6月12日、第463回島根県議会6月定例会が開会し、本会議冒頭で大屋議長は、シンガポールで開催されているトランプ・金の米朝首脳会談に対する成果に期待を表明するとともに、4月の島根県西部で発生した地震被害の早期復旧や浜田、安来地域の日本遺産追加指定や7月1日から鳥取-出雲で運行が開始されるJR西日本の「あめつち」に言及しました。この日の本会議では、会期を7月6日までの25日間とした後、溝口善兵衛知事が上程議案の提案説明を行い、「島根県西部地方で発生した強い地震の復旧や観光対策に速やかなる対応を心がけた」として平成30年度一般会計補正予算など12件が上程されました。上程議案の内、旅館業法の改正に伴う条例改正と住宅宿泊事業法の施行に伴う民泊条例については、法の施行6月15日とされていることから即決され、賛成多数で可決しました。また、田中八洲男副議長の辞任に伴う副議長選挙が行われ、園山繁(自民党議員連盟)26票、白石恵子(民主県民クラブ)7票、大国陽介(共産党)2票、無効1票の結果となり、園山繁議員(自民党議員連盟)が第87代副議長に当選しました。
6月10日、「育てよう 希望の森を いのちの森を」をスローガンに第69回全国植樹祭ふくしま2018が開催され、全国の森林整備や森づくりにかかわる関係者約10,000人が参加しました。午前9時30分から南相馬市市原町雫地区の海岸防災林で行われた記念植樹には福島県内の学校、企業などで育てられたクロマツやアカマツ、スダジイなどの苗木20,000本が植えられました。福島県の太平洋沿岸に広がっていた白砂青松の海岸防災林は、2011年3月の東日本大震災による大津波で壊滅的な被害を受けましたが、現在、新たに防潮堤を含め200mにもおよぶ防災林が整備されつつあり、震災からの復興と新たないのちの育みを象徴する場所となっています。会場には終日、大会テーマソングである「福ある島」が流され、前日の30℃近い陽気から、台風の影響もあって一転、気温15℃の雨が降り続く中、午後1時35分から記念式典が始まりました。会場に天皇・皇后両陛下をお迎えした午後2時10分過ぎから小1時間ほど、雨が止んだのは奇跡的で、摩訶不思議としか言えません。天皇陛下がクロマツ、ケヤキ、スダジイの3種、皇后陛下がアカマツ、ヤマザクラ、ヤブツバキの3種を「お手植え」され、さらに、天皇陛下が津島マツ、飯豊スギを、皇后陛下がベニシダレ、マルバシャリンバイをそれぞれ「お手播き」されました。式典の前後には吹奏楽演奏や相馬馬追い、霊山太鼓などの披露、小学生による森づくりのメッセージ発表などがありました。第70回大会は愛知県県民の森で開催の予定で、昨年の富山県から引き継がれたエノキの苗と木製地球儀が内堀福島県知事から大村愛知県知事に渡されました。2020年には島根県で第71回大会の開催が予定されているだけに、雨対策や開催時期、開始時間などに検討を要すると感じました。
6月8日、島根県農業協同組合は漬物用として販売された「摘果メロン」のなかに登録されていない農薬が使用されていたため、自主回収すると発表しました。島根県では県西部を中心にメロン栽培が盛んですが、多くの場合、玉太りや見栄えを良くするため、茎1本に1個の果実だけを残して摘果していますが、摘果した果実を漬物用として販売したため、「摘果メロン」は農薬取締法に定められた農薬の適用作物分類で「メロン」ではなく「漬物用メロン」とされることになります。農薬取締法に定める使用基準には「メロン」に使用できる農薬と「漬物用メロン」に使用できる農薬の登録に差異があるため、摘果メロンを漬物用として販売するためには農薬の使用状況を確認する必要がありましたが、今回はこれが見落とされていました。平成15年の食品衛生法改正により「ポジティブリスト制度」が導入され、農薬の使用基準が大きく変更された当初はJAや関係機関による農薬の適正使用や残留防止等に対する農家への指導が徹底されていましたが、「美味しまね認証」などの取り組みが定着した現在では、こうした「ケアレスミス」は市場の信頼失墜に直結するだけに再発防止を徹底する必要があります。とりわけ、農薬取締法は改正が繰り返されていることもあり、現場で農家と直に接する農業普及員やJAの営農指導員の皆さんに適宜適切な情報提供をお願いしたいと思います。