1月15日、島根県議会自民党議員連盟に島根の持続可能な米づくり検討部会(生越俊一部会長)が設置され、関係者を集めて初めての研修会が開催されました。この日は月刊食糧ジャーナルの鶴田裕編集部長と島根県農業協同組合の足立淳米穀園芸部長を招聘して意見聴取しました。鶴田氏は「平成30年以降における全国米産地の栽培・販売戦略」として意見陳述し、北海道や東北、北陸など、国内の主要コメ産地で、ブランド志向にマッチする特A新品種の開発や販売契約による業務用米栽培が急速に進行・拡大している現状が詳しく説明されました。足立部長は平成29年の島根県産米の生産状況と平成30年の生産・販売予定計画について報告し、当面は「コシヒカリ」から「きぬむすめ」と「つや姫」への品種転換と契約栽培の拡大が島根県のコメ生産の主戦略との方針を説明しました。また、近年、島根県内でもJAしまねの安来地区本部を中心にコメの輸出に取り組む東洋ライス㈱との提携による「金芽米」の生産・販売が増加しており、中山間地域では、島根県産業技術センターが開発した発芽玄米や有機・減農薬栽培による酒造好適米の生産拡大に取り組んでいることも明らかにされました。

 1月20日は二十四節気の「大寒」で、『暦便覧』に「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とあるように、この時期は1年で最も寒い頃とされ、天気予報では、来週、今期最強の寒波襲来とのことです。ただ、今週末は、春を思わせるような穏やかな日和が続いており、20日、21日に広島市のグリーンアリーナ周辺で開催される『しまねふるさとフェア』は、例年(20万人)を遙かに上回る人出となるのは確実です。前日となる1月19日の夕刻には、リーガロイヤルホテル広島で、恒例の在広島根県人会(福田昌則会長)の新年賀会が開催され、藤原副知事や大屋県議会議長など多くの来賓と会員など320余名が出席しました。大社町大土地神楽保存会による「八千矛」で始まった賀会は『都道府県対抗駅伝』に出場する選手の激励や特産品の抽選なども行われ、会場内は、終始、出身市町村別に配席された会員各位の和やかな交歓風景がありました。

 

 

 
  島根県を代表する郷土料理店「おかや」の創業者で、日本料理の名匠である岡正次さんが心筋梗塞のため1月13日未明に急逝されました。岡さんは昭和55年に出雲市平田町に「味処おかや」を創業し、「平田は日本海と宍道湖の食材が揃う別天地」として、アマダイやノドグロ、ウップルイノリ、島根和牛など、季節と郷土色豊富な食材を使った創作日本料理が高く評価されてきました。開店当初、石州瓦に和牛ロースをのせた『島根和牛の瓦焼』が大評判となり、テレビ東京の「田舎を食べよう!決定!ふるさとグルメ大賞」では『十六島のりとアマダイの炊き込み御飯』が、旅行や料理番組で紹介された約600点の中から大賞に選ばれました。近年は出雲そばに欠かせない辛味大根の普及や後進の育成に取り組む意欲を見せていただけに、満65才での早世は残念でなりません。また、1月14日には「竹島の日」の生みの親とも言える元島根県議会副議長の上代義郎さんの逝去が伝えられました。島根県警察本部を退職後の県議会議員活動は、「島根県中山間地域活性化条例」や「竹島の日条例」の制定に尽くされるなど、離島・中山間地域などの条件不利地域のために大きく貢献された4期16年間でした。今日まで格別のご高誼をいただきましたお二方に心から感謝申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。合掌。