剣道日本一を決める第65回全日本選手権が11月3日、東京九段の日本武道館で全国の予選を勝ち抜いた64人の精鋭で争われ、熊本県警の西村英久5段が2年ぶり2度目の優勝を果たしました。この大会は剣道愛好者にとって憧れとする大会で、九州学院高校の同門対決となった決勝は4年ぶり4度目の日本一を狙う警視庁の内村良一錬士7段と、西村英久5段が対戦となり、開始直後にコテを決めた西村5段が優勢に試合を進め、6分過ぎに再びコテを決めて勝負を決しました。剣道の勝負は3人の審判の旗が2本上がると「1本」となりますが、TVなどのスロー画像を見た人から「当たっていないのではないか」「赤白の旗が逆ではないか」などの指摘をよく聞きます。剣道では、有効打突は「打突の機会」「打突の部位」「残心」などを満たした場合と決められており、審判に有効打突と認めさせた選手が勝者となります。今年も微妙な判定の試合が続きましたが、敗れた選手のコメントは、対戦相手を称え、自らの精進を誓う『剣士』の清々しさを感じました。

 

 神奈川県座間市で、昨年7月に相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され、26人に重軽傷を負わせた大量殺人に続いて、未成年の少女らを含む9人が殺害・遺棄されたとことは衝撃です。逮捕された容疑者は、今年2月に歌舞伎町で女性の売春斡旋容疑で有罪判決を受け、執行猶予中の凶行と報道されています。2つの事件は、ともに『とても常識では考えられない行動』で犯行は『心神喪失状態による可能性がある』と考えられますが、やまゆり園の事件は本年7月に起訴されたものの、未だ初公判は行われておらず、精神鑑定の結果次第では『刑事責任能力なし』として、罪に問われない可能性があると言われています。見ず知らずの人がSNSなどを通じた情報交換から人的なネットワークが形成されるご時世は小生のようなアナログ世代には理解できない面が多くありますが、新聞の社会面では毎日のように殺人事件の発生を報じ、テロや戦争を含めて、人のいのちを奪う行為が常態化して、殺人事件が特別のことではなく、いつ自分に降りかかるか分からないという社会であってはなりません。加えて、自己責任を社会に転嫁する風潮を許容してはなりませんし、時代が変わっても人を傷つけたり、盗んたりという行為が正当化されてはならず、学校や社会での『常識を持たせる』『理性を磨く』という取り組みの深化が必要だと感じます。
 


 11月1日、第195特別国会が招集され、前の衆議院総選挙で当選した465人の議員が登院し、会期を12月9日までの39日間とし、正副議長の選挙や内閣総理大臣の指名を行いました。島根県からは、島根県の各選挙区で当選した自民党の細田博之、竹下亘、比例中国ブロックで当選した自民党の三浦靖、公明党の齋藤鉄夫、立憲民主党の亀井亜紀子の前職3人、新人2人の5人が国政に参画されることになりました。今回、初議席を得た自民党の三浦議員は亀井久興元衆議院議員の秘書を経て、大田市議会議員(3期)となり、2年前から自民党島根県連青年局長を務めており、今回、大田市議会議員の任期を5ヶ月余残して衆議院候補となり、国政に転進しました。44歳の若さは前途洋々であり、島根県の代表として、じっくりと識を磨き、焦らず、おごらず、政務に邁進していただきたいと思います。