8月18日、松江市の自民党県政会館で総務会長に就任した竹下亘衆議院議員(自民党県連会長)の記者会見が行われました。自民党総務会は25名の総務で構成され、党の運営及び国会活動に関する重要事項を審議する党大会・両院議員総会に次ぐ党の意思決定機関で、全会一致が原則です。総務会長は幹事長、政調会長と並ぶ党三役で、島根県からの就任は細田吉蔵(1982年)、細田博之(2012年、2016年)の例があり、内閣が国会に提出する議案は閣議決定前に総務会で事前承認されるため、総務会の議長である総務会長は議事を円滑に取りまとめるため高い調整能力が必要とされています。会見で竹下会長は「国対委員長の職にあるときには議員の不祥事や閣僚の失言で頭を下げて廻る日々だったが、今度は自分が失言しないように気を付ける番」としながら、「国政与党の意思決定機関のとりまとめ役という重責を常に意識して発言・行動する」と述べ、記者から参議院の合区問題や経済対策(景気対策)について問われると、「審議の場ではなく、協議の場を設けて徹底的に議論することが必要だと考えている」とし、衆議院の解散については「誰も分からないし、予測が当たったためしがない」と述べました。
総務省消防庁は、島根県、広島県、高知県を含む中国・四国9県の全市町村で、8月18日にJ-ALERTの訓練を行うと発表しました。今回の訓練では、内閣官房が午前11時に試験情報を配信し、市町村に設置された受信機が作動し、防災行政無線などで自動的に試験放送が流れるかどうかを確認するとしています。J-ALERT(全国瞬時警報システム)は、火山の噴火や津波をはじめとする大規模災害や、武力攻撃事態又は存立危機事態が発生した際に、国民の保護のために必要な情報を通信衛星を利用して、瞬時に地方公共団体に伝達するとともに、地域衛星通信ネットワークに接続された市町村防災行政無線や有線放送電話などを自動起動させ、サイレンや放送によって住民へ緊急情報を伝達するシステムです。対処に時間的余裕がない緊急情報を、「国から住民まで直接瞬時に」伝達することで、早期の避難や予防措置などを促し、被害の軽減や地方公共団体の危機管理能力が高まるとされています。特に弾道ミサイルやゲリラ・特殊部隊による攻撃が発生した場合、国民保護法で「国民保護サイレン」の吹鳴により住民の屋内退避や避難誘導の勧告を行うことが規定されています。今回の訓練は北朝鮮による米領グアム周辺に弾道ミサイルを発射する計画公表を受け、上空を通過する可能性のある地域を対象に行われるものですが、県議会では度重なる北朝鮮の弾道ミサイルのEEZ内着弾をうけて「早期の訓練実施を国に求めるべき」としており、「ようやく」の感はありますが、危機感の喚起にはつながるのではと思います。
8月13日、ロンドンで開催されている陸上の世界選手権(第9日)の男子400mリレー決勝で、日本(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)は、38秒04で3位となりました。男子400mリレーは、五輪ではアテネで銅、リオデジャネイロの銀と連続でメダルを獲得していますが世界選手権では初めての快挙です。優勝は今季世界最高の37秒47で英国が制し、米国が2位、3連覇中のジャマイカは現役引退を決めているウサイン・ボルトが4走を務めましたが、レース中に足を痛め、途中棄権となりました。外電は日本チームは個人種目で活躍したサニブラウン・アブデル・ハキームとケンブリッジ飛鳥に代えて桐生祥秀、藤光謙司の両選手の起用を進言した土江コーチのファインプレーと伝えますが、日本記録(37秒70)からすれば3位は上々で、リレー競技を得意とする日本の「総合力の高さ」の結果だと思います。ところで、防衛省は北朝鮮のミサイル発射に備えて陸上自衛隊高知駐屯地(高知県)、松山駐屯地(愛媛県)、 海田市駐屯地(広島県)、出雲駐屯地(島根県)の4か所に地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット(PAC3)」の配備を発表しました。万が一の場合に備えた対応ですが、迎撃が100%可能とは言い切れないところに危うさもあり、8月15日前後の暴発が懸念されますから、日本は外交、防衛、経済などの総合力を発揮して危機を切り抜けてほしいと思います。