10月31日、島根県議会は全員協議会(全協)および常任委員会、決算特別委員会が開催され、全協では「平成29年度の国の施策および予算編成等に係る重点要望」「鳥取中部地震への対応」について説明、協議があり、決算特別委員会では、総括的質疑と平成27年度の定期監査結果について監査委員の意見聴取が行われました。国の予算編成前に県政推進上の重要事項について知事、議長による内閣官房など12府省庁に対する要望活動が11月9,10日に予定されており、新たに「北朝鮮のミサイル発射等に対する適切な対応」「国境離島に対する航路運賃低廉化の財政措置」「簡易水道事業への継続支援」「ツキノワグマの保護管理見直し」などの項目を含む72項目にわたる要望内容が議会に示されました。決算特別委員会で示された監査意見は「業務の執行は概ね適正とするものの、源泉徴収の納付遅れによる延滞税や不納付加算税が発生する事例があり、改善を要する」とするもので、総括的質疑では、平成27年度年度において女性の活躍推進事業の予算で多額の不要額が計上されたことについて「国の交付金が減額されたことに伴う執行減であり、不要額に計上すべきものではなく、予算額を補正すべき」との意見がありました。
10月30日、出雲市では2つの恒例イベントが行われました。平田町の出雲市立平田体育館では第28回武蔵坊弁慶杯争奪島根県少年剣道大会開催され、県内各地から40チーム約240名の少年剣士が参加しました。昨年までは鰐淵寺の「弁慶まつり」の協賛行事として行われてきましたが、開催時期が変更されたため、本年からは出雲市剣道連盟が主催する大会となりました。この大会は参加するチームで練習試合をして交流するのが特徴で、今年も午前9時から参加したチームが8つのコートに分かれて錬成会(練習試合)を行ない、昼食・休憩後の午後1時から弁慶杯と読売旗をめざしてトーナメント方式による試合を行いました。今年のベスト4は邑智郡美郷町の木積剣道スポーツ少年団と出雲市大社町の荒木剣道スポーツ少年団、出雲市浜町の北陽スポーツ少年団、出雲市平田町の平田剣道教室で、決勝は木積剣道スポーツ少年団と平田剣道教室が一進一退の大熱戦の末、木積剣道スポーツ少年団が2回目の優勝をしました。秋日和の屋外では、恒例の第38回一畑薬師マラソン大会が開催され、東は福島県から西は高知県までの全国各地から、第1回から38年連続参加の10人、夫婦で参加の34組を含む1900人がゴール前に待ち受ける1174段の石段を登るマラソンやウォーキングに参加しました。
平成13年4月に施行された土砂災害防止法は、都道府県に対し土砂災害防止対策基本計画の策定に必要な調査の実施を行った上で、『土砂災害警戒区域(イエローゾーン)』と『土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)』の指定を行ってこれを公表することとされています。島根県は地すべり地域など土砂災害の危険地域に指定されている箇所が20,000を超えていますが、様々な理由からレッドゾーンの指定は江津市の一部だけで、ほとんどがイエローゾーンの指定に止められています。島根県議会の建設環境委員会(加藤勇委員長)は県内すべてのエリアで指定を終えている長野県を訪問し、現地調査を実施しました。レッドゾーンに指定されると住宅宅地分譲や社会福祉施設、学校、医療施設の建築が許可制となるほか建築物の構造規制が講じられるなどの行為制限があるため 、住民の理解が得られにくく、「島根県では指定の必要性はあるものの、『危険性の周知に止めている』」地域が多いようですが、長野県は県内の居住地域が比較的盆地の平坦地域にあり、移転や防災工事が容易であったことが幸いした」とのことで、島根県は急峻ながけ地や海岸など移転が難しい地域が多く、地理条件や地域事情が異なるように感じました。しかしながら、ゲリラ豪雨や台風、地震などの自然災害から家屋や公共施設を守るためには、平時からの危険周知が不可欠であり、ハザードマップの配布徹底など、何らかの対処が求められることは必至です。