大相撲初場所は田子ノ浦部屋の大関稀勢の里が初優勝を果たし、横綱昇進が確実と報道されています。過去、何度も優勝のチャンスを逸してきた稀勢の里ですが、相撲に対して真摯に向き合い、努力する姿勢に多くの人が惹きつけられ、大きな声援となってきたように感じます。稀勢の里をして「愚直」と形容した評価がありますが、「努力は天才を超える」との先代師匠(元横綱隆の里)の遺訓を激しい稽古で実践した証しが、昨年の年間最多勝であり、今回の天皇賜杯につながったもので、スマートではありませんが、しかし「愚直」ではなく、「実直」と評する方が正しいのではと思います。「優勝に浮かれていられない。稽古に精進してもっともっと強くならないと、(先代への)本当の恩返しにならない。」とのコメントに目頭を熱くしたファンは多く、「千秋楽で白鵬関の厳しい攻めを残せたのは、今までの人生には無く、自分の力ではないような気がするが、もう1度優勝できるように頑張る。」の言葉が、今までと違って空疎に聞こえないところに、壁を乗り越え別次元の域に達した人(達人)だけが発する『漲る自信』を見ました。ネット上の意見は「昇進は時期尚早」としますが、小生は匍匐前進を続ける稀勢の里の横綱昇進を是としたいと思います。

120日は二十四節気の「大寒」。『暦便覧』に「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とあり、この時期は1年で最も寒い頃とされています。TVではアメリカでのトランプ大統領の就任式が中継されていましたが、広島市のリーガロイヤルホテルでは、恒例の在広島根県人会(福田昌則会長)の新年賀会が開催され、降雪激しい中でしたが島根県議会からも中村副議長など13名が参加し、会場には300人を超える関係者が集まりました。勝諷会の長唄「鷺娘」で始まった賀会で主催者挨拶した福田会長は「毎年、この時期に広島グリーンアリーナ周辺で開催される『島根ふるさとフェア』に20万人を超える人が島根を味わいに来場するのを見ると、島根県人としてとても誇らしく感じる。私たちの意識は常に広島に住む島根県人だ。」と述べ、来賓として挨拶した溝口知事は「昨年は、錦織圭選手のメダル獲得や『たたら侍』の映画賞受賞、大山隠岐国立公園の『満喫プロジェクト』指定など島根県にとって嬉しい出来事が相次いだ年であったが、今年はさらに『島根発』の発信ができるようつとめていきたい」などと述べました。交歓会では21,22日の『島根ふるさとフェア』の紹介や22日の『都道府県対抗駅伝』に出場する選手の激励、5COLORSのミニコンサート、特産品の抽選などもあり賑やかかつ盛大な賀会となりました。

アパホテルを運営するアパグループ代表の元谷外志雄氏の著書「本当の日本の歴史-理論近現代史学Ⅱ」に南京大虐殺や慰安婦の強制連行を否定する内容が書かれているとして中国外務省が反発し、中国の旅行社が同ホテルの取り扱いを中止し、さらに、来月開幕する札幌冬季アジア大会の組織委員会は、選手・役員が宿泊する「アパホテル&リゾート札幌」に対して「政治、文化などによる差別、偏見のないよう協力されたい」との要請をしたと報道されているが、どこの国の話かと感じた。日本は言論や出版の自由が憲法で保障されているはずだが、メディアの言論フィルターから少しでも外れると徹底的に批判され、全言撤回を余儀なくされる。近現代史に至っては学校教育からも多くの事実が欠落したままにされている。昨年、竹島の日に参加者で意見交換した折「日本は朝鮮半島を施政下においた時、朝鮮総督府とともに国策会社である東洋拓殖会社を設置し、交通、産業、経済、教育などインフラ整備に毎年の日本の国家予算に匹敵する投資を実行したと聞いている」との意見に、参加者一同が「初めて聞いた」と目を丸くされたが、国会の議論が「近隣諸国を刺激する」として極めて消極的であるのにも一因がある。アメリカのトランプ大統領やフィリピンのドゥテルテ大統領の過激とも思える発言が住民の高い支持を受けるのは、「○○に詳しい」とする「識者の意見」としてマスコミのフィルターを通してつくられた世論が一般の意識とかけ離れてきた証左である。「五輪の競技会場」、「豊洲市場」から「都議選の刺客」とメディアジャックまがいの発信を続ける小池東京都知事だが、首都とは言え90%は直接関係のない東京の情報を否応なく朝から晩まで見聞きさせられる人々がメディアから逃避する日はそう遠くはないかも知れない。批判的なマスコミの論調にもかかわらず、一般からの「アパ頑張れ」が抗議の100倍という数字は極めて興味深いものである。