12月14日、島根県議会11月定例会は、午前に、中山間地域・離島振興特別委員会(洲浜繁達委員長)が開催されました。この日は「中山間・離島地域の活性化と『教育魅力化』の推進」、「特定有人国境離島地域に係る国への緊急要望」、「島根県の集落営農組織の状況」などについて質疑を行いました。『教育の魅力化』は離島・中山間の高校魅力化事業によって県外からの生徒受け入れが拡大し、都市部からの教育移住も珍しいことではなくなったことから、平成29年度から「教育」を1つのファクターとして市町村と連携し、第2期目となる教育魅力化事業を実施するとしています。特に、島根県で教育特命官を務める岩本悠さんをリーダーとする「学校魅力化プラットフォーム」が日本財団のソーシャルイノベーター支援制度の最優秀賞に選定され、3年間で3億円の事業費支援を受けることが決定したこともあり、委員からは、教育魅力化事業の対象地域や保育所、幼稚園から高校、養護学校まで事業範囲を拡大したいとする教育委員会の方針に対する質疑が多く出されました。鴨木教育長は「新年度からの離島・中山間地域の学校魅力化事業の対象は県外からの生徒を受け入れしている19校を想定し、当面、地域的には雲南市、大田市の追加を考えており、158,000千円の予算を要求している」と答弁しました。午後には決算特別委員会(岡本昭二委員長)が開催され、平成27年度島根県一般会計決算など認定6件を賛成多数で承認しました。また、議会運営委員会(田中八洲男委員長)では政務活動費の領収帳票などについて電子媒体での公開を求める陳情が審査され、閉会中に他県の状況や記憶容量の可否、費用などについて調査し、2月定例会で引き続き審議ことを決めました。
12月12日、島根県議会11月定例会は総務、建設環境の2常任委員会(2日目)が開催されました。総務委員会(山根成二委員長)では島根県立大学の運営状況に対するヒアリングが行われ、建設環境委員会(加藤勇委員長)では、平成28年度島根県一般会計補正予算など付託議案の審査と環境生活部、土木部、企業局の所管事項調査が行われました。環境建設委員会での主なる質疑では、土木部では出雲大社表参道の第2期整備や出雲空港保安検査場の2ゲート化、空港ターミナルビル前駐車場の拡張整備、浜田港のコンテナ貨物の集荷見通し、下水道整備など都市計画事業予算の確保などについて、企業局では水素プロジェクトの策定見込みなどについて、環境生活部では県立図書館市民ギャラリーの予約方法や出雲市の猪目川に生息する水生生物の電気ショッカーを使用する特別採捕許可、ゴミの減量対策などについてあり、出雲空港の駐車場整備について「29年度に委員会を設置して検討する」との答弁に対し、「駐車場の不足が明らかな現状を改善するために早急なる対応を(スピード感をもって)すべき」とする意見を委員長報告に盛り込むことを全会一致で決議しました。
12月11日、一畑電車の新造車両の出発式が開催されました。一畑電車はJR出雲市駅・出雲大社門前と松江しんじ湖温泉を結ぶ宍道湖北岸の電車で、大正3年の創業から100年を越える歴史があります。昭和40年代には年間利用者が600万人を超えていましたが、自動車の普及や人口減少などにより、現在は年間150万人程度で、軌道と電路、電車を島根県と沿線自治体が整備し、管理と運行を一畑電車が受け持つ「上下分離方式」が執られています。一畑電車と言えばベンガラ色のデハニ50系を連想しますが、現在、使用されているのは西武鉄道や東急電鉄、南海電車などの中古を改造した車両で、かなりのポンコツです。関係者によると新造車両の導入は昭和5年以来86年ぶりとのことで、島根県と松江市、出雲市でつくる一畑電車沿線対策協議会(会長;穐葉寬佳島根県地域振興部長)が国の鉄道軌道安全輸送等設備事業費補助金、訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金などを活用して28年度に2編成2両、29年度に2編成2両の合計4編成4両を新造する予定と聞いています。新しい車両には白にベンガラ色のストライプが入り、イワタプロダクトデザインの岩田一弥さん考案の「出雲大社」「宍道湖」「大山」「出雲平野」をイメージした洒落たラッピングが施されています。出発式には溝口島根県知事や松浦正敬松江市長、長岡秀人出雲市長、島根県議会一畑電車沿線議員懇話会の議員などによってテープカットとくす玉開きが行われ(残念ながらくす玉は紐がはずれるハプニングで開きませんでしたが・・・)、新造車両は11時25分に松江しんじ湖温泉駅を出発しました。