12月15日、島根県議会11月定例会は本会議が開催され、12月6日の本会議で各常任委員会に付託された平成29年度島根県一般会計補正予算(第4号)など知事提案16件と請願1件に対する委員長報告と9月定例会から決算特別委員会で継続審査とされていた平成28年度決算などの認定案件6件を「認定すべき」とする委員長報告をともに賛成多数で可決しました。また、任期満了に伴う島根県収用委員会委員の選任同意が追加提案され、新たに出雲市在住の弁護士である熱田雅夫氏が選任されました。溝口知事は「国は今年度の補正予算として待機児童対策や防災、EPA対策など2.7兆円を計上し、近く平成30年度予算の原案も提示される見込みだが、県としてはその動向を見極めて平成30年度の予算編成を行う。」とした上で、自身の健康問題について「12月17日にも上京し、年末年始に食道ガンの治療を受ける。」と述べました。大屋議長は閉会にあたって「本年、県議会は政務活動費の不適切事案が発生したが、県民の信頼回復を果たすべく、来年は地方創生の実現に全力を尽くす年としたい。」と挨拶し、知事に対し「一日も早い全快を祈っている。」と述べました。平成30年度の予算などを審議する次の定例県議会は2月19日から3月16日までの日程で開催される予定です。
12月12日、島根県議会は地方創生・行財政改革調査特別委員会(小沢秀多委員長)が開催され、所管事項の調査が行われました。政策企画局からは平成29年10月1日現在の推計人口について説明があり、1年間の出生数と死亡数の乖離が拡大している状況や社会動態にはさして大きな変化が生じていないことなどが報告され、質疑では「石見、隠岐、出雲の詳細な状況を分析して対策を講ずるべきでは」「出雲空港の利便性向上を図るべきでは」「若者に『島根が目指している方向』をはっきりと分かるように情報発信をして」などの意見があり、新田局長は「広報部と連携して、『フォトしまね』で人口減少対策と定住対策を分かりやすく説明できるように編集した」「県の成果指標は『施策の投入によってどう変化したか』を表すもので、必ずしも県民に分かりやすいものではないかもしれない」などと述べました。総務部からは平成30年度当初予算の部局要求状況と新しい行政需要に対応するため継続事業を見直しし、スクラップアンドビルドを徹底するとする予算編成方針について報告があり、委員から「県の財政状況好転と県民生活の質的向上が反比例しては意味がない」「産業や生産投資には状況に応じた追加補正や中断など、メリハリを利かせるべき」などの指摘がありました。
12月11日、島根県議会11月定例会は農水商工、建設環境の2常任委員会(2日目)が開催され、農水商工委員会(加藤勇委員長)では鳥取県北栄町の青山剛昌ふるさと館と琴浦町の鳥取県畜産試験場を訪問し、現地視察を行いました。青山剛昌ふるさと館は北栄町出身の漫画家で、『名探偵コナン』の原作者として知られる青山剛昌氏の資料館で、2007年3月18日に開館しました。この施設は、境港市の水木しげるロードにある水木しげる記念館と並んで鳥取県が進める『まんが王国』の拠点施設で、館内は、青山剛昌氏の仕事部屋や原画ギャラリー、劇場版コナンポスター、アニメのセル画などの展示がされています。石田敏光館長によると、コナンの海外版コミックスの発売もあって、近年は外国人観光客も多く、先ごろ、入館者90万人を達成したとのことでした。また、今秋の宮城全共で上位入賞を果たした鳥取和牛の改良を担っている鳥取県畜産試験場では、田中成彦場長から鳥取県の和牛改良方針について説明を受けました。田中場長によると岐阜県から導入した優秀雌牛の「みどり」の産子で、鳥取県の種雄牛「白鵬85の3」と「百合白清2」の育種価が極めて秀逸で、脂肪交雑の指標であるBMS値が全国最上位にランクされたこともあって県内畜産農家の協力が得られやすく、受精卵移植を積極的に進めたことが功奏、全共の好成績につながったとのことでした。