8月11日は2014年に「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」として16番目の国民の祝日に制定された「山の日」です。今年は813日からの盂蘭盆とあわせて5連休となる事業所も多く、日本列島大移動の日となりました。ただ、8月15日の終戦の日を前にしてアメリカのトランプ大統領の発言や北朝鮮のミサイル発射予告、相次ぐ中国公船の領海侵犯などが次々に報じられ、対岸地域である島根県民にとって安全な暮らしが続くのか否か少なからず不安を覚えるところです。ところで、昨日、幼少のころからの隣人で、家族ぐるみでのおつき合いをいただいてきた安原直幸さんが白血病のため87歳で不帰の人となりました。ほんの数日前までは、隣保の人やお孫さんたちとカラオケを楽しんでいると聞いていただけに、突然の訃報にとても驚きました。2周りの年の差を超えた往来で「シゲさん」と慕い、可愛がってくれた人であっただけに寂寥感が募りますが、心からご冥福をお祈りいたします。合掌。

 
 今年の立秋は8月7日でしたが、島根県では全国一の暑さ(39.3℃)を記録するほど暑さが酷しく、『暦便覧』に書かれている「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」とある秋の気配など全く感じられないほどの日々が続いています。ただ、暑中見舞は残暑見舞に変わり、「暦の上では秋となりましたが」などと形容するのが一般的だそうです。夏の体調管理に欠かせないものと言えば「麦」で、冷麦やそうめんはもちろんビールも体を冷やし、利尿作用で不要なものを体から出してくれる優れモノで、「瓜類」も総じて栄養価が高く、体力が衰える夏場に極めて優秀な食材です。また、意外と知られていませんが、熱中症予防に有効な食べ物の代表格は「牛乳」と「甘酒」で、特に、「甘酒」は夏の季語とされているように、古くから暑気払いに飲まれてきたようです。甘酒は必須アミノ酸やビタミン、ぶどう糖やオリゴ糖などをたっぷり含み、「飲む点滴」とも言われる栄養ドリンクです。ただ、小生は週明けから霞が関に概算要求前の要望活動を行うため上京、滞在しましたが、台風11号の影響もあって都心の熱波は殊のほか厳しく、毎夜、甘酒や瓜類よりも麦湯・麦酒の類で暑気払いを続ける毎日を過ごしました。  
 8月6日、ロンドンで開催されている陸上の世界選手権第2日の男子100m決勝で、史上最強のスプリンターと称される世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)はラストランを9.95秒で走り3着となりました。勝ったのは9.92秒のジャスティン・ガトリン(アメリカ)で、2005年以来12年ぶりの金メダル、2着は9.94秒の今季世界ランク1位のクリスチャン・コールマン(アメリカ)でした。日本勢は代表3人がともに準決勝に進んだものの予選のタイムを上回ることができず、ファイナリストに名を連ねることはできませんでした。ボルト、ガトリンともに10年以上にわたって世界トップの位置にあることは、抜群の実力と弛まぬ鍛錬のなせる業の結果であることは言うまでもありませんが、日本人選手がなかなか期待通りの成績を収めることができないのは、「過期待」と「誤期待」があると思います。期待通りの成績が取れなかった時、しばしば「本来の力を発揮できなかった」と形容されますが、「本来の力」とは極度の緊張や厳しい条件下でも発揮できる力であり、最高の条件下でのものとは異なります。江戸時代の剣術書「剣談」に「勝ちに不思議の勝ちあれど、負けに不思議の負けなし」とありますが、世界トップとの「力の差」は依然として大きいことを再認識させられた100mのレースでした。