韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が4月5日午前6時42分に咸鏡南道の新浦付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射し、60キロ離れたところに落下したと発表しました。防衛省関係者によると、高度は180キロと推定され、船舶や航空機などへの被害の情報はないとのことですが、弾道ミサイルとしては非常に射程が短かく、2月に発射したSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を地上配備型に改良した新しい中距離弾道ミサイルではないかと分析しています。今回のミサイル発射は米中首脳会談に向けた北朝鮮の牽制との見方がありますが、トランプ米大統領が厳しい対応を見せる可能性があるとして市場が反応し、株価は大きく値を下げました。先ごろ、秋田県ではEEZ内へのミサイル着弾をうけて、ミサイル落下を想定した住民避難訓練を行ったと報道されていますが、「発射と官房長官のテレビ会見までにはかなりの時間差があり、国の対応は悠長すぎる」と不安の声があったようです。確かに、今回の弾道ミサイル発射に関する菅義偉官房長官の緊急会見も午前8時を過ぎており、早晩、島根県沖へのミサイル発射の可能性を考えると背筋が寒くなります。さて、通常国会は予算審議が終わりましたが、森友関係の論議に明け暮れ、北朝鮮の脅威や不安定な韓国情勢に対する議論はほとんど聞かれませんでした。議員諸兄は毎月のように飛んでくるミサイルの脅威をどう捉え、国民の安全をどのようにして守る考えなのか疑問に感じます。テロ対策はもちろん大事な問題ですが、その前に議論すべきことがあるのではないでしょうか。

 
  任期満了に伴う出雲市長と出雲市議会議員選挙が4月2日に告示され、市長には現職と新人の2人、市議会議員(定数32)には現職24人、元職1人、新人10人の合計35人が立候補し、4月9日の投票日に向けた選挙戦がスタートしました。今回の選挙は、平成17年3月に出雲市、平田市、佐田町、湖陵町、多伎町、大社町の2市4町が合併して新出雲市となって4回目の選挙で、平成23年に斐川町が加わってからは2回目となります。無風と見られた市長選挙は新人の出馬によって投票となり、2期8年の長岡市政に市民がどのような審判を下すのかが焦点です。市議会議員選挙は8人の現職議員が引退・辞職したため、10人の新人が立候補しましたが、地域的には出雲地域20人、平田地域4人、佐田地域2人、多伎地域1人、大社地域2人、斐川地域6人ですが、出雲の南部地域や西部地域に多くの新人が立候補したこともあって、地縁・血縁、党派を超えた激しい地上戦が繰り広げられそうです。とりわけ、出雲市は平成27年10月の国勢調査で島根県内で唯一、人口増(453人の増)を果たしましたが、中心地域と周辺地域の高齢化率や若年率には大きな差異があり、そこから生じる小中学校の規模格差や公共施設の配置バランス、農林水産業の採算性確保や後継者難による中小企業の事業承継の問題など、住民の関心が高い政策課題に対する各候補者の政見に注目したいと思います。
 日本では官庁や学校をはじめ団体や事業所で年度の始まりを4月1日とし、終わりを3月31日としているところが一般的で、この時期は『新陳代謝』を実感させられます。保育園や幼稚園では修了式、小中高校、大学、各種学校は卒業式、事業所では辞令交付式など、呼び名は違いますが、未練を断ち切り、新しいステージへに向かう悲喜交々の『一区切』の儀式です。小生の同級生は昭和31年4月2日から昭和32年4月1日に生まれていますから、多くが満60歳の定年退職を迎え、『退職辞令』を受けて職場を去り行くこととなります。各人の永年に亘る職場や社会への貢献に敬意と感謝を表するとともに、健康に留意され、新しいステージでの活躍を祈念するところです。また、4月1日からは人事異動の発令によって職場や職種が変更となる皆さんや学校を卒業して新しく就職する皆さん、上級学校に進学する皆さんにとっては新天地で『未知との遭遇』が待ち受けています。はじめは1日、1日の仕事の能率に目に見える進境がなく、落胆し、自己嫌悪に陥ることもあると思います。しかし、人は、1年、2年とキャリアを積むことによって、自然に進歩し、練達するものです。「ローマの道も一歩から」。焦らず、慌てず、諦めず、一歩づつ着実な歩みとなることを期待します。