載し、ポケットに入れているそうです。



「つもり十訓」

多いつもりで少ないのが分別

あるつもりでないのが財産

ないつもりであるのが借金

深いつもりで浅いのが知恵

浅いつもりで深いのが欲

高いつもりで低いのが見識

低いつもりで高いのが腰

儲けるつもりで損するのが商売

飾るつもりで剥げるのが嘘

隠すつもりで顕れるのが悪事

 6月15日、島根県議会5月定例会は中山間地域・離島振興特別委員会(洲浜繁達委員長)が開催され、所管事項調査として「小さな拠点づくり」と「有人国境離島地域の保全および特定友人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の施行に関する政府による当面の取り組み」について質疑が行われました。委員会は、はじめに中村芳信議員の副議長就任に伴う副委員長辞任が許可され、後任に園山繁議員が指名推薦で副委員長に選出されました。意見交換では、「小さな拠点づくり」について、「高齢者が多い地域での施設介護が雇用創出の早道ではないか」「小さな拠点づくりは『住民主導』がキーワードであっても、結局は行政主導となる危険性がある」「公民館単位では地域交通や医療などの課題に対応できない」「小さな拠点づくりは地域の存続対策を3000余の集落から220余の公民館単位に集約して実施するものだが、県と市町村の現状認識と将来展望には大きな乖離がある」「地域課題の解決は『住民自らが取り組み』、行政は足りないところを補うという意識が今後の地域政策の要諦では」「県が目標年次に掲げる2030年はデッドライン」「今後の施策展開を図る上で、県と市町村の話し合いを徹底かつ丁寧に進められたい」など活発な意見が出され、有人国境離島振興法については、「国の動向把握につとめ、関係町村の意向が反映される具体策を要望すべき」とする意見がありました。
 東京都議会に舛添要一知事に対する不信任決議が提出され、本会議での上程・可決が不可避の情勢となっている。高額な海外出張旅費の公費支出に疑問が呈されたことに端を発し、都心から離れた湯河原の別荘での静養や政治資金の私的流用など、次々と発覚する「不適切事案」に対する自らの弁明に立ち往生した挙げ句の結末である。舛添知事は「不信任可決による辞職や議会の解散は目前に迫ったリオ五輪や2020年東京五輪の日程と知事や都議会議員選挙が重なる可能性があり、9月まで進退を猶予して」と懇願されたが、都議会はこれを拒否した。出張旅費については予算や決算の審査で都議会が直接その是非について言及できるとしても、今回の騒動の大部分は、舛添知事が政治資金の支出や使途についてマスコミを含めた第三者から「不適切」と指摘されたことに対し、自らが非を認めて返還または訂正することなく、指名された弁護士が『不適切だが、違法性はない』とする第三者の指摘と異なる所見を示したことに世論が沸騰したことにある。「菜根譚」には、成功するためには『人生の原理原則を教える師』『良き幕賓』『直言する部下』を持つことが必要と書かれているが、舛添知事は、舌鋒鋭く問題点を指摘し、適切な助言を示唆する国際政治学者として評価され、颯爽と国政・都政で輝きを放ちながら、五輪を目前にした退場は極めてお気の毒で惜しい気もするが、第三者の指摘を見誤ったツケはあまりに大きく、取り返しのつかない仕儀となった。