6月1日は「衣替え」の日。日本は四季があり、季節によって天気や気温が変化するため、古来から「袷」「単衣」「薄物」などの種類がある着物は、着る時期が決まっていて、仕立て方や柄、手入れとなる「虫干し」にまで、一定のルールがありました。また、服装のみならず持ち物や建具、調度品までを入れ替えする風習もあり、夏の時期は葦簀や籐の敷物、蚊帳などが風物詩としてあげられますが、田の字型の日本家屋が減って洋風建築が多くなり、冷暖房の空調機器が普及した現在では、一般家庭で季節ごとに調度品を入れ替えするのは掛け軸や生け花などの床飾りぐらいとなりました。明治時代以降は軍隊や学校、企業で皇室の「更衣」に倣って、6月1日と10月1日に夏服と合服(冬服)を入れ替えする「衣替え」が行われてきましたが、官庁や企業は初夏から初秋まで「ノーネクタイ・ノージャケット」の「クール・ビズ」と呼ぶ軽装が主流となり、多くの学校で制服が自由となった今日では「衣替え」と言ってもピンと来ない人もあると思われますが、四季折々の変わり目を楽しむ国民性は継承したいものです。

 

 

 

 5月30日、松江市内のホテルで山陰インド協会(山根常正会長)の2018年定期総会が開催され、ODAを活用したJICAの支援事業を活用して「WEPシステム」の実証試験にあたる松江土建㈱、コンポスト製造高速化事業に取り組む三光㈱、衛生環境配慮型トイレの普及に取り組む大成工業㈱に続いて、17年度に出雲市大社町のアルファー食品㈱がアルファ化米の試験製造・販売を行ったことが報告されました。山陰インド協会は松江市に中村元記念館が開設されたことを機に2013年に設立され、当時のワドワ駐日大使の支援もあって、訪印ミッションの派遣や島根大学とインド総合科学大学との交流、大山宍道湖圏域市長会とケララ州との友好交流協定調印など着実に交流拡大が図られてきました。2018年度に計画されている事業は、訪印ミッションの派遣のほか、6月には協会とJETRO松江の間で連携協定が締結される予定で、国内6番目の「インドデスク」の設置によって経済情報の提供が始まります。また、島根大学による日本語教師の派遣や2020年の東京オリンピックに出場が有力視されるホッケー競技インド代表チームの事前合宿招致を表明している奥出雲町の支援も行なわれます。総会終了後には、就任後、初めて島根県を訪れたスジャン・R・チノイ駐日インド大使と駐大阪・神戸インド総領事館のT・A・チャングサン総領事などを囲む懇親会が開催されました。

 5月29,30日、島根県議会農水商工委員会(加藤勇委員長)は、ものづくり産業や農林水産業の人材確保について実地調査を実施しました。松江市のJAくにびき中海干拓事業所では、若いJAくにびきの「だんだん営農塾」で農業研修を積んだ認定新規就農者が指導農業士や認定農業者の支援を受けながら「くにびきキャベツ」のブランド化に取り組む状況を聴取し、安来地区担い手育成総合支援協議会が運営するJAやすぎ農業サポートセンターでは、高齢化やパート労働者の不足などによるマンパワー補充を「農業サポーター」の登録によるマッチング(無料就労斡旋)によって解消している事例を聴取しました。「バイオマスタウン構想」を掲げてチップボイラーやバイオマス発電に取り組む岡山県真庭市では市役所庁舎に象徴される公共建築物の木造化やエネルギーのバイオマス活用の進捗状況、山林施業者の確保対策などについて説明を受けました。玉野市のIT企業である㈱NICSではフレックスタイムやテレワークの導入などによって、昨年は次世代認定マーク「くるみん」の認定、本年は健康経営優良法人の指定を受けたとのことで、84人の従事者のうち、この10年間に採用された30人で中途退職者がわずか2名に止まり、2~3人の求人対する求職者は10~15倍に上ると聞きました。