島根県議会自民党議員連盟の政策審議会に設置されている「売れる農産品づくり検討部会」(絲原德康部会長)は、1月30日に県内で6次化や有機栽培などの取り組みによって新製品の開発や販路開拓、有利販売などを実践している生産者や企業を訪問して実地調査を行いました。雲南市木次町のJA雲南みどり工房ではハウス18棟(22287㎡)で7種類の葉物野菜を水耕栽培し、「みどりちゃん」のブランドで190,000千円の販売額を上げています。雲南市吉田町の㈲木村有機農園は『エコファマー』の認定を受け、吉田、掛合、飯南、奥出雲地域で218戸の農家と連携し、6.55hの農地で有機栽培によるコメやそば、野菜の生産を行い、産直市やレストランで販売、提供しています。とりわけ、高アミロース米を加工し、特許取得の「TAMAMORI」と名付けた10割米麺は血糖値の上昇を抑制する効果があるとされ、フランスに輸出されているとのことでした。安来市広瀬町の青戸酒造㈱は、地元の農家と契約した特別栽培米で平成26年に開発した料理酒がオーガニック志向の料理店などから重用され、独特の「木糟搾り」による酒粕チョコレートとともに高い評価を受け、主力商品となっているとのことでした。いずれも高齢化による担い手確保などに課題はありますが、機械化や集約化、ITの活用などによっては大きな伸びシロが見込めると感じました。
1月26日、出雲市平田文化館で第13回スポーツ振興大会が開催され、平成29年の各種スポーツ大会で優秀な成績をあげた平田地域に在住または学校や企業、サークルに所属する個人61人と11団体が優秀競技者として、永年、指導者や体協役員をつとめた3名が功労者として表彰されました。森脇良治出雲市体育協会平田支部長は「昨年は12月1日にプロボクシングで、大橋健典選手(角海老宝石)が坂晃典選手(仲里)に5回3分6秒KO勝ちし、フェザー級の日本チャンピオンとなりましたが、アマチュアでも出雲北稜高校の岩田吏加選手が第16回日本女子ボクシング選手権大会の少年ライトフライ級で優勝、平田高校出身の佐々木健太選手が嘉納杯柔道で81kg級を制するなど、東京オリンピックに向けた期待が膨らむ年でした」などと挨拶しました。式典後には、2005年にヘルシンキで開催された世界陸上のマラソンで銅メダルを獲得した尾方剛広島経済大学准教授が「陸上競技を通じて得たこと」と題する講演を行いました。尾方准教授は1994年の箱根駅伝で山梨学院大学のアンカーとして優勝のゴールテープを切った後に故障、ストレスで全身脱毛症となる時期を乗り越え、中国電力に籍をおいて1999年からマラソンに挑戦し、2008年の北京オリンピックまで日本を代表するマラソン選手として活躍されました。講演では、「苦難に陥ったことで置かれた状況を冷静に見つめることができ、周囲の支援や励ましで頑張れた」「『神様は乗り越えられない試練は与えない』と感じている」などと述べ、現在は指導者や解説者として活躍されていることもあって「日本人の『粘り強い国民性』はマラソン向きで、強い選手を育てたいと思っている」と結びました。