5月21日、島根県議会の全員協議会が開催され、大屋議長は春の叙勲で旭日中授章を受章した浅野俊雄議員に祝意を表し、4月9日に大田市周辺で発生した地震災害に対する見舞と早期復旧への配慮を述べました。この日の会議では、地震災害に対する対応状況や緊急対応、風評被害対策等の経費として編成され、知事専決された補正予算の内容について聴取しました。また、国の平成31年度の概算要求に盛り込むべき島根県の重点要望事項について、野津建二政策企画企画局長から説明があり、細目については所管の常任委員会で意見交換を行ないました。国への重点要望は、5月30日、31日の両日に溝口知事と大屋議長が関係省庁を訪問する予定となっていますが、農水商工委員会(加藤勇委員長)では、国の働き方改革に伴う労働者確保対策として外国人の就労を検討することやTPPの発効に向けた農林水産業の経営安定対策の強化などを新たに盛り込むべきとし、クロマグロの漁獲制限に伴う所得補償や宍道湖西岸地区国営農地再編整備事業などに所要の予算配分を求めるとする内容を了承しました。なお、委員会の冒頭で松浦芳彦農林水産部長は、平成30年度予算の執行に関し、本来、議会の議決が必要となる漁港整備にかかわる国庫債務負担行為が、議会の議決を経ることなく実行されたことを陳謝しました。   
  目に映る麦畑の黄金色と田圃の対比が美しい「小満」の時候となりました。『暦便覧』に「万物盈満すれば草木枝葉繁る」とあるように、陽光が強くなり、気温が上がり、適度の雨が降り、動植物が順調に成長することを実感する一方で、畑や庭の除草に閉口する時期でもあります。先ごろ、雅子さまが皇居内にある紅葉山御養蚕所を訪れ、来年5月の新天皇の即位に伴って、皇后陛下が行われてきた養蚕を引き継がれる意向を示されたと報じられたところですが、皇室では明治以降、歴代の皇后が蚕の世話をし、収繭して紡いだ絹糸でつくられた絹布が文化財の復元や国賓への贈り物などに使われていると聞きました。5月20日、出雲初の宮と称される雲南市大東町の須我神社で、恒例の「出雲国神仏霊場合同祭事第14回世界平和祈願祭」が盛大に行なわれました。祭典では和歌発祥の地にふさわしく冷泉流和歌朗詠の披露などがあり、来賓の島根県の溝口知事や鳥取県の野川副知事などが玉串奉奠を行いました。境内では餅撒きや20社寺のお砂踏み、神楽殿では大蛇退治の神主神楽奉納などの協賛行事にたくさんの人だかりがありました。

 高木弘伸先生が5月7日に行われた全日本剣道連盟の審査会で剣道の最高資格である「範士」に推挙されたことがわかりました。高木先生は少年時代に日御碕剣友会で腕を磨き、大社高校から東京教育大学に進み、卒業後は島根県の高校で体育教員として勤務する傍ら、自らも競技者として全日本選手権や国民体育大会、全国教員大会などで島根県の中心選手として活躍し、日本代表として世界選手権に出場されるなど傑出した剣歴があります。全日本剣道連盟に登録された剣道の段位取得者約140万人のうち高段者とされる6段以上の受有者は2%程度ですが、最高段位の8段受有者はわずか600人足らずで、「日本で一番難しい審査(合格率が1%未満)」と形容されています。高段者となると「錬士」「教士」「範士」の称号が付与されますが、「錬士は、剣理に錬達した6段受有者」「教士は、剣理に熟達たし7段受有者」「範士は、剣理に通暁、成熟した8段受有者で、人格徳操高潔な者」と規定され、範士受有者は400人程度とされる超難関資格です。高木先生は現在63歳で、斯道界のリーダーとしては比較的若年の部類ですから、健康に留意され、ご存分の活躍を期待したいと思います。