目に映る麦畑の黄金色と田圃の対比が美しい「小満」の時候となりました。『暦便覧』に「万物盈満すれば草木枝葉繁る」とあるように、陽光が強くなり、気温が上がり、適度の雨が降り、動植物が順調に成長することを実感する一方で、畑や庭の除草に閉口する時期でもあります。先ごろ、雅子さまが皇居内にある紅葉山御養蚕所を訪れ、来年5月の新天皇の即位に伴って、皇后陛下が行われてきた養蚕を引き継がれる意向を示されたと報じられたところですが、皇室では明治以降、歴代の皇后が蚕の世話をし、収繭して紡いだ絹糸でつくられた絹布が文化財の復元や国賓への贈り物などに使われていると聞きました。5月20日、出雲初の宮と称される雲南市大東町の須我神社で、恒例の「出雲国神仏霊場合同祭事第14回世界平和祈願祭」が盛大に行なわれました。祭典では和歌発祥の地にふさわしく冷泉流和歌朗詠の披露などがあり、来賓の島根県の溝口知事や鳥取県の野川副知事などが玉串奉奠を行いました。境内では餅撒きや20社寺のお砂踏み、神楽殿では大蛇退治の神主神楽奉納などの協賛行事にたくさんの人だかりがありました。