10月27日、東京・永田町の参議院議員会館で島根県認可保育所理事長会の研修会が開催され、島根県内の認可保育所の理事者や施設長40名が参加しました。この日は、NPO法人保育ORGの高橋秀司氏が「社会福祉法人の第三者評価の概要と意義について」とする講演を行いました。高橋氏は『福祉サービスが利用者本位であるか』『福祉サービスを利用する際に参考となるか』という観点から、事業者の自己評価と利用者のアンケートおよび認定機関による第三者評価を行うことで、福祉サービスの利用者のニーズや満足度を把握するとともに問題点や改善点をチェックできるとし、東京都で実施している第三者評価の手順や具体的な評価項目の内容について詳しく解説しました。講演に続いて、国の子ども政策の動向について厚生労働者雇用均等・児童家庭局保育課の川島均課長補佐、内閣府子ども・子育て本部参事官付小田裕企画第2係長、志田崇給付第2係長の3人をコメンテーターに招聘して『子ども・子育て政策の予算額の確保』『保育士の確保対策』『保育の質確保』『事務の簡素化』『離島・過疎地等への配慮』などについて意見交換しました。出席者からは、「保育士の配置基準見直しにあたっては保育士が不足している現状を考慮して、保育支援員(補助員)等の活用を検討すべき」「潜在保育士の資格登録を迅速化されたい」「定員増に伴う保育単価引き下げについて再検討が必要」などの意見がありました。
今年の二十四節気の霜降は10月23日。『暦便覧』に「霜結んで厳霜白し。 露が陰気に 結ばれて、霜となりて降るゆへ也」とあるように、冷え込む早朝には霜を見るようになり、晴れていても「女心と秋の空」のごとく、時折、小雨が降ることもあります。楓や蔦の葉の色づきが始まる頃となりましたが、この時期からの北風は「木枯らし」と言われるように、朝夕には大気が冷え込み、草葉の露が霜へと変化し、日一日と紅葉が色鮮やかになってきます。秋日和の日に開催される山形各地の芋煮会はつとに知られた秋の風物詩となっていますが、島根県でも津和野で「日本三大芋煮会」と称するイベントが開催されていると聞きました。月末には、出雲大社周辺で「日本全国そばまつり」として新そばを楽しむ催しも予定されています。日較差は、朝夕の冷え込みと昼の暖かさの温度差で、統計では春の方が大きいと言われますが、感覚的には夏日から一転冷え込む秋の方が大きく、鼻かぜには要注意です。
10月23日、出雲市の山間集落でコミュニティ活動の拠点となる集会所と特産品販売所のリニューアル完成祝賀会がありました。山陰屈指の古刹・鰐淵寺のある出雲市別所町は17戸が暮らす高齢化(64%)が進む山間集落で、産土神社の拝殿に連なる集会所が『お年寄りのお茶をする場』であり、鰐淵寺の駐車場に隣接する農林産品販売所の霊水会館が『小遣い稼ぎができる場』としてコミュニティ活動を支えてきました。しかし、いずれも経年劣化で老朽化し、霊水会館は雨漏りするなど、早期の対応が必要となったことから、別所町自治会(松浦和之会長)が平成27年度から島根県のしまね暮らし推進課と出雲市の自治振興課の指導・助言をうけて、このほど事業化しました。島根県の山間地域自立促進特別事業は、中山間地域において安心して住み続けることができるよう県が市町村とともにハード、ソフト両面から住民の地域運営を支援するもので、別所地区は『住み続ける中山間地域生活サポート事業費補助金』の交付を受けました。完成式典には島根県の穐葉寛佳地域振興部長や出雲市の伊藤功副市長などが来賓として顔をそろえ、出席した集落中の住民と交歓しました。松浦会長は「手厚い支援のおかげで立派な施設となったが、施設の整備は目的ではなく手段。別所は高齢化と過疎化の進む集落だが、今後も、住民が仲良く幸せに暮らせるようなコミュニティ活動が継続できるよう施設を活用したい。」と謝辞を述べました。