8月18日、松江市の自民党県政会館で総務会長に就任した竹下亘衆議院議員(自民党県連会長)の記者会見が行われました。自民党総務会は25名の総務で構成され、党の運営及び国会活動に関する重要事項を審議する党大会・両院議員総会に次ぐ党の意思決定機関で、全会一致が原則です。総務会長は幹事長、政調会長と並ぶ党三役で、島根県からの就任は細田吉蔵(1982年)、細田博之(2012年、2016年)の例があり、内閣が国会に提出する議案は閣議決定前に総務会で事前承認されるため、総務会の議長である総務会長は議事を円滑に取りまとめるため高い調整能力が必要とされています。会見で竹下会長は「国対委員長の職にあるときには議員の不祥事や閣僚の失言で頭を下げて廻る日々だったが、今度は自分が失言しないように気を付ける番」としながら、「国政与党の意思決定機関のとりまとめ役という重責を常に意識して発言・行動する」と述べ、記者から参議院の合区問題や経済対策(景気対策)について問われると、「審議の場ではなく、協議の場を設けて徹底的に議論することが必要だと考えている」とし、衆議院の解散については「誰も分からないし、予測が当たったためしがない」と述べました