6月6日、福岡市のヒルトン・シーホークで、『ご来復しよう』を大会テーマに第96回全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会IN福岡(「全旅連」;多田計介会長)が開催され、関係者1200人が参加しました。外国人観光客の増加によって全国的にホテルの新設や住宅宿泊事業法の施行(6月15日)による新規参入が目立つ宿泊業界ですが、多田会長は「多くの施設で人材確保に難渋しており、中小の旅館ホテル事業者の廃業が相次ぐなど、業界を取り巻く環境の変化は座視できない」と危機感を露わにしました。大会では、「人に優しい地域の宿づくり賞」審査での厚生労働大臣表彰や永年勤続者に対する厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰などが行われ、国際観光サービスの品質向上を図るとする大会宣言と違法民泊の徹底排除やNHK受信料の見直しを求める大会決議を採択しました。ところで、大会式典とレセプションの合間に太宰府天満宮に行きましたが、参道は夥しい外国人観光客(9割方は中国、韓国と見ました)で埋まった状況で、正直、驚きました。帰りの太宰府駅からの西鉄太宰府線も三々五々に乗り込んできた多くの外国人で一杯になり、急速に進展する国際観光の流れを垣間見た心地がしました。

 

 国土交通省が発表した「観光白書2018」によるとリーマンショック後の世界的な景気拡大の中で、国際観光は8年連続の伸びを見せ13億2千万人(前年比6.7%増)と推定され、日本は2869万人(19.3%増)となりましたが、島根県は4.8万人で昨年に引き続き47都道府県中最下位でした。日本における17年の外国人旅行者消費総額は前年比17.8%増の4兆4161億円で、5年連続して過去最高を更新し、初めて4兆円を超えましたが、1人当たりの旅行支出は15万3921円(1.3%減)と微減になっています。訪日外国人は5年間で約2.8倍、訪日数が多いのは中国、韓国、台湾、香港で、全体の3分の2となる2129万人ですが、LCCの躍進を背景に航空運賃が安くなり、東アジア地域からの来訪も大きく伸びています。また、外国人の観光ルートにも変化が生じており、東京、箱根、富士山、京都、大阪など主要な観光地を巡る「ゴールデンルート」から、飛騨高山、白川郷などを巡る「サムライルート」や、SNSの口コミ情報を頼りに積極的に地方を訪れる外国人観光客が増えていると報告されています。島根県は出雲大社をはじめ、魅力的な観光資源があり、「山陰インバウンド機構」をはじめとする組織強化も進められていますから、今後の誘客増を期待するところです。 

 

 6月2日、松江市のホテルで自由民主党島根県支部連合会(会長:竹下亘衆議院議員)の第57回県連大会が開催され、県内59地域支部、24職域支部からの代議員、来賓など約350名が出席しました。福田正明幹事長は「昨年10月の衆議院総選挙は島根県から3人の当選者を出すことができ、今年の党大会では優秀党組織として最優秀の金賞を獲得した。」などと党情報告を行い、29年度の決算報告と30年の運動方針案が了承されました。竹下会長は「参議院の合区解消を選挙公約に掲げたが、憲法改正は見込めず、公選法の改正でご理解をいただきたい。」と述べ、憲法改正推進本部長の細田博之衆議院議員が自民党の憲法改正議論の概要を説明しました。大会では、平田支部の大坪真誓、加藤昇さんなど42人を優秀党員として、平田支部など10支部が優秀支部として会長表彰されました。県連大会終了後には島根政経文化パーティが開催され、会場を埋めた約900人の参加者に岸田文雄政務調査会長と梶山弘志地方創生担当大臣、溝口善兵衛島根県知事がゲストスピーチを行いました。また、パーティに先立って島根県、島根県市長会、島根県町村会の3団体から「参議院の合区解消」「地方創生の財源確保」「山陰道の整備促進」「過疎法の延長」「地域医療の確保」などについて、岸田政務調査会長と梶山大臣、島根県選出国会議員に対する陳情会合も行われました。