5月14日、出雲大社の「大祭礼」が盛大に執り行われました。出雲大社では「祈穀祭」「大祭礼」「献穀祭」を「三大祭式」とし、5月に行われる5日間の大祭礼は『勅祭』として斎行される特別の祭礼に位置付けられています。雲一つない晴天の下、千家尊祐宮司を斎主に執り行われた祭典には千家、北島の出雲国造家をはじめ各界の代表約1000人が参列し、天皇陛下からの御幣物が勅使の羽倉信夫掌典から伝達されました。出雲大社の「平成の大遷宮」は平成31年3月まで延長され、境内では現在、庁舎の建替中ですが、神楽殿前では神楽奉納が行われ、広い神苑には露店が並び、骨董市なども行われ、大きな賑わいが見られます。ところで、同日の午後、松江市で行われたバスケットB2リーグのセミファイナルで、島根スサノオマジックが僅差で勝利し、念願のB1昇格を決めたとの吉報が舞い込みました。関係者の皆さんに心からの祝意を贈り、5月20日のB2ファイナルでの勝利と国内トップリーグ(B1)という新しいステージでの島根スサノオマジックの活躍に期待します。
 出雲平野は斐伊川の下流に広がる連担地で、島根県有数の穀倉地帯です。とりわけ、宍道湖に面する最下流域は地下水位が高く水稲栽培に適した地域ですが、それ故に花き・花木、果樹、野菜などの生産に支障があり、近年はコメの消費が減少と価格の低迷を集落営農と担い手への農地集積による大型化で対処してきました。現在、コメの販売価格は昭和50年代の3分の1程度であり、現状を打開するには圃場の区画整理と乾田化(汎用化)を図るための土地改良を行う必要がありますが、斐伊川最下流の北岸地域約500㌶の土地改良事業には莫大な費用が必要で、実施は困難視されてきました。国は自由貿易協定の拡大を掲げ、農業も例外とせず国際化するとの方針に伴い、農林水産省は平成25年度から5年間(平成34年度まで延長)大規模の農地集積を条件にした緊急農地再編事業を国の直轄事業として実施しており、平成26年度に斐伊川北岸の地域(国富、平田、灘分、東)約470㌶を対象とした土地改良事業が起案されました。曲折はあったものの、国の事業採択に向けて宍道湖西岸地区土地改良事業推進協議会(多久和修一会長)によって営農プランの作成や換地、水利、農道整備などの計画がまとめられ、ほぼ、対象農家の同意が得られたことから、平成30年からの事業着手が有望となりました。概算事業費は約260億円と見込まれ、事業期間は10年程度とされていますが、事業推進には予算確保が不可欠であり、出雲市は推進協議会に農業団体や経済団体を加え、5月8日、長岡秀人市長を会長とする宍道湖西岸地区土地改良事業促進協議会を設立して精力的な要望活動を行うこととしています。
  ゴルフが紳士淑女のスポーツと言われるのは、プレイヤーに対して競技のルール以前に、『マナーの遵守』を求めていることにあります。先日、ゴールデンウイーク中に県内のあるゴルフ場で、ランニングシャツやTシャツでティーグランドに立っているプレイヤーを見かけて唖然としました。近年、ゴルフ料金の低廉化もあって乗用カートでのセルフプレーも多くなり、マナー違反が増加してきたように思います。昨年の秋に烏山城カントリークラブで開催されたLPGA主催の日本女子オープンで、史上初めてアマチュアで、かつ最年少となる17歳で優勝した畑岡奈紗選手が、プレーの際に、都度、砂袋を携行し、デボットを埋めている映像があり、『人に迷惑をかけない』『自己責任』を基本とするトップ選手の見事なマナーに、手ほどきを受けた指導者に厳しく叩き込まれたものと感心しました。ところで、県内の小学校でも制服をやめて自由服にしたところが多くなってきましたが、「自由」は『自己責任』であり、『人に迷惑をかけない』は『人に不快感を与えない』と同義ですから、保護者や教師には子どもたちにTPOを意識した服装のマナーを指導する必要があると感じます。小さなマナー違反を見逃すと個々の良識が劣化し、ひいては社会常識を失念して何かの折に大恥をさらすことになることを自覚したいものです。